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「ファッションで世界を変える!」という目標を掲げ、開発コンサルタントからチャリティー専門ファッションブランド立ち上げへ至ったJAMMINのCOO高橋佳吾さん。

先日のインタビュー記事に続き、JAMMINの目指す今後の展望についてお話伺いました。

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ほかのチャリティーブランドとJAMMINが一線を引くのは「ファッションとして着られる」「NGO/NPOとのコミュニケーション」

ーーJAMMINが、ほかのチャリティブランドと違うところはどこですか?

チャリティーブランドって他にあまりないんですが、意識していることが大きく分けて2つあります。

1つは、デザインのみの直球勝負にせず、団体のストーリーやビジョンをモチーフに、ファッションとしても着られることを意識しています。「save the earth!」みたいなのは基本やらないですね。

職員の方は喜んでくれると思いますが、今まで興味や関心がなかった人からするとそれは少し“重く”なってしまうので、NPO/NGOのファンの裾野を広げるという意味で、その辺りはかなり意識しています。

2つ目は、NGO/NPOの方々と頻繁にコミュニケーションをとっていることです。

極端な話をすると、JAMMINが勝手にデザインして寄付する、というやり方もあると思いますが、私たちはそうしていません。

具体的に言うと、NGO/NPOのHPの問い合わせフォームからコラボの提案をして、直接会いに行ける時は顔を突き合わせて打合せをしています。そして活動の詳細についてヒアリングした上で、デザインやHPのコンテンツのフィードバックをもらって、といったことを丹念にやってます。

特に大切にしているのは「ストーリー」です。その団体のストーリーを冊子やWEB上で載せるだけじゃなく、Tシャツのデザインとしてひとつひとつ手作りで作っています。その団体のミッションやストーリーを表現するデザインを心がけているのです。

なのでNGO/NPOの方には「コミュニケーションの密度が高い」言われますね。コミュニケーションを通じてストーリーや想いを理解する、そこをすごく大事にして商品を作成しています。

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ひとつひとつのTシャツにストーリーが詰まっています

ーーなるほど。確かにJAMMINのアイテムは、良い意味でチャリティー商品ですっていう感じがなく、おしゃれで普段使いできるのでいいですよね。

ありがとうございます。私たちが開発コンサルタントだったということもあり、社会問題には普通の人より関心も知識もあると思っています。

NGO/NPOの方のメッセージをしっかりと受け止め、それをJAMMINらしくアイテムやコンテンツで表現することで、NGO/NPOが今までリーチ出きなかった層にアプローチしていきたいですね。

あとは、Tシャツを通じて新しい繋がりが生まれることも期待しています。Tシャツを買った人が周りの人たちと話す中で、「そのデザイン何?」「実はこんな問題があってね・・・」という会話が自然と生まれてくれれば理想的ですね。

JAMMINの商品やデザインを気に入って買って、そこから冊子などで色んな団体さんの活動を知り、社会問題が「自分事」になる「アクションのキッカケ」を提供したいと思っています。

「若者がチャリティを変える」

私たちはこう考えていますが、まだ新しい風が足りません。寄付白書などにも書かれていますが、やっぱり寄付を行う若者は少ないのです。だからこそJAMMINの活動は、未開拓なゾーンで、やりがいがある、変化を起こせるものだとも思っています。

事業のスケールを通じて新しい社会起業家像を。JAMMIN高橋佳吾が描く未来とは。

ーーJAMMINの今後についてはどのように考えていらっしゃいますか?

