1月にスタートしたトジョウエンジンですが、これまで多くの途上国を変えるアイデアを紹介してきました。今回は、紹介してきたアイデアを10個まとめてお届けします!

これまでの記事で見逃したものもあると思うので、1つ1つのアイデアを大切に知っていただければと思います。

1. 途上国の電気不足を解消! 重力で発光、充電できるランプ「GravityLight」

gravitylight

GravityLight」は、砂などを入れた袋をぶら下げるだけで発光するランプです。重力の力を利用して発電する仕組みで、途上国を明るく照らすソリューションになります。

9kgほどの材料(砂や土、石など)を詰めた袋を装置に取り付け、袋が徐々に下がることによって、約30分間の光が得られるというもの。重力の力だけで電気が生まれるなんて、途上国のみならず、先進国でも利用の余地が多くありそうですね。

2. きれいな水をつくり出すボール!? 太陽光とデザインの力で生まれた「Solarball」

solarball

地球のような丸形のデザインが特徴で、太陽光の力で水を浄化することが可能な「Solarball」。途上国の人でも使いやすいようなシンプルなデザインで、ボールの中に水を入れて、直射日光に当てておくだけで、1日3リットルの飲み水が手に入る仕組み。

3. 発展途上国10億人の生活が変わる!? 「Worldbike」という自転車に秘められた可能性

worldbike

輸送手段に悩む途上国に向けて登場した「Worldbike」という自転車です。「頑丈」「修理がしやすい」「低価格」の3点が大きな特徴。

2003年に立ち上がった「Wolrdbike」の活動は、キューバ、メキシコ、ルワンダ、セネガル、タイなどの国々の小規模開発プログラムで自転車開発のノウハウを提供しているとのこと。

4. コスメで世界中の女性を笑顔にする「Coffret Project」

coffretpj

コスメを用いて途上国支援をする一般社団法人Coffret Project(コフレ・プロジェクト)。

品質上の問題がなく、使用されなくなった化粧品を回収し、これまでにネパール、フィリピン、インドネシア、トルコなどに累計5千点を超える化粧品を提供してきました。

5. 途上国の家事の助けに! 電気不要のポータブル人力洗濯機「GiraDora」

GiraDora2

「GiraDora」は、途上国の人に向けて設計・開発された新しい洗濯機です。水と洗剤と衣類を入れて蓋を閉め、たまに足でこぐだけで、洗濯と脱水もできるという優れもの。

持ち運びできる上に、洗濯中はイスとしても使えるので、手が空いたらイスの上で休んだり、他の家事を行うこともできます!

6. “脚”を失うことで救える命がある! そう、風力地雷除去装置「Mine Kafon」の”脚”ならば

本体

世界にはまだ、7000万個も地雷があると言われる中、登場したのが竹とプラスチックをベースにした球体「Mine Kafon」です。

中央部にGPSチップを内蔵しており、そこから竹の”脚”が伸びて、風に乗り転がり始めると、コンピューターを通して現在地や軌跡などがわかる仕組み。

地雷のある地点を通過すると地面と接触していたMine Kafonの脚が爆発し、地雷をなくしていきます。

7. 世界中の女性支援に特化したクラウドファンディングサービス「Catapult」

catapult

世界中の女性たちの生活向上のためのプロジェクトを支援するクラウドファンディングサービス「Catapult」。その特徴は、目標支援額を達成した場合、手数料などがかからず、支援額すべてを受け取ることができること。

キュレーターには、ビル&メリンダ・ゲイツ財団やジョンソン&ジョンソン、そしてNGO・NPOなど多様な人が担当。非常に人気で現在140団体が待ち状態とのことです。

8. 途上国の起業家の未来を広げよう! あなたもできる途上国への融資「Kiva」

kivaorg

インターネットを通じて、途上国の起業家に対して融資できる仕組み「Kiva(スワヒリ語で絆や合意の意味)」。このマイクロファイナンスの仕組みを通じて、69ヶ国、約96万人の起業家に対して、約4億ドルほどの融資がされているそうです。

返済率は、99.03%という高さを誇り、今後もさらにマイクロファイナンスは期待されるでしょう。

9. 太陽光を持ち運び? ウガンダで活躍するコンパクトなソーラーパネル「Solar Stash」

SolarStash_Hand

アメリカのエンジニア2人組がつくった、何でも気軽に充電できるソーラーパネル「Solar Stash」。一言で言うと、USBデバイス(小型スピーカーや携帯電話、ラジオなど)を充電することができるコンパクトな太陽電池パネルです。

どれくらい充電できるのか一目で分かる付属アクセサリーが付いていて、5段階で充電具合を確認できます。現地NPOとも提携し、現地住民の自立支援を促しています。

10. 1箱たった1ドルの衛生ボックス! 2万人のインドの子どもたちを救う「Clean Box」

Masti Clean Box

「Masti Clean Box」は、衛生面に関して満足な教育を受けられずに様々な疾病におかされてしまうインドのストリートチルドレンに向けた衛生ボックスです。

衛生面を改善してくれる道具(イヤホン、爪切り、ハンドクリーム、くし、石けん)が入っています。さらには、個性あるキャラクターのイラストと一緒にひとつひとつの道具の使い方と重要性を学ぶこともできます!


以上、10個のグッドアイデアいかがでしたでしょうか。まだまだ途上国に希望とワクワクを与えるアイデアはたくさんあります。引き続き途上国にインパクトをもたらすアイデアを紹介していきますので、お楽しみに!

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