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日本では今は季節外れのお正月。

以前にも世界のお正月についてご紹介しましたが、スリランカのお正月を実際に体験してきました。スリランカでは4月中旬にお正月があり、日本とは全く異なる新年の迎え方をするのです。

今回は私が訪れたネランジェラー(Neranjela)さんの家での一日をご紹介したいと思います!

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占いで決めちゃう!?

新年を迎える時間は実は毎年同じというわけではありません。

なんと占い(ホロスコープ)によって決められ、国民に知らされるのです。新年が始まる時間だけではなく、1日の行動が占いで決められており国民全体が同時に同じことをします。

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カレンダー(新聞の折り込みの中に入っていたりします)

今年は4月14日の午前1時13分に新年の時間が始まります。そこから午前7時37分までは、物事をすると良くないとされています。

そのほか、最初にかまどに火を入れる時間や願い事をする時間、髪の毛を洗う時間など細かく決められているのです。

ネランジェラーさんの家に到着!

まずはスリランカ式の歓迎を受けます。

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水が入ったグラスに手を添える

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お正月のごちそう

11時16分、ご飯を食べます。

左から、市販のクッキー、キャウン2種類(とても甘い)、上の緑色のものがムンキャウン(甘い)、花形のお菓子がコキス(サクサクしていてポテトチップスのよう)、右上がカシューナッツカレー、白いものがキリバットというあまじょっぱいご飯です。どの家庭でもこの料理は絶対に食卓にあがります。

お寺へお参り

食事が終わったら家族でお寺へお参りに出かけます。国民の多くが仏教徒のスリランカでは、あちこちにお寺が建っています。

お寺の前をバスで通り過ぎる時もひょこっとお尻をあげて手を合わせている姿からは、熱心さが伝わってきます。

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花を添えているところ

親戚まわり

お寺でのお参りの後は、近所に住む親戚の家を訪問します。スリランカではまだまだ親戚同士が近所に住んでいることが多いので、みんなで集まってダンスや歌などとても盛り上がります。

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テレビでも生中継

テレビ番組の一部では、毎年お正月の様子が紹介されています。様々な儀式が行われるのですが、その中には美人コンテストまであり、初めから終わりまで放送されています。

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延々と流し続けます(笑)

まるで日本の年末!

日本の年末と言えば年末のまとめ買いで町はとても賑わいますが、スリランカでも新年には洋服をプレゼントする風習があるため、街中の洋服店は大混雑でした。

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全く動けません…

町中で運動会!?

地区ごとに運動会まで開催され、マラソンや自転車競走、ほかにもスリランカならではの競技が盛りだくさんです。

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マラソンの様子。友達がバイクで並走します

その国の文化を堪能できるお正月。世界のお正月めぐりもまた面白いかもしれませんね!


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