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アフリカ大陸の中でも著しい成長を続ける南アフリカ。今回は、南アフリカの問題解決をはじめとする、注目のグッドアイデア13個をまとめて紹介します。

1. 天空から途上国の医療を救う「ソーラー飛行船」

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途上国で足りていない医療インフラ。これを解決するのが、太陽光によって充電し、ガソリンを使わず日夜飛行することができる、Solar Ship社の「ソーラー飛行船」です。

現在、3つの試作品を作成しているとのこと。写真の飛行船は、機体の重量が約500キロで、450キロ以上の荷物を積むことが可能で、2014年にはサービス提供するそうです。

2. グーグルからも表彰された水なしお風呂「ドライバス」

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水道を利用できない人は、アフリカに4億5000万人もいて、その内500万人は南アフリカだそうです。そのため、様々な病気が蔓延し、中でも最も被害の大きいトラコーマと呼ばれる感染症により、毎年800万人が永久失明になっています。

そこで、開発されたのが、水いらずのお風呂、「ドライバス」でした。未来のお風呂に注目です。

3. “無人航空機”で野生動物保護するWWFの不法ハンターの取り締まり策

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生物の多様性や野生生物の生息地を守る活動を世界規模で行なう国際NGO「WWF」が、Googleから500万ドルの支援を受け、協同で無人航空機を開発しました。これによって、空中から違法ハンターを撮影し人的な危険を伴わずに取り締まることが可能になるとのこと。

4. 南アフリカにある子どもたちを笑顔にするカラフルなコンテナ教室

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南アフリカの首都ケープタウンに、デザイン会社が建設したのは、輸送コンテナを再利用した学校でした。「地方や経済的に恵まれていない子どもにも勉強する場所を」という思いからつくられています。低コストなので、途上国に広まることが期待されます。

5. ゲイツ財団も支援するスラムの生活を変えるハイテク小屋「iShack」

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アフリカの都市人口の62%がスラムに住んでいると言われる中、「普通の小屋」の領域を超えた「iShack」というハイテク小屋が登場しました。ゲイツ財団も25万ドルの支援を行い、来年には「100個のiShackを作る」という目標を掲げています。

6. 南アフリカのサッカー少年のためのコンテナ製スポーツセンター

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こちらもコンテナを再利用したスポーツセンター。12メートルほど長さで、頑丈かつ屋根も風通しがよく、日光も防ぐこともでき機能的です。

ベンチも用意すれば、練習の合間に休んだり、試合の観戦なども可能になる便利さ。過去にワールドカップも開催された南アフリカらしい取り組みですね。

7. ヨハネスブルグの情報が詰まったオンラインタウン誌「Gummie(ガミー)」

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南アフリカの大都市ヨハネスブルグに関するオンライン情報誌「Gummie(ガミー)」は、ロシアから南アフリカに移り住んだ女性が立ち上げた、ヨハネスブルグは初となる都会的なオンラインマガジンです。

食や音楽、政治、芸術、ファッションなど、広範なカルチャーを丁寧に伝えることで、主にヨハネスブルグの現代文化の輪郭を伝えていこうとしている素晴らしいクオリティのメディアとなっています。

8. 南アフリカ発、太陽光を使ったポータブル電話充電器「eChaja」

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ケータイの普及などにより、いますぐ電気が使いたいというようなシチュエーションが増えてきたアフリカ。

太陽光発電を活用したポータブル電話充電器「eChaja」は、南アフリカとスワジランドで開発され、ソーラーパネルと電気変換機、そして6カ所の充電箇所がついているポータブルなものとなっています。

9. サムスンが南アフリカに建設した、インターネットを教えるコンテナ学校

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南アフリカのPhomolongという5,000人〜1万人ほどの規模の村で、出現したコンテナ学校は、なんとサムスンが手がけたもの。現在は、21名の生徒がインターネットを学んでいます。2015年までには250万人への授業提供を目指しているそうです。

10. スモールビジネスを支援する南アフリカのクラウドファンディングサイト「Startme」

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アフリカにもすでにいくつかクラウドファンディングが登場しています。その中の1つである「Startme」というサイトをご紹介。目標金額の半分に達すれば、集まった額に関してはプロジェクトの実行費につかうことができる仕組みで、すでに10〜30万円の規模のプロジェクトが成功しています。

11. スラム街の解決策となる一日で建設できる万能シェルター「Doug Sharp」

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スラム街の解決につながりそうな、1日で建設可能な万能シェルター「Doug Sharp」が南アフリカで登場しました。外見も中もとてもきれいで、途上国のニーズに合ったソリューションです。

12. 南アフリカ共和国出身の女優シャーリーズ・セロンとTOMSがコラボしたHIV啓発シューズ

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「One for One」モデルで知られているシューズブランド「TOMS(トムス)」。

「Charlize Theron Africa Outreach Project(CTAOP)」というNPO団体を2007年に立ち上げ、アフリカの若者のHIVやAIDSの予防や闘病をサポートしてきた、女優のシャーリーズ・セロンとコラボし、チャリティシューズを製作しました。もちろん1足売れることに1足が途上国の子どもたちに届けられます。

13. 南アフリカの音楽フェス「OppiKoppi festival」における無人機によるビール運び

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紹介するのは、テクノロジーの力でお祭りを盛り上げるアイデアです。5,000人以上が参加予定の野外音楽フェス「OppiKoppi festival」にて、スマホで注文し、無人機が運んでくれる仕組みです。

今回掲載した写真は、以前紹介した記事から引用しております。

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