皆さんは、雨乞いと聞いて何を思い浮かべるでしょう?
日本では山野に火を放つという伝統的な儀式がありますが、世界各国には独特の儀式があります。
今回ご紹介するのはメキシコのユニークな雨乞い方法。1000年の歴史を誇る「ボラドーレスの儀式」です。
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文化遺産にも登録された雨乞いの儀式
メキシコに古くから伝わる「ボラドーレスの儀式」。1000年以上から続く雨乞いの儀式は今もまだ各地に根付いており、2009年に無形文化遺産にも登録されました。
ユニークなのは儀式の方法です。4〜5人の男性が民族衣装を身に纏い、高さ30メートルを超える棒を上っていきます。柱の先端にはロープが置かれており、それを体に巻き付けると、儀式が本格的に始まります。
ある者は笛を吹き、またあるものは太鼓を叩き、その音に合わせて柱から逆さまになって飛び立ちます。ぐるぐると遊園地のアトラクションのように回りながら降りてきますが、その高さにはビックリです。
そして十数回ほど回転するとようやく地面が。自分の足で地面を掴み、儀式は終わりを迎えます。
以上の儀式は映像でも確認できます。Youtubeでもいくつか動画が公開されていましたので、ぜひその目でご確認ください!
[Danza de los Voladores at Teotihuacan, Mexico – YouTube]
[via. NHK世界遺産]
[photo credit: davidgordillo via photopin cc]
次回のお祭りQ〜これはどの国のイベントでしょう?〜
この「お祭りQ」のコーナーでは、毎回途上国の素敵な景色をクイズ形式で紹介していきます。
川の向こう側に見える煙は何でしょうか?このお祭りは次の記事で紹介します。どうぞお楽しみに!
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