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こんにちは!e-Educationでインドネシアを担当している坂井健です!

前回の記事では、インドネシアに来てから再びニーズ探しとして100人アンケートを始めたところまで書きました。今回の記事では、その100人アンケートから見えた、インドネシアという国の教育に関して綴ろうと思います。

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最高峰の大学でアンケート調査

e-Educationプロジェクトではおなじみとなった100人アンケート。その国で最高峰の大学に赴き、教育問題を探ろうというものです。バングラデシュやマニラ同様、まずはインドネシア大学に赴き100人を対象にアンケートを取りました。

学部や何年生かを書いてもらい、高校時代予備校に行っていたか、さらに予備校に行くためにかかった費用はいくらか、という質問に加えて、この国で一番有名な先生は誰か?という質問も入れました。

先週の記事の通り、自分の足と友人そしてFacebookの力を借りてアンケートを回収し、友人のカリスとアンケートの集計をしていると他の国と教育の事情が違うことに気がつきました。

「ここの国では予備校が強い力を持っていない!」

日本やバングラデシュとは違い、予備校に行かなくとも国の最高峰であるインドネシア大学に受かってしまうのです。

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全ての生徒が合格可能と答えた!

「あなたは高校時代に予備校に行っていましたか?」という質問にYESと答えたのは約60%でした。この数字だけ見ても、インドネシアでは塾というものが必須でないことがわかります。

それに加えて、「塾に行かなくてもインドネシア大学に受かることができますか?」という質問には、驚くことに全員がYESと答えました。

アンケートをとってわかったことは次の3点でした。

  1. インドネシア大学には予備校に行かなくても合格できる
  2. 高校が手厚いケアをしてくれるため、塾に行く必要があまりない
  3. 田舎の人はあまり教育に関心がなく、都心部の人が有名大学に進学する

この中でも1の予備校に行かなくてもインドネシア大学に合格できるということを知ったときはショックでした。

他国では、「良い大学に行くために塾に行く必要がある→塾は高い→貧困層は塾に通えないから良い大学に入れない」という教育問題の構造があったのですが、インドネシアには塾への強いニーズがありませんでした。

仮定していた教育問題が否定され、次は何をしようかと途方に暮れてしまいました。

西へ!東へ!新たなニーズを求めて

3月の出国直前、e-Educationでは大きなイベントがありました。そのイベントで出会った方が、インドネシアのスマトラ島西部にあるメダンに行かれるということで、メダンに連れて行ってもらいました。

何かニーズはないか、猫の手にもすがりたい気持ちの一心で、付いていきました。メダンでは、その方のご友人が大学を経営しているとのことで、どんなものか見学させていただきました。

そこで見たモノは僕をまたワクワクさせるモノでした。なぜなら今までとは全く違った角度から、e-Educationを提供できるかも知れない可能性を秘めていたからです。

寄り道〜インドネシアで誕生日〜

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メダンに行く2日前、7月13日は僕の23回目の誕生日でした。去年の今頃は、まさかインドネシアで誕生日を迎えるなど夢にも思っていませんでした。

日本に居る友達や先輩方からたくさんの祝福メールをいただいた中、僕はインドネシアにいる友達にも祝ってもらっていました。

「よし!今日はたけるの誕生日だから夜ご飯を食べに行こう!」

そこで入ったのは中華料理屋さん。みんなでワイワイ夜ご飯をつまみ、さんざん騒いだ後、いざお会計の時。

「たける!お誕生日おめでとう!ごちそうさまです!」

日本では誕生日の人はご飯をごちそうしてもらったり、プレゼントをもらったりと至れり尽くせりですが、インドネシアではプレゼントをもらう代わりに友達にご飯をごちそうするというお返しがあるそうです。

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日本と違うインドネシアの文化はまだまだあります。機会があればどんどん紹介しようと思います。

トジョウエンジンの読者様からもたくさん祝っていただきました。改めてありがとうございます。これからも頑張って参りますので応援の方よろしくお願いします。


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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