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こんにちは!e-Education Projectミャンマー担当の林直人です。

前回は、アクシデントがたくさん起こり、撮影までなかなか漕ぎ着けなかったことについて書かせていただきました。

今回は、ITコンテンツ作成にあたっても非常に悩み、それに対し、どう向き合ったかをご紹介したいと思います。

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ガンゴーへ行こう!

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Kant Kawと書いてガンゴーと読みます

ミャンマーの多くの学校は4月と5月の2ヶ月間いわゆる夏休みで、6月から開始となります。ガンゴーも然りです。あれだけ素晴らしいマインドを持っているガンゴーの生徒。ぜひ皆に会ってみたいと思い、6月の頭にガンゴーに訪れました。

ガンゴーに到着し、事務の方々に挨拶をした後、ちょうど授業が終わったということで、そのまま教室に入ってみました。生徒がかなり残っていたので、僕はここでいきなりe-Educationについてのプレゼンをしてもよいかと提案してみました。

というのも、実は前々から考えていた2つの目的があったからです。

1つは、ITコンテンツについて興味があるかどうかを確かめること。もう1つはe-Educationに興味のある人を集めることです。

嬉しいことにガンゴーの生徒達がOKと言ってくれたので、その教室でプレゼンを始めました。e-Educationがどんな団体で、ITコンテンツ等を作ったらぜひやってほしいという旨を伝えてみました。

ところが、正直反応はあまり良くなかったというのが事実です。e-Educationプロジェクトを新しく一緒にやりたいという人は1人しかいませんでした。また、ITコンテンツについてもニーズが確認できませんでした。

僕が感じたのは、ガンゴーの生徒は皆故郷を助けたいという気持ちはあるものの、それを叶える手段は個人の興味分野によるということでした。その分野は教育やITだけでなく、環境やエネルギー、平和、観光、政治などと多岐に渡っています。

ITコンテンツは必要なのか?

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そして、今年度のシナリオは去年度のニーズ調査をもとに作ったのですが、ITコンテンツを想定したこの専門スキルアップDVDは、対象がガンゴーの生徒ではないのかもしれないと感じ始めていました。

彼らは週一回のパソコンの授業を受けているので、最低限のITスキルがあります。それと同時に、彼ら自身がそこまでITスキルを欲していませんでした。

ただ、地方ではニーズが確かにあるというのを小沼さんから聞いており、誰を対象にしてどうやって作ろうか、そもそも今すぐ作る必要はあるのかどうか、非常に悩んでしまいました。

悩んだときは…

この時期、ITコンテンツをはじめとして、去年度のミャンマー担当の小沼さんが感じたことと、僕が現地で感じることに若干のズレが出てきました。

ただとにかく、去年度のニーズ調査を信じることができないと、つまり、僕がニーズを確信して作らないと、良いコンテンツはできないだろうということは自ずと分かっていました。

そんなとき、

「悩んだときは動いてみるべし!」

と小沼さんからアドバイスをもらいました。また他の先輩たちを見ても、悩むくらいなら行動に移す人ばかりです。

「とりあえずトライアルを作ってたくさんの人から意見をもらおう」

そう心に決め、とにかく足を動かしました。

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今年の本当の目的は?

このように高校生向けのコンテンツも就活生向けのコンテンツも、なんとか今できることを全力でやっていきました。

ただ、何かが空回りしているようにも思われました。コンテンツさえできれば良いのか、これで今年の目的は達成できるのか、来年につながるのか。

次回、とうとう本当の目的に気づき、ミャンマープロジェクトが加速していきます。

今回も読んでくださって、ありがとうございました!


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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