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こんにちは、宮﨑大輔(@JIBURl)です。

私は2015年6月まで青年海外協力隊として活動し、現在はフリーの農業コンサルタントとして開発途上国で農業を教えています。

今回は、青年海外協力隊OBが中心となり実行している南米ボリビアの「ウユニ塩湖環境改善プロジェクト」について、紹介させて頂きます。

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目次

1.自己紹介

2.ウユニ塩湖の環境問題

3.私たちの活動

4.クラウドファンディングの挑戦

5.最後に

1. 自己紹介

まずは、自己紹介をさせて頂きます。

1−1.新卒で青年海外協力隊へ

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長野県で過ごしていた学生時代は「日本の農村開発」に興味があり、町おこしや地域活性化活動に参加していました。

大学院を卒業したら総務省の移住促進プログラム「地域おこし協力隊」に参加しようと思い立ちましたが、次第に開発途上国へ興味が湧いてきます。

そこで、独立行政法人国際協力機構JICAのボランティア派遣プログラム「青年海外協力隊」に参加することにします。

農学系の大学院で野菜栽培の研究をしていたので、青年海外協力隊の「野菜栽培」という農業系の職種を受験し、無事に合格できました。

新卒で青年海外協力隊になる人は珍しいため99%の人からは反対されましたが、それでも反対を押し通して青年海外協力隊になりました。

1−2.中米パナマ共和国で野菜の育て方を教える

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青年海外協力隊として派遣されたのは、中米パナマ共和国。

太平洋と大西洋を結ぶ「パナマ運河」がある国です。

私が派遣されたのは田舎の村にある農牧省の地方事務所で、「貧困地域に暮らす子供の栄養改善プロジェクト」のために2年間活動しました。

電気も水道もない山奥の集落に泊まり込み、農民に野菜の育て方や食べ方、売り方を教えていました。

貧困地域に住む人には貧しくてかわいそうな先入観を持っていましたが、一緒に活動をしているとそのイメージはすっかり変わり、「ぼくがボランティアをする意味はあるのか…」と国際協力の意義に悩んでしまいました。

その時の悩みを綴ったブログ記事「ボクのおとうさんは、ボランティアというやつに殺されました。」はFacebookで8万回以上のいいね!をして頂き話題になりました。

1−3.フリーランスの海外農業コンサルタントへ

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青年海外協力隊の2年間の任期が終了し日本へ帰国してからは、フリーランスの「農業コンサルタント」になりました。

アジアや中南米、アフリカから農業指導の依頼を頂いたので、現在は開発途上国を旅しながら農業を教えています。

例えば、2015年10月からは南米ベネズエラの少数民族ペモン族の村に47日間泊まり込み、野菜の育て方を教えました。

大きな組織にはできない、顔と顔を合わせて行う国際協力を目指しています。

そして、2015年12月からは南米ボリビアのウユニ市で「ウユニ塩湖環境改善プロジェクト」を実施しています。

2. ウユニ塩湖の環境問題

プロジェクトの紹介の前に、ウユニ塩湖の環境問題についてご説明します。

2−1.世界一の絶景ウユニ塩湖

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みなさんは「ウユニ塩湖」をご存知ですか?

南米ボリビアのウユニ市にある塩でできた湖で、鏡張り現象が見れることから「世界一の絶景」と評されています。

日本人旅行客に大人気の観光スポットで、鏡張りが見れる雨季になるとウユニ市は日本人だらけになるほどです(笑)

2−2.ウユニ塩湖が直面している2つの環境問題

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日本人観光客に人気なウユニ塩湖ですが、近年は環境汚染が問題になっています。

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ひとつめの問題は、トイレの汚物です。

ウユニ塩湖周辺には汲み取り式トイレがありますが、汚物処理施設がないため適切に処理されないまま捨てられています。

また、ウユニ市の観光名所である列車の墓場にはトイレが一つもありません。

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ふたつめの問題は、不法投棄されたごみです。

ウユニ市ではごみの回収場所がないので、市民は路上にごみを放置します。

すると野犬がやってきてごみを漁るのでごみが散らかり、ウユニ市内は常にごみだらけで不衛生な状態です。

市民によるごみの不法投棄や観光客のゴミのポイ捨ても問題です。

世界一の絶景と評されるウユニ塩湖ですが、実は環境汚染が問題になっているのです。

3.私たちの活動

この環境問題を改善するために、私たちは活動しています。

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ウユニ塩湖環境改善プロジェクトに取り組んでいるのは、青年海外協力隊OBの合同チームです。

