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こんにちは!現在インドネシアで活動している坂井健です。

前回の記事では、インドネシアのマインドセットに興味を持っている会社をみつけ、その社長にプレゼンするためにプレゼンを練り込んだことについてお伝えしました。今回の記事では、実際にプレゼンを行い、どのような結果になったかを綴りたいと思います。

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WhatではなくWhyを伝えるプレゼンを

今回のプレゼンの要点は、次のようなところでした。

  • e-Educationの団体理念を共有すること
  • どうしてこのような活動をインドネシアでしているのか
  •  具体的に何を二人三脚でやっていくのか

今回のプレゼンで工夫した点はあえて「団体理念とどんな活動かの説明」に多くの時間を割いたことです。

資料作成中、共同代表のかいとさんからSimon Sinekの「優れたリーダーはどうやって行動を促すか」というTED動画を紹介していただきました。そこで彼が言っていた言葉を引用します。

人々は何をしているか(WHAT)に共感するのではなく、その理念(WHY)に共感し、行動するのだ

今回のプレゼンテーションでも、「e-Educationはどういう理念を持ち、その下でどういうことをやっていきたいか」ということを中心に話し、その延長線上としてDVDソリューションを考えているというようなプレゼンの構成にしました。

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プレゼンを終えたときの社長の反応

「君がたけるくんだね。よろしく」

待ち合わせ場所に現れた彼は少し雑談した後、僕に向かってこう言いました。

「さあ、早速聞かせてもらおうか」

練習通り全てのプレゼンを終えると、彼はe-Educationの理念にもの凄く共感を示してくれました。そして、一緒に協力したいと早々に申し出てくれました。

「そのDVDはインドネシアでとても必要だよ!まだまだ教育の質は日本に比べると低い。将来の子どもたちを育てるためには欠かせないよ」

その上でじゃあ何をするかというところで色々と詰めることとなり、色々な質問が飛んできました。

「スケジュールはどうするか?」
「他の授業はなぜ撮影しないか?」

質問攻めに遭う中、こんな質問も飛んできました。

「授業のスタッフを雇うお金はどうするか」

交渉の要である「スタッフの人件費」

この質問を聞いたときギクッとしました。実は今回の交渉の要は、ここのスタッフの人件費でした。

バングラデシュでは税所篤快とマヒンが、マニラでもプロジェクトマネージャーのアキが生徒のサポートをしたように、映像授業を提供するには生徒をサポートするスタッフが不可欠です。

プロジェクトを最終的には自力で走らせるために、そのスタッフはインドネシア現地の人にやってもらいたかったので、彼らにスタッフを出してもらうよう頼みました。

スタッフの人件費に関してはe-Educationではなく、相手側が人件費を持つと言うことで少し交渉になりました。しかし、e-Educationを取り入れることで生じるメリットなどを提示し、スタッフの人件費は相手方が持ってくれることになりました。

実際に一緒にやっていくため、先生の選定や撮影科目の決定など具体的なことを決定していくこと。それが、これからの課題になっていくのでした。

日付を見ると帰国まであと1ヶ月。ああ、もうこんなに時が経ったんだ。1年中暑いインドネシア。もうすぐ雨期になろうとしているインドネシアの空はまだ明るかったのでした。

寄り道〜インドネシアの国技〜

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「たけるー!バドミントンやりに行こうよ!」

そう声をかけてくれたのは一緒の宿に泊まっているファンブローリという青年。

「え、昨日もやったじゃん。今日もバドミントンやるの?」
「もちろんだよ!たけるはバドミントンが嫌いなの?」
「そうじゃないんだけど・・・。」
「よし、じゃあ行こう!」

インドネシアの国技はバドミントンです。ほぼ全ての人がバドミントンのラケットをもっていて、すぐ近くにはバドミントン専用の体育館がいくつもあるほどインドネシアでは人気のスポーツです。

日本ではあまりやる機会のないバドミントンですが、インドネシアではみんなが遊べるスポーツとして国技になっています。


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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