【絶景Q】No.006 世界最大のマングローブ群生地帯！バングラデシュの「シュンドルボン」

マングローブの森を見たことがありますか？

川や海の中に根を張り、風や波から自然を守るマングローブの森は野生動物にとっても大切な生息地域となっています。今回は世界最大の規模を誇るバングラデシュのマングローブ林「シュンドルボン」をご紹介しましょう。

幻の虎「ベンガルタイガー」も生息する神秘の森

バングラデシュの南西部に広がる「シュンドルボン」は隣国インドにもまたがる世界最大のマングローブ群生地帯。その面積は東京都の約3倍。森林の3分の1は水につかっており、河口付近では水位が2m近くも変化する独特の形態をもつ森です。

サイクロンなどの被害が少なく、様々な川から豊富な栄養分が運ばれてくることから、多くの野生動物が生息し、現在は260種類以上の動物の存在が確認されています。その中にはベンガルタイガー、イリエワニなど、絶滅の危機に瀕している動物もいます。

こうした希少動物の存在や、マングローブが作り出す特殊な生態系を保護するために、1997年世界遺産（自然遺産）に登録され、現在では人々が住むことを禁止し、自然を守るための様々な工夫がなされています。

ちなみに、私たちe-Educationが授業を提供している村の高校生たちに聞いてみたところ、シュンドルボンは「行ってみたい観光地Best3」にランクインしました。海外の旅行客のみならず、現地の人たちも魅了する絶景スポット。バングラデシュに行かれる機会があったら、ぜひご検討を！

(photo credit: amioascension via photopin cc)

次回の絶景Q〜ここはどこでしょう？〜

この「絶景Q」のコーナーでは、毎回途上国の素敵な景色をクイズ形式で紹介していきます。

第７問は、こちらの写真。有名な小説のキャラクターにもなった樹木、見覚えがありませんか？この素晴らしい絶景スポットは次の記事で紹介します。どうぞお楽しみに！

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