積読してると著者からリマインドが来る「スマートしおり」、ブラジルで登場

積読癖のある人には効果的なキャンペーンかもしれません。

ブラジルのPenguin-Companhiaが実施した「Tweet For a Read」は特別なしおりを使用することで、長い間、本を開いていない読者にツイッターを使ってリマインドしてくれるキャンペーンです。

ライターから直接リマインドツイートが

インターネットが発達した今日この頃、ライターにとって読者の注意を長時間引き付けるのはなかなか難しいもの。中にはスマートフォンやネットの誘惑に負けて、本棚には3章までで読み捨てられた本がたくさん…なんていう方も多いのかもしれません。

ブラジルに拠点を置く出版社のPenguin-Companhiaによって企画された「Tweet For a Read」は、明るさセンサーとタイマーそしてwifi付きの小型コンピューターが埋め込まれた特殊な「しおり」を制作。

明るさセンサーで本が閉じられたタイミングを検知し、タイマーがどれだけの時間その本が読まれていないかをカウントします。

もし本が1週間以上開かれていない場合には、ライター本人のアカウントから読者のもとに自動でリマインドツイートが送信される仕組み。ちなみにそれぞれのリマインドツイートとはそのライターの文章スタイルや本のフレーズを含んだものだそうです。

キャンペーンの様子はこちらの動画をご覧ください。

キャンペーンはSNSによって注意がそれてしまいがちな人に向けて、そのSNSのプラットフォームを使って「少しはネットから離れて、代わりに本でも読みましょう」ということを伝えている点で非常にユニークなもの。

またライターにとってもツイートを通じて間接的に自分の本がどれほど読まれていないのかを知るきっかけとなるのは有益なことかもしれません。

何かとひとつのことに集中するのが難しい時代、みなさんが出版社だとしたらどうやって読者の注意をひきつけますか？

[Springwise.com]