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実施校の様子

こんにちは。e-Educationミャンマー代表の小沼武彦です。前回の記事では、映像配信を行なったが、生徒の反応がまったくなかったことを綴りました。今回の記事では、生徒のモチベーションを上げる為に一策を練ったことと一時帰国迄のことをお伝えします。

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先生が実施校を訪問し、生徒のモチベーション向上へ

生徒の反応がなかったことに驚きを隠せなかった僕は、どのようにして生徒のモチベーションを上げたらいいか迷いました。その際に、ふと頭の中に思い浮かんだのが他国のプロジェクトで行なっていることでした。

「先生が直接学校を訪れ、生徒を鼓舞する」

これだ!この時偶然、英語の先生が出張で実施校のあるマンダレーに来ていました。先生に電話し、事情を説明すると、時間があるときに来校してもらえることになりました。

先生の都合上、講演が休日の土曜日になってしまいましたが、ほとんどの生徒が休むことなく、先生の話に耳を傾けていました。

この講演は、生徒以外にも効果がありました。実施校の先生方は、有名な英語講師のことを知っており、指導案アドバイスを直接受けていたからです。

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プロジェクトが自走するために

実はこの講演会を開いた数日後に、僕は日本に一時帰国する予定でした。そのため、映像コンテンツを学校側に受け渡し、担当者に活用法を教え、僕がいない間、自走するようにお願いしました。

これは実験的な試みでした。数日、活用法を教えたからといって、すんなりと学校のカリキュラムの一部に取り入れるのは相当難しいことです。もしかしたら、生徒や学校側が混乱してしまうかもしれません。

実際、もう一つの実施校である寺子屋では、僕がフルコミットできる11月から映像配信を行なってくれと頼まれている事例があります。

しかし、先方が早い時期から映像コンテンツを流したいと仰っていたので、混乱してしまうリスクがあることを話した上で、映像コンテンツを渡し、自走させてみることにしました。

早ければ良いってわけでもありませんが、彼らだけでどこまででき、どのような問題点があるか知るには絶好の機会でした。

そして、僕は実施校を後にし、活動拠点であるヤンゴンに戻りました。

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あっという間の半年間

「半年あっという間だったなぁ」

休学期間が終わりに近づくにつれ、帰国を視野に入れていた僕はこのように感じていました。

また同時に、 僕は、もやもやを抱えていていました。

「僕は半年走りまわったけれど、映像コンテンツを撮影し終えただけ。これで終わりにして良いのか?後任に任せるべきか?本当に自分のしたいことって?中途半端に終わりにしていいものだろうか…? 」

「いや駄目だ。よし、もう一年休学しよう」

そう決断し、親、大学側に事情を説明するために僕は一時帰国をすることに。ヤンゴンに戻ってきた後、お世話になった方々へお会いし、お礼をいいました。

「一時帰国しますが、今度ミャンマーに帰ってきた時も宜しくお願いします」

そうして、帰国する日になり、僕は日本に帰りました。


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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