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皆さんの中で、TOMSの「One For One」モデルをご存知の方は多いかと思います。

靴が1足購入されるごとに、途上国の子どもたちに靴一足を寄付するというこの仕組み。今回は、この「One For One」の仕組みを家でも実現しようとする取り組みをご紹介します。

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家1戸につき2900ドルを寄付

One For Oneモデルの家を始めたのは、“World Housing”というバンクーバーに拠点を置く不動産会社。

World Housingは土地開発業者とパートナーシップを結び、家一戸が売れるごとに2900ドル(約29万円)を途上国で家1戸を建設する資金としてWorld Housingに寄付してもらいます。

その代り、開発業者はWorld HousingからOne For Oneモデルの家であるという証明を得ることができるのです。

途上国での住居の建設、メンテナンスは現地のNGOが担当。World Housingは現在メキシコ、フィリピン、カンボジアの3か国での活動を予定しており、カンボジアの首都プノンペンではすでに53戸の建設を終えました。

住居は現地でスラムに住む人々に向けて貸し出されます。

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2020年までに3万人に家を届ける

肝心の家は、1戸12平米でそれぞれが独立しており、風通しがよく、カギ付きのドアと窓、洪水や害虫から逃れるため高床式の設計に加えて緊急時には輸送することも可能。それぞれの家には雨水の貯蔵タンクやコンセントもついています。

World Housingは現在までに2つの工場をオープンし、1か月に40戸のペースで家を建設しています。2020年までに、3万人に家を届けることを目標だということです。

始まったばかりのWorld Housingの挑戦が、TOMSのように広く受け入れられることができるのか、注目していきましょう。World Housingの取り組みを紹介した下の動画も、ぜひ合わせてご覧ください。

[Fast Company / HUFFPOST]


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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