当面は今のペースで事業を続けていきながら、NGO/NPOの活動をもっと多くの人に知ってもらいたいと考えています。

今後は、私たち自身が事業をスケールさせることも挑戦していきます。JAMMINをNPOで始めず民間企業として経営している理由もここにあります。売上が10倍になれば、チャリティー額も10倍になって、寄付のインパクトが大きくなりますから。

買ってくれた人が「自分のチャリティーで社会がこんなに良くなったんだ!」という「変化している感覚」をもっと体験してもらえるようになれば本当に嬉しいですね。

あとは、私たちのようにNGO/NPO業界の周辺で活躍する方々を盛り上げて行きたい、という気持ちは強いです。チャリティーや社会貢献をメインにしながら事業としてもスケールする、という新しい形のベンチャー像を作って行ければと思っています。

そして最終的には自分たちで課題解決をしていく主体にもなりたいです。寄付を渡すだけでなく、自分たちでNPOを立ち上げ、いつかは最前線で活動をしてみたいですね。

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CEOの西田さん(左)とCOOの高橋さん(右)

ーー高橋さんの今後についてお話を聞かせていただければと思います。

まずは、家族を養えるようにすることが第一ですね。7月に子どもが産まれたばかりなので。子連れ社会起業家としての成功モデルになれたらいいですね。そんなカテゴリー聞いたことないですけど(笑)

あとは、毎年何か新しいことに挑戦したいですね。脱サラで何かに挑戦するという一歩を踏み出す楽しさに味をしめてしまったので、社会貢献・チャリティーという軸はブレずに持って、どんどん新しいこともやっていきたいです。

ビビリなので大きく打って出るんじゃなく、ちょこちょこ挑戦して失敗して修正して、を繰り返しながら方向性を見つけて行ければと思っています。

それから、やっぱり(発展途上国の)現地に行きたいというのがありますね。JAMMINをきちんと回しながら、現地の人々と課題を解決したいと思っています。

数々のNGO/NPOを応援してきたJAMMINから見た、e-Education Projectのオモシロさとは?

ーー今回、e-Education Projectとのコラボを提案された理由は?

テーマとして教育を扱いたかったこと、明らかに他のNGO/NPOと違って若い空気感を感じたことです。以前からe-Educationさんの活動は知っていたのですが、4月にトジョウエンジンでJAMMINを取り上げて頂いたこともあり、いつか恩返しがしたかったのもあります。

そもそも教育という分野は多くのNGO/NPOさんが実施している分野。明らかに従来とは違う新しいソリューションを提供するe-Educationさんの活動は、きっとJAMMINを見てる人も喜んでくれるはず、と考えてお声がけしました。

ーー実際コラボしてみて認識が変わった点はありますか?

怒らないで聞いて欲しいんですが、正直、大学生たちがイケイケのノリだけでやってるんだと思ってました。三輪くん・立石さん・牧浦くん・大久保さんと直接お話し、やりとりするうちに、「ノリだけでなく、本当にすごいじゃん!」という認識に変わってきましたね。イケイケであるという認識はいい意味で今でも変わってませんけど(笑)

ーーe-Educationのデザインやキャンペーンを通じて訴えたいメッセージは?

日本では少子化などを背景に、大学の定員割れ、大手予備校も事業縮小など、いわば“縮小する教育需要”に関する問題が主な内容です。しかし、途上国では全く逆。教師や大学定員など”足りない・大きくなっていく教育需要”が問題です。

こんなにも日本と途上国では教育と言ってもこんな強いコントラスト・ギャップがある、ということを知って欲しいし、JAMMINを見てくれる人にそれを知るきっかけを提供したかったという想いがあります。

ーーこれからのe-Educationに期待することは?

これまで通り、そしてこれまで以上のスピードと規模で途上国で教育革命を起こし続けてください!

で、早速なんですが、次のコラボはいつやりましょうか?(笑)

(インタビュー終わり)

1週間限定のTシャツ販売を実施中!締め切りは9/14(日)まで

インタビュー後半にもある通り、現在JAMMINとe-Education Projectのコラボ企画を実施中です!

Tシャツもしくはトートバッグを1つ購入すると、700円がe-Education Projectの活動費として寄付される1週間限定のキャンペーンです。

JAMMINのホームページにTシャツのサイズ・色などを掲載しています。詳しくはこちらをご覧下さい!

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途上国の教育課題を若者の力で解決する

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