Photo: Globeimages
皆さんこんにちは。ルワンダでe-Education Projectを進めているドガです。
前回の記事では、アメリカ・テキサスで行なわれるDELLの国際コンペに僕が一人で挑むことになった経緯、について話させて頂きました。
今回は、テキサス・オースティンに到着し、国際コンペ決勝に向けて準備を進めたことについてお話しさせてください。
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いざ、決戦の地へ
僕は成田空港を一人で飛び立ち、テキサス州のダラスを経由してDELL本社のあるオースティンに向かいます。ダラス・フォートワース国際空港は世界で3番目に忙しい空港と言われてるほど大きなハブ空港。ですが、ダルビッシュのレプリカジャージーを買おうか迷ってる暇はありません。
そう、決勝プレゼンは明後日に迫っていたのです。ファイナリスト4組のうち2組はアメリカから。他は僕の日本からと、インドからでした。
「まぁインドから来たやつに比べれば、俺の旅なんてたいしたもんじゃないな・・・」
そう言い聞かせながら決勝大会用のパワーポイントをサクサク作っていました。本当は日本で完成させるべきだったのですが、そこはコンペ。3日前にようやくピッチ内容(15分プレゼン15分質疑応答)が教えられたのです。
さらに、アツさんとの話し合いや、国内メンバーのちょうど忙しい時期が重なり、十分な打ち合わせができずに日本を発っていたのです。僕なんてルワンダから日本に帰って来て6日後にはそこからテキサスへ行きました。総移動距離約2万キロの長旅です!
まさかのチケットがファーストクラスだった件(ただの救い)
Welcome to America
お昼過ぎに決戦の地、テキサスへ到着。空港からタクシーでとりあえずホテルまで向かい、明日の朝に備えました。
アメリカは過去数回訪れたことがありましたが、テキサスは初めて。とりあえずホテルに着いてシャワーを浴び、早速パワポ作りに入ります。
夜ご飯はホテルの中のレストランでとりました。しかし、ここ1週間の疲労と移動がどっと体にのしかかったかのか、頼んだタコライスが全く口に入らない、体が受け付けません。結局一口も食べないまま、僕はお会計をお願いしました。ちなみに当時の僕のBMIは平均を超えた肥満体型。
ウェイター:「お口に合いませんでしたか?」
ドガ:「いえ、ちょっと気分が悪くて。食べれなくて・・すいません残しちゃって。おいくらですか?」
ウェイター:「少々お待ちを」
〜3分後〜
ウェイター:「お待たせして申し訳ありません。お代は結構です。お部屋にお水か何かお持ちしましょうか?」
何という紳士的対応!思わず涙が出そうになりました。これがアメリカン・ビッグ・シンキング、いや、というよりはテキサスシンキングなのか・・・とか考えながら僕はノコノコと自分の部屋に帰りました。
一人孤独にホテルの部屋で資料作り
仲間の期待を一身に背負って
さすがにもう歩くのもキツかったので、少し仮眠をとりました。しかし、翌朝7時までに決勝プレゼンで使う資料を送らなければいけません。徹夜モードでなければいけないほど時間との戦いになっていました。
しかし、そんな時に大きな原動力となったのは責任感と期待感。
僕は、ルワンダにいる時から本コンペに一から関わってきました。ガザのプロジェクトをテキサスでピッチするのになぜかルワンダのデザイナーと資料作りに励んだり(笑)、日本とSkypeで繋いでビデオを収録したり。思えばここまでかなり異様なスタイルでのコンペへの取り組みとなっていました。
関わってきた全ての人の期待を背負って、そして何といっても、
「ここまできたら負けるわけにはいかない!」
そんなハングリー精神が僕を呼び起こしました。
「立て!立つんだドガー!!」
午前4時、起床。コーヒー片手に一番眠くなる(最後に後回しにしてたのがいけないのですが笑)予算表とファンドレイズのスライドを完成させます。審査員はビジネスのプロたち。曖昧なポイントには躊躇なく突っ込んでくる、というのは国内担当で昨年同コンペを経験したユイカさんのお言葉。
日本との最終確認を終え、午前6時半、ファイナルプレゼン用パワポ完成。
しかし、キツいのはこれから。ほとんど寝てない僕は、決勝プレゼン前日のDELL本社での”エキサイティング”なオリエンテーションがただの地獄と化すのでした・・・
続きはまた来週。
どうもありがとうございました!
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