C-MAX-Solar-Energi

C-MAX Solar Energi / Photo:cleantechnica.com

先日まで開催され、盛り上がりを見せたアメリカで開催中のコンシューマー電子機器の見本市「CES2014」。

グローバルの上位10社の自動車メーカーの中、9社が今回のCESに参加し、自動車技術を披露したことでも話題となりました。

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例えば、グーグルは「Android」での成功経験を生かし、自動車メーカーや電気ハードウェアメーカーと「Open Automotive Alliance」を結成したことも注目でしたし、自動車のスマート化は、近い将来に不可避なトレンドになることでしょう。

エネルギー効率の良いハイブリッドカー

CESで披露された自動車で、個人的に最も面白く思ったのは、フォードが発表した新コンセプト自動車「C-MAX Solar Energi」でした。

このコンセプトカーはガソリンと太陽光のハイブリッドカーで、その特徴は太陽光を電力に転化できるバッテリーを、車両の上に並べて、更に小さな虫眼鏡に似た装置で、転化の効率を上げることが可能になるということ。

このような仕組みでフールチャージされた車は、最大620マイルを走ることができます。また、そのうちの21マイル(約32km)は完全に太陽電池でエネルギーを供給できるそうです。

太陽光で走行する距離は、トータルに占める比率はまだ低いですが、途上国市場、石油供給が不安定な市場(例えば日本)に大きなインパクトをもたらすことも考えられます。

将来的には経済的に優しい自動車に

初期の製造コストが高くつきそうで、途上国での個人利用はまだ遠いですが、タクシーや物流等、車両利用率が高い法人顧客から普及する手があるかもしれません。

さらには、グーグルが目指す車載スマート装置で、UBERのような利用促進(空車運転を減らす)の仕組みを搭載すれば、経済的にも良さそうです。

以下にあるのは「C-MAX Solar Energi」に関する動画です。ぜひご覧になってみてください。

[Mashable / CES2014 / The Verge / Uber]


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