私の他にも複数の協力隊OBが協力してくれており、例えばパナマで環境教育隊員として活動していた玉置遼はウユニ市で一緒に活動してくれます。

玉置は東アフリカのケニアでJICAの廃棄物管理プロジェクトにインターンとして参加したり、東洋大学大学院で開発途上国の廃棄物処理の研究を行っています。

彼が中心になり、ごみ問題の改善を目指します。

3ー1.バイオトイレの建設

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トイレ問題の解決のために取り組んでいるのは、バイオトイレの建設です。

バイオトイレとは人糞を微生物の力を借りて分解・無害化する環境にやさしいトイレのことで、日本でも富士山の山頂や屋久島で導入されています。

ボリビア国内でもすでに導入事例があるので、それを参考にしながら観光名所である「列車の墓場」に建設する準備を進めています。

3ー2.ごみ拾いイベントの開催

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ごみ問題の改善のために、2015年12月31日にごみ拾いイベントを開催しました。

旅行者育成団体タビイクとウユニ市役所と協力し、30名の日本人旅行者とウユニ駅前と列車の墓場でごみ拾いを行いました。

このイベントについては、ボリビアの全国紙El deber Boliviaでも取り上げて頂いたので、話題になっています。

現在はボリビア人も招いた「第二回ごみ拾いイベント」を企画中です。

3ー3.環境教育の実施

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ごみ問題の根本的な原因である環境意識を改善するために、ウユニ市内の学校で子どもに対して環境教育を行う予定です。

「環境教育が成果を出すためには、20年から30年かかる」と言われているので、20年後の未来を変えるためには今日から始めなければいけません。

3ー4.分別回収用のごみ箱の設置

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ウユニ市内やウユニ塩湖内に分別回収用のごみ箱を設置する予定です。

ウユニ市民の不法投棄や観光客のポイ捨てを減らし、ごみのリサイクルを始めることが目的です。

4.クラウドファンディングの挑戦

ウユニ塩湖環境改善プロジェクトは、私の個人的な資金と旅行会社オンリーワントラベル様からの支援、その他の個人支援者の皆さまからの支援により、活動してきました。

しかし、環境を改善するためにさらに資金が必要になり、この度クラウドファンディングREADYFORで支援を募らせて頂くことにしました。

4ー1.READYFORでクラウドファンディング

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READYFORは日本最大のクラウドファンディングサイトで、インターネット上で募金を集めることができるサービスです。

READYFORの主な特徴は「支援額に応じてリターンを受け取れること」と「目標金額に達しない場合には募金が返金されること」です。

つまり、目標金額に1円でも届かない場合は、一切お金を受け取ることができないことになります。

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私たちは、1月21日から「世界一の絶景ウユニ塩湖の環境を守るためバイオトイレを作りたい」という名前のプロジェクトを開始しました。

期間は30日間で、目標金額は100万円。

詳しくはREADYFORのプロジェクトページをご覧ください!

READYFORのページを確認する »

4ー2.クラウドファンディングで募金する方法

「READYFORで募金してみたいな」という人へREADYFORで募金する方法をお伝えします。

READYFORのサイトに行き、応援したいプロジェクトと支援額を選ぶだけ。

3万円以下の募金の場合には「クレジットカード」が必要で、3万円以上の募金の場合にはクレジットカードの他に「銀行振り込み」も選択可能です。

4ー3.皆さんへのお願い

私たちのウユニプロジェクトを応援したいと言ってくださる方にお願いがあります。

ぜひ「21日」に募金をしてください!

「クラウドファンディングを成功させるためには、公開から最初の3日間が重要」と言われているので、ぜひ初日に募金して頂きたいです。

5.最後に

私は青年海外協力隊の経験から「顔と顔が見れる国際協力をしたい」と考え、フリーランスの海外農業コンサルタントになりました。

今回はウユニ塩湖の環境改善のために、READYFORでクラウドファンディングを行います。

READYFORのサイトにはウユニプロジェクトについて詳しく書かれていますので、ぜひ一度読んでみてください!

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