みなさんは、途上国で活躍する画期的プロダクト、アイデア、プロジェクト、NGO団体についての情報をどうやって発見しますか?トジョウエンジンはじめ、ウェブ上で文章と写真を主に用いて情報を発信しているこも最近では多く見られます。
では途上国で活躍するモノ、人、アイデアなど全てを動画、または1つのショートムービーで語り継がれる仕組みはどうでしょうか?
世界を変えていっている人たち(People driving change)だけを厳選してショートムービーにまとめて情報発信しているプロジェクト「What Took You So Long」をご紹介します。
短いのに、クオリティが高い
「What Took You So Long」のムービーは全て、プロが録画、編集を担当しており、ビデオの質はもちろん、中身も充実しています。3分から8分程度の短いビデオでうまく趣旨が固まっているところも注目ポイントです。
オリジナリティ溢れる3つのビデオをご紹介
『昨日のラクダミルク市場』
この動画に登場する女性たちは、ラクダ乳を売ることで毎日の生計を立てています。しかし、ある日突然その市場が他へ移ってしまうという自体が発生。
このビデオは政府に、そして今度開かれるラクダ会合でこの女性たちの声を届ける目的で作られました。
Yesterday at Jigjiga Camel Market from What Took You So Long? on Vimeo.
『One Stop Shop』
“One Stop Shop”は、子作り・ファミリープラニングの重要性とHIV/AIDSに関して、患者の目線に立って支援することの大切さを西ケニアで伝えています。
本ビデオではその対策として、患者との距離の縮め方や、限られた病院の施設をどう適切に使うかなどについて紹介。東アフリカの衛生事情が動画から目に見えて伝わってきます。
One Stop Shop from What Took You So Long? on Vimeo.
『モガディシュでのツイート』
紛争が絶えない東アフリカの国、ソマリア。
このムービーではソマリアの権力者がテクノロジーがもたらす可能性について熱く語っている様子がうかがえます。
ツイッターで大統領を選出するのかしないのか?テクノロジーがまねく驚きの一部始終が動画になっており、現在のところ一番の人気ムービーとなっています。
「What Took You So Long」はまだ始まったばかり
「What Took You So Long」チームリーダーのセブ・リンストロームはこう言います。
僕たちが今ここでやっていることは、その時起きたことと大きく関係しているんだ。僕たちはただ、彼ら彼女たちのストーリーを動画で広めているだけじゃない、そのストーリーはこれからも続いていくんだ!
これからも増え続けていくであろう途上国のイノベーションをショートムービーで伝えていくこのプロジェクト。こうして、これからも世界中の人々に途上国で今起きていることが伝わっていくことに期待します!
「What Took You So Long」のウェブサイト、Vimeoチャンネル、Youtubeチャンネルから簡単に彼ら彼女たちが今まで作り上げてきた動画を見ることができます。
全てクオリティ高きショートムービーになっていますので、是非ご覧になってみて下さい!

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