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豊かになるにつれて、つきまとう肥満という問題。

先進国でも問題となっていますが、インドネシアも例外ではないようです。今回は、インドネシア発のアイデア食器「HALVED」について紹介します。

コンセプトは、「食器を半分にし、食べる量も半分にする」

半分の皿に半分のコップ、半分のお椀。食べ過ぎるなら、皿を半分にすればいい。そんなコロンブスのたまご的な発想でつくられたのが、「HALVED」です。

これをつくったインドネシア人の方は、ダイエットに挑戦しようと、食べる量を減らそうとしていたときに、このアイデアを思いついたのだとか。

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思いついたら、行動は早い。現地の工場と話を取り付け、世界最大手のクラウドファンディングサイト「Kickstarter」で金銭的な支援を募ることにしたのです。

食事を通じて、先進国と途上国をつなぐ「Halfsies」と「TABLE FOR TWO」

アメリカでは、「Halfsies」と呼ばれる取り組みがあります。これは、お客さんにレストランで食べる量を減らしてもらう一方、飢えている人に食事を与え、廃棄も減らすというもの。

レストランに通う人が、「Halfsies」プログラムの半分の量の食事のセットを注文すると、そのお金の90%が飢餓の解決への寄付になり、残りの10%は、「Halfsies」の運営に使われるそう。

また、すでに有名ですが、「TABLE FOR TWO」も素晴らしい活動をしています。ヘルシーな食事をとることで、自動的に開発途上国の子どもへ学校給食をプレゼントできるプログラムを通じて、アフリカの子どもたちに給食を届けるというモデルです。

先進国で1食とるごとに開発途上国に1食が贈られるというシンプルであり、優れた仕組み。これは、今回の「HALVED」のアイデアにも通じるところがありそうです。

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前述のクラウドファンディングサイト上のキャンペーンでは、支援に応じて、皿やマグカップ、お椀を手に入れることができます。シンプルなアイデアで、社会問題に取り組する。「HALVED」のこれからに注目です。

[HALVED]


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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