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みなさん、こんにちは。e-Educationミャンマー代表の小沼です。前回の記事では、英語の先生に起こったアクシデント、新しい出会い、そして実施校で起こった予想外の事態などを綴らさせていただきました。

今回の記事では、学生が学校に登校していない理由、それに対処するために先生たちと協議したことを中心に綴りたいと思います。

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学生が学校に来ていない理由とは…

ほとんどの受験生が学校に来ていないという予想外の事態。先生になぜ学生が来ていないのか理由を聞くと、ミャンマーならではの教育事情がわかったのです。理由は、シンプルでした。

「もう学校に登校しなくていいから」

学校の先生によると、僧院に通っている大多数の学生は、10月頃に行われる入試のアドミッション手続きなどを終えると登校しなくなるそうです。いつもお世話になっている予備校の先生によれば、公立学校でも同じとのことでした。

入試は3月に行われるですが、それまで自主学習状況になるそうで、学生はほぼ全員、予備校に通い詰めます。9月からe-Educationコンテンツを提供していた予備校に通えない受験生は、入試直前の今だけ、どうにか費用を捻出して予備校に通っていました。

予備校に通わないと合格できないという脅迫観念が存在していると化学の先生が仰っていました。先生の質は、月謝によって変わるそうで 、月謝が極端に安いと、その分、質が落ちるそうです。

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授業を受けたい学生はいた!

上記のことに気づいている学生も数名おり、時折時間があるときは、学校に登校に来て、DVD授業を受けていました。さらに予備校に通っている学生の中には、家でDVD授業を受けたいと希望する学生もいましたが、ここで問題が起きてしまいました。

僕たちe-Educationは、誰でもいつでも無料で質の高い教育を受けられるようDVDを無償提供しており、DVDをコピーして学生が自宅学習をすることを容認しています。しかし、先生たちは、DVDを転売する人がいるということで、学生にはDVDを配布していませんでした。

僕がこの点を明確に事前に連絡していなかったため、行き違いが発生してしまいました。行き違いを解決するため、すぐに学校に向かい、先生とランチを食べながら細かいところを一点ずつ話しあってきました。

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先生とランチしたときの一枚

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ココナッツヌードル

ヤンゴンに戻り、ミーティング

その後、先週紹介したDwightさんの知人とヤンゴンでミーティング等があるため、ヤンゴンに戻りました。Dwightさんの知人は、ミャンマーで元No.1学校のディレクターをしており、e-Educationに深く関心を抱いていることをDwightさんから聞いていました。

「素敵な方だったDwightさんの紹介する方だから、素敵な方に違いない!」

プレゼン資料を作りながら、期待とワクワクをとめられませんでした。話を聞く限り、共通の教育の問題意識を抱いているため、ピョーに続き大切なパートナーになるかもしれない。もし、これで見つからなかったら…。

以前パートナーだったピョーがアメリカ留学してしまい、現在一人で行動していて不安を抱えている僕は、不安と期待を抱きながら眠りにつきました。

来週は彼とのミーティング内容、コラボの可能性などをご紹介したいと思います。引き続きよろしくお願い致します!


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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