Credo4 youth innovation

皆さん、こんにちは!e-Education Project共同代表の三輪です。

この「代表コラム」では、e-Education Projectのメンバー全員が日々心がけている5つのこだわり(=クレド)について紹介しており、前回は、DVDを作る上でのこだわりについてご紹介しました。

今回は、私たちが「若者」を中心にしたプロジェクトにこだわる理由についてご紹介します。

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【私たちの5つのクレド(※クレドとは?)】
(1)Chance Maker
(2)Hyper Local
(3)Contents Owner
(4)Youth Innovation←今ここ!
(5)Best Partner

イノベーションを起こす3つのカギ

若者、バカ者、よそ者

イノベーションについて調べたことがある人なら、誰もが一度は見るであろうこの言葉。私たちe-Education Projectの活動は、途上国の人たちから「イノベーション」と呼ばれることがしばしばありますが、確かにこの3つの要素が入っているなと感じます。

まず、途上国の人たちにとって私たち(日本人)はよそ者です。外にいるからこそ見えるものがあり、DVD教育のように私たちに当たり前のことが、途上国では革新的な教育課題解決の手段になることもあります。

また、バカ者という点も納得です。途上国で新しいことに挑戦するには「とりあえずやってみよう!」という勇気が必要です。不安に負けず、もしくは不安を気にせずトライしてみる楽観さが大切なのです。

そして「若者」。これが今回の本題です。

若者という専門家

本題に入る前にちょっとしたお話を。

突然ですが、ある分野のスペシャリスト、言うなれば専門家になるために必要な時間をご存知でしょうか?

答えは10,000時間。毎日10時間打ち込んだとしても3年ほどかかるような膨大な時間です。

社会人の方で、これから何か新しい専門性を身につけようとしたら、毎日3時間努力しても10年近い年月がかかります。考えるだけで、気が遠くなりそうですね。

しかし、意外と身近に10,000時間の努力は存在します。例えば「勉強」や「部活」。小学校から高校までに費やした時間を合算するだけで、両方とも専門家の域です。

他にもあります。「ゲーム」のような趣味も立派な専門性であり、TED動画でも『世界を救い得る力』として紹介されたほどでした。

大人ではなく、子どもや若者だからこそ持っている専門性もあるのです。

若者「だからこそ」できること

それでは本題です。

若者だからこそできること、もっと具体的に言えば、大学生だからこそできることは何でしょうか?3つほど例を挙げてみましょう。

【1】DVDやインターネットを活用した映像教育

先ほど紹介したゲーム同様、DVDを使って勉強する方法も、今の若者ならではの学習方法です。最近ではオンラインを通じて無料で学ぶことも出来るようになり、どんな場所で暮らしていても簡単に映像教育の専門性を身につけることが出来るようになりました。

【2】高校生や子どものことがよく分かる

今の高校生の気持ちを、果たして大人はどこまで理解することができるでしょうか?学校のカリキュラムも変わっていますし、趣味や流行は驚くほど変わっているはず。これに対して大学生は、少し過去を思い返すだけで良く、高校生に寄り添うことができます。

【3】一歩を踏み出すフットワークの軽さ

「今から100人にインタビューを取ってみよう!」

バングラデシュでプロジェクトを立ち上げた時、考えるよりも先に行動しました。「分からないなら足を動かす」という方法は、やはり大学生ならではの方法だったと思います。失敗を恐れずにどんどん挑戦しているフットワークの軽さが若者の武器です。

Credo4 youth innovation01

以上、代表例を3つ紹介しましたが、ご覧の通り、若者「でも」出来る国際協力ではなく、若者「だからこそ」できる新しい国際協力がきっとあるはずです。

“Youth Innovation”を起こそう!

私たちは、若者の力で、途上国に新しい風を起こしていきます。

【次回予告】プロジェクトを進める時に一番大切なこととは?

いかがでしょう?私たちが「若者の力」にこだわる理由が分かりましたでしょうか?

次回は、最後のクレド“Best Partner”について。プロジェクトを進める時に、一番大切にしていることについてご紹介します。

また、この「代表コラム」のコーナーでは、読者の皆さんからの質問やご意見もお待ちしております。もし私たちe-Education Projectの活動にご興味ある方はぜひSNSでコメントいただければ幸いです。

ではでは、また来週!


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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