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photo credit: Ѕolo via photopin cc

トジョウエンジンで、毎日紹介している途上国や新興国のグッドアイデア。この記事では、毎日チェックできない方のために、10個のアイデアをまとめて紹介します。もしお気に入りのアイデアがあれば、ぜひ広めていただけたらと思います。

1. ルワンダ女性の悩みを解決? バナナ繊維を活用した低価格の生理用ナプキンが登場

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ルワンダをはじめ、途上国の保健、衛生事情は、特に女性に関してはまだまだ整っていません。そこで、社会的企業の「Sustainable Health Enterprises (S.H.E.)」は、バナナ繊維を利用し、低コストで生産できる生理用ナプキンを製作。

2009年の開始以来、5,000人以上のルワンダ人女性に職業訓練をし、生産を続けているなど、着実な成果をあげています。

2. 無人機が空からビールを運んできてくれる!? 南アフリカの音楽フェス「OppiKoppi festival」

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5,000人以上が参加する南アフリカのフェス「OppiKoppi」で登場したのは、マホを使って無料で隣国ナミビアの有名なビール「ウィントフックラガー」を注文できるというアイデア。ビールメーカーのプロモーションとしても注目ですね。

3. 世界中で水問題の認知度向上を! 世界児童基金(ユニセフ)が行う「Tap Project」のフェイスブックキャンペーン

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150以上の国と地域で子どものために活動する国連児童基金(ユニセフ)が、フェイスブックを活用したキャンペーンを実施しています。

このアプリでは、世界の水問題解決のための5ドル寄付ができ、アプリ上で蛇口を開いていくという仕組みです。決済はPayPalで、これまでに75万ドルが集まっています。これは、3000日分の水に相当するとのこと(5ドル寄付=200日と換算)。

4. 身の危険を全世界に発信し、人権保護の一助に! 国連も認証済みのブレスレット「The Natalia Project」

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命懸けで私たちに世界の紛争地域の現状を日々伝えてくれているジャーナリストや記者の命を守ってくれる時計が登場しました。GPS機能もついていて、国連認証も得ています。

5. 図書館が無いなら、クラウド上に作ればいい! 途上国の子どもたちに電子書籍を届けるNPO団体「Library For All」

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世界中で2.6億人もの子どもたちが、本へのアクセスがないということを解消するために立ち上がったのが、電子書籍をクラウドにおいて、世界中で読めるようにするNPO団体「Library For All」です。

「Unlocking knowledge(知識の解放)」を掲げ、デジタル図書館を通じて、世界中の子どもたちに本へアクセスできるように邁進し、出版社とも提携するなど、素晴らしい活動を行っています。

6. 途上国の未来を切り開く!テラモーターズが世界初の量産型スマートフォン搭載バイクを発表!

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日本で電動バイク販売トップシェアを誇るテラモーターズ株式会社が、世界で初めて販売可能なスマホ連動型電動バイクを発表しました。

途上国で急速に普及しているスマートフォンに着目し、バイクを専用スマホアプリと連動。未開拓な東南アジア各国のビッグデータ収集を通じて、さらなる市場の開拓をしていきます。

7. 村にスキルとコミュニティ感をもたらしたフィリピン・ダバオに架かる竹製の橋

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政府の決定が遅く、橋が必要なのに架けることができなかったダバオのとある地域。そこで、住民が立ち上がり建設。みんなが橋を造るスキルを得た上に、コミュニティ感が生まれたそうです。

8. 途上国女性支援のPR&募金を! 全米ベストセラー本から生まれた「HALF THE SKY PROJECT」をサポートするセシールのCSR活動

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全米で2010年にベストセラーとなった書籍「HALF THE SKY」に記された世界の不条理や不正義を伝えていくため、日本における社会貢献分野のキー・パーソンを発起人とした『HALF THE SKY PROJECT』と協働し、カタログ通販で有名な株式会社セシールがCSR活動を実施。

7月からオンラインショップ上に専用ページを開設し、広報とファンドレイジング活動を行うなど、精力的に活動しています。引き続き注目したCSR事例となりそうです。

9. インダストリアルデザイナーが製作した、折り畳めるポータブルランタン「Soul Cell」

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スウェーデンのデザイナーが、あらゆる人が「暗くなっても、様々な活動ができるように」という思いで、美術学士の卒業製作としてつくったランタン。ソーラーパネルも入っていて、日中は電力をチャージして、夜には十分な光量を保つことが可能なプロダクトです。

10. 気球を飛ばして新興国でもネット接続を! Googleの夢のような新プロジェクト「Loon」が世界を変える

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グーグルが今年発表した、気球でインターネット網を構築するという夢のような馬鹿げたプロジェクト「Loon」。自動運転カーやGoogle Glassなど、様々な実験的プロジェクトを抱える部門「Google X」が取り組んでいるとのことで、とても楽しみです。

今回掲載した写真は、以前紹介した記事から引用しております。

途上国の教育課題を若者の力で解決する

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