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ユリコさんと

みなさんこんにちは!ルワンダでイノベーションを起こす最初のステップとして、全ての高校生に公平な教育機会を提供するためにe-Educationプロジェクトを進めているドガです。

先週の記事では、僕が日本からルワンダまでの道のりで、考えに考え抜き、「今も重要だけれど、今後どうしていくかの方がもっと重要」という事に行き着いたことを話させて頂きました。

今週からはいよいよ、ルワンダでのe-Educationプロジェクトについて書き綴りたいと思います。

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ようやくルワンダに到着

夜の7時頃、日本から丸二日かけて、ルワンダ首都のキガリ国際空港に飛行機が着陸。席を立ち、そのまま空港内には入らず、飛行機を一回出て、空港内の滑走路に降りました。

これが、ルワンダに最初に足を踏み入れた瞬間です。

「おおおお!ついに、き、き、来てしまった・・・」

この一ヶ月弱でルワンダという未知の国への渡航がトントン拍子に決まり、ようやくその地に降り立つことができましたが、自分の中で気持ちは複雑でした。

外で少し止まって、大きく深呼吸をしていると、いきなりショットガンを持った警備員の人から「早く進め」と警告されました。初アフリカで吸った空気は重く、今までの生活を一変するかのように大きくリフレッシュされ、これからの生活を物語っているかのようでした。

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周りは全員黒人という環境で

空港に入り、入国審査を受けていた時のカウンターの人、そして周りは全員当たり前ですが黒人でした。慣れるまで、正直最初は怖かったです。

審査員の方が僕のパスポートを見てこう言いました。

「日本?僕も一回だけ行った事があるんだ。とても成長しているよね。また戻りたいよ。はいパスポート。Welcome to ルワンダ!」

満面の笑みで僕をすんなりと通してくれ、”黒人が怖い”という今まで僕が持っていた考えを一瞬で一新してくれました。

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経済成長率8%以上を誇る国

入国審査が無事に終わり、荷物を待っている時まず最初に目に飛び込んで来たのが、経済成長率8%以上を誇るルワンダならではポスター。

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ルワンダは、海外からの投資をとても優遇しています。そのため、このような「ルワンダでビジネスをする利点」が書かれた広告やポスターは良く見かけます。

ちなみにこのポスターでは、ルワンダで起業する18個のメリットが記されていて、「一枚の紙で、一日で、もうすぐオンラインでも簡単に起業できるようになります」などと書かれています。

日本の空港に入ると普通は、「ようこそ日本へ!」や「季節のある国日本!」などと歓迎的なフレーズを見ます。

でもルワンダは一味違います。上記のように空港から”いきなりビジネス始めませんか?”と言っているかのような宣伝をしているのです。

「WTA, Welcome To Africa.」

なるほど、僕はアフリカに来たんだ。そう感じたときでした。荷物を受け取り、外に出ようとするとなぜか警備員に止められました。

僕のスーツケースがはじけそうになっていたので、プラスチックのサランラップのようなものでぐるぐる巻きにされていました。実は、環境保護を最近になって重要視し始めたルワンダでは、プラスチックの持ち込みは無論、国内でも極力使用しないような制限がかかっています。

プラスチックを全部外して、やっとのことでゲートを出ることができました。

現地慣れしている心強いゆりこさん

e-Education代表のアツさんと副代表のカイトさん両方が以前から面識があった、ルワンダで現地の人と一緒にゲストハウスを作っている村上由利子さん(ゆりこさん)が空港では僕のことを迎えに来てくれていました。

日本人は僕だけだったので、案外簡単に会う事ができ、安堵しました。普段からかなり強気の僕ですが、やはり日本を発ち、初アフリカのルワンダに一人でやって来たためか、精神的に信用できる、それも日本人の方にお会いでき本当にホッとしました。

ゆりこさんと共に空港の外に出てまず最初に驚いたことがあります。それは、ゆりこさんが現地語のキニアルワンダ語でタクシーのドライバーと料金の交渉をしていたところです。

途上国自体は始めてではなかったので、タクシーの値段の事前交渉はそこまで驚かなかったです。しかし、やはり日本人の女性が、それもまだルワンダ滞在約1年で、ここまで現地の人と完璧なまでにコミュニケーションをとれていたことには頭が下がりました。

現地慣れと言うか、ルワンダがもはや「自分の場所」といったオーラが彼女には出ていました。

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新鮮な気持ちでいざスタート!

そしてタクシーに二人で乗り込み、今晩はゆりこさんの知り合いのご好意で泊めさせて頂く事になっていたお家へ直行しました。道中、ゆりこさんから、「ドガくん大丈夫、ボーっとして?」と言われました。

もちろんいつもなら、ガンガン思っていることを喋っていた事でしょう。しかし、自分が本当にルワンダに来た、という実感が湧かなかったのか、口を開けたまま窓の外を見ていました。

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今後自分が3ヶ月住むことになるであろう国。ゼロからの再スタートである僕の人生の最初のページをどうやって書き始めていくのか。

次からは、ルワンダで始動するe-Educationプロジェクトについてお話していきたいと思います。


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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