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夕日がとても綺麗でした

みなさん、こんにちは!

e-Education Projectマニラ担当の磯部香里です。フィリピンの首都マニラで暮らす貧しい高校生たちに「最高の授業」を届ける活動をしています。

前回の記事では、フィリピンのもう1つのe-Educationプロジェクト実施地である「ミンダナオ」の視察に行った際に私が学んだことについて書かせていただきました。

今回は、ミンダナオ視察で得た学びを活かし、私がマニラプロジェクトで目指して行く3つの目標についてお話したいと思います。

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1. 最高の授業を作る

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昨年、国内一のフィリピン大学合格率を誇るフィリピン・サイエンス・ハイスクールの先生に協力をしてもらい、数学、物理、生物、化学の4科目におけるフィリピン大学受験用の授業を撮影しました。

マニラでも有名なフィリピン・サイエンス・ハイスクールの先生の授業は生徒に大好評!

しかし、実施していくにつれ、技術的な面をはじめいくつか改善すべき点がみられました。

  1. 車やクーラーの音などの雑音が入っている
  2. 1つの授業が1時間と長く、生徒の集中力が続かない
  3. 英語が苦手な子が多く、英語の試験対策も必要

これらの問題点をふまえ、以下のような条件で、再度授業の撮り直しを行うことにしました。

  1. 撮影場所選びにはこだわり、車など周りの音が入らないように。また声をしっかりと聞き取れるようにするよう、マイクを使って撮影を行う。
  2. 1つの授業を人間の集中力が続くといわれている15分〜20分程度の授業にし、生徒の集中力を切らさないようにする。
  3. 公立の高校では英語が苦手な子が多いため、英語の試験に対応した授業を追加する。

以上の3点に焦点をあて、技術的なクオリティもしっかりと担保し、先生方の「最高の授業」を作り上げていきます!

2. 実施校の拡大を目指す

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昨年は、マニラ首都圏のケソン市にある4つの公立高校で、約80人の生徒に大学受験のための授業を実施しました。

実際に、昨年e-Educationの授業を受けた生徒から、

「e-Eduactionは本当に役に立ったよ」
「私たちだけではなく、更に多くのフィリピンの高校生に届けてほしい」

などの意見をいただきました。

マニラにはまだまだたくさんの公立高校があり、設備や教師の数など十分に整っていないところがたくさんあります。

そして、e-Educationのコンテンツを必要としている生徒がたくさんいます。

「なるべく多くの生徒達に最高の授業を提供したい!」

この強い想いをもとに、今年はさらに多くの子ども達に映像授業を提供できるよう、実施校のさらなる拡大を目指します。

最高のチームをつくる

これからプロジェクトの拡大、実施を進めていくには、更に多くの仲間が必要です。

現時点ではパトリックとアルビンが中心に活動をしていますが、今後はフィリピン大学や、フィリピンの私立大学トップのアテネオ大学の学生などと一緒に「最高のチーム」を作り、プロジェクトを進めていく予定です。

たとえ私が日本へ戻ったとしても、プロジェクトは進めていかなければいけません。

授業を確実に届けるために「最高のチーム」を作り、現地のメンバーだけでもしっかりとプロジェクトを進めていく、自走のできる組織を目指します。

ミンダナオプロジェクトの視察をおえて

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ミンダナオプロジェクト視察途中での一枚!

ミンダナオへ視察へ行ったのが、私がマニラへ来てから約1ヶ月後のことでした。

正直、それまでマニラプロジェクトをどのように進めていったら良いのか、いまいちイメージができないでいました。

しかし、今回建明さん率いるミンダナオプロジェクトをみてプロジェクトのあり方、進め方、現地の人との関わり方など、多くの学びを得ることができ、自分の中でプロジェクトのイメージがだんだんと明確になりました。

仲間の存在の大きさ

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e-Educationフィリピン代表2人!

そして何より、同じ仲間が頑張っている姿を間近でみることができ、大きな刺激を受けました。

「建明さんが頑張っているのだから、私も負けずに頑張ろう!」

たくさんの学びがあったミンダナオ視察を終えて、意気揚々とマニラへ戻ったのでした。


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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