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photo credit: Proust via photopin cc

フィリピンの教育制度が大きく変わろうとしていることをご存知でしょうか?

先日正式に導入が決まった、フィリピンの歴史上、最大級の教育改革法案をお伝えいたします。

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フィリピンが抱えていた教育制度の問題

フィリピンの教育は10年制です。小学校6年は同じですが、小学生を卒業するとすぐ4年間の高校生活が始まります。

中学と高校が一緒になっており、日本と比べて2年早く高校を卒業します。早く家族を養う働き手になるという点では良かったのですが、実はたくさんの問題がありました。

まずは学力の問題。2年間短い中学+高校の時間内に、周りの国々と同じレベルのカリキュラムを押し込もうとして、学習についてこれない生徒が大勢いました。

卒業後の働き口にも問題がありました。日本や他の外資系企業は18歳からしか雇用できないため、高校を卒業して日系企業で働こうとした学生たちは2年間ブランクが開いてしまうのです。

こんな課題を解決するために、フィリピン政府は「K to 12」という政策を打ち出しました。

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photo credit: Proust via photopin cc

政府の新政策「K to 12」とは?

「K to 12」の「12」とは12年制を指します。中学校3年間+高校3年間に切り替え、基礎教育期間を日本と同じ年数にする教育政策になります。

また、「K」はKindergarten(幼稚園)を指し、1年間の幼稚園教育もこれから全国で導入が開始されます。

子供たちの学力を向上させ、良き社会人になる基礎をつくるための政策が打ち出されたのです。

2016年全国展開開始!タイムリミットは残り3年

今年2013年1月31日にフィリピン教育省のホームページでこの「K to 12」の基礎教育改革法案が上院、下院を通過したことが発表されました。

後は大統領が署名すれば、正式な法律として制定され、全国での導入が開始されます。

法案で書かれた全国導入の開始は2016年から。残り3年でフィリピンの教育がガラッと変わります。

昨年から一部の学校では試験的に12年制が導入されているようですが、この流れは更に加速するでしょう。

e-Educationもこの改革を意識しながら、現地のパートナーと力を合わせて、フィリピンの教育開発に少しでも貢献できるよう頑張ります。


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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