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9月16日に、JICA地球ひろばにて、e-Education第2回活動報告会を行いました。

イベントは、クラウドファンディングmoonshotでの寄付を発表したネパールでの活動や、国内で初めてかけ算九九の歌を普及させたラオスでの活動など、計6カ国での活動について報告いたしました。

また、創業者である税所篤快も参加し、ネパール担当の吉川とのパネルディスカッションも行いました。

今回は、イベントの様子をたくさんの写真とともにお伝えします!


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司会を務めた代表の三輪開人

私たちe-Educationは、創業者の税所篤快がバングラデシュで活動を始めてから5年近く活動を続け、これまでに世界10カ国以上の国に映像授業を届けてきました。

今回は、そんな私たちが活動する国の中で、6カ国の活動状況について報告させていただきました。

この記事では、その中でも、インドネシア、ラオス、ネパールについてお伝えします!

  1. 5代目就任が決まったインドネシア
  2. かけ算九九の歌ムーブメントを起こしたラオスプロジェクト
  3. 今年から始まったネパールプロジェクト

遂に5代目!インドネシアプロジェクト

インドネシアプロジェクトは2013年から始まり、今年の8月に参画した島田颯でとうとう5代目となります。

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インドネシア5代目島田颯

そんなインドネシアでは、大学受験が8月にあり、その合格実績について今回、島田から報告がありました。

2013年度、つまり、プロジェクトが始まった初年度は、結果を出すことができず、インドネシアNo1と呼ばれるインドネシア大学と、ジャカルタの名門大学UNJの合格者を輩出することはできませんでした。

2014年度、我々の映像授業コンテンツの質は大幅に向上し、その結果UNJ合格者を4名出すことができました。

そして2015年度、プロジェクトが開始してから2年。とうとうインドネシアNo1のインドネシア大学合格者を2名輩出することに成功し、インドネシアプロジェクトの目標の一つを達成することができました!

2016年度は、新インドネシアプロジェクトリーダーの島田颯のもと、インドネシア大学合格者5名、UNJ合格者5名を目指していきます!

かけ算九九の歌ムーブメントを起こすラオスプロジェクト!

ラオスプロジェクトは、トビタテJAPAN第一期生である高木一樹が昨年、2014年に始めたプロジェクトです。

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ラオスプロジェクトを担当した高木一樹

東南アジアに位置するラオスという国は、社会主義国であることもあり、経験が少ない若者が経験豊富な校長先生や教師に対して何か意見を提案するのは依然難しいと言われています。

そんなプロジェクトの遂行が難しいと思われたラオスで、高木はかけ算九九の歌を国内で初めて作り、生徒の算数の得点の向上を目指しました。

かけ算九九の歌を実施する前は、生徒の平均点は100点満点中49点で、多くの生徒が半分正解することすら難しい状況でした。

しかし、かけ算九九の歌を15日間実施したところ、なんと生徒の平均点は94点まで向上しました!

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高得点をとった生徒の中には、普段、授業ではあまり集中して勉教できない子や、テストで100点をとったことがない生徒もたくさんいました。

「楽しく学ぶ」ことが子どもを大きく変えるということを証明したラオスプロジェクトは、これから英語をはじめた他教科の展開など、次のステージへと進んでいきます!

世界で最も開発が難しいと言われた国での挑戦!ネパールプロジェクト!

最後にご紹介するのはネパールプロジェクト。

今年の7月に参画した、新職員の吉川が始めたプロジェクトで、8〜9月に滞在した一ヶ月半の進捗状況について報告いたしました!

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ネパールプロジェクト担当の吉川雄介

今年の4月にネパールを襲った大地震は皆さんの記憶に新しいのではないでしょうか?

多くの被災地では依然、復興がまともに進んでおらず、都心部から離れた地方に行くと、建物が崩れたまま姿を変えず残っているものが多いというのが現状です。

そんな大きな自然災害に見舞われたネパールは、多くの険しい山々に囲まれているため移動が難しいという地理的制約や130を超える民族から構成されるという文化的要素もあり、「世界で最も開発が難しい国」と言われています。

開発が難しいネパールにおける教育の課題は、公立学校と私立学校の学習環境の格差にあります。

毎年約50万人の生徒が受験している卒業認定試験(SLC)の合格率は、私立学校の生徒だと90%と非常に高い数字を出している一方、公立学校の生徒だと約20%となっており、公立学校の生徒だと突破するのが非常に難しいというのが現状です。

そして、SLCに合格出来ないことを理由に命を絶つ子どもたちが国内には多くいると言われています。

質の高い教育を受けられない地方の公立学校に通う子どもたちの可能性を広げるべく、e-Educationネパールプロジェクトでは、都心部で教えている先生の授業を撮影し、地方の公立学校へと届けます。

映像授業というツールを用いて、先生の指導力の向上、生徒の学力向上を目指し、多くの地方の子どもたちが苦しむ負のスパイラルを断ち切ります。

将来、国を作っていくのは、他の誰でもないネパール国内の子どもたち。そのための新しいプロジェクトがネパールで始まりました。

最後に

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新しく立ち上がったネパールプロジェクトでは、現在活動資金を集めるためにmoonshotというクラウドファンディングに挑戦しています。

もし宜しければ、ぜひ応援・ご協力お願いいたします!

ネパールプロジェクトを応援する»

最後に、今回イベントに来てくださった皆様、本当にありがとうございました。

10月16日にも豪華ゲストをお招きしてのイベントを東京で開きますので、良かったらぜひご参加下さい!

イベント詳細をチェックする »


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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