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サバイディー!(ラオス語で、こんにちは!)e-Educationラオスプロジェクト担当の竹下友梨です。

前回は私が大学を1年休学してラオスで挑戦する理由についてお話しました。

記事公開日と同じ4月10日にラオスへ渡航して、1か月半が経ちました。新しい発見あふれる毎日であり、この1ヵ月半は短いようで、とても長く濃い時間でした。

今回の記事では、そんなラオスの生活を振り返り、活動中のプロジェクトに関して今感じていることをご紹介させてください。また6月1日にe-Education海外インターン募集が始まったこともあり、参考になったらいいなとも思っています。

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「ゼロイチ」をやりたい私にぴったりだった

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まず、お伝えしたいのはラオスの活動についてです。私は今、ラオスの小学校を舞台に、新しく算数のプロジェクトを立ち上げようとしています。

そもそも私がラオスプロジェクトに応募した理由の一つが、「ゼロイチ」をやってみたいという気持ちでした。近年e-Educationは速いスピードで成長していて、政府と協働してプロジェクトを進めたり、企業の方と連携させていただいたり、各国でプロジェクトは大きく拡大してきました。

ですが、最初から大きな規模のことをやれたわけではなく、どのプロジェクトも、最初の一歩を踏み出した人がいます。世界各地でゼロからイチを生み出してきた立役者はいつも、私たちと同じ大学生でした。

ラオスプロジェクトは私が3代目になります。新しく小学校を舞台に算数のプロジェクトを始めるべく、どこで誰とやるかも未定のまま、1年間がスタートしました。

「成功するかもわからない、だからこそ面白い。未来が読めない、だからこそ、面白い。だからこそ、挑戦したい!

そんな気持ちで渡航した私は、新しくプロジェクトを始動させるにあたって、ひたすら人にお会いして自分の想いを伝えています!

「私はこれがやりたいんです!」
「でもわからないことばかりなので授業を見せてください!」

こうやって学校に突撃したり、いろんな方にアドバイスを頂いたりと、そんな日々を過ごしています。

自分がやらずに、一体誰がやる?

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「ラオスで「ゼロイチ」をやり遂げてやる!」

そんな気持ちは今でも強く持ち続けています。ですが、悩むことももちろんありました。

その理由の一つとして、「誰かから頼まれてここに来たわけではない」ということをわかっていたようでわかっていなかったことがあると思います。

当たり前のことですが、誰かに頼まれて来たわけではないので、大げさに歓迎されるわけでもなければ、勝手に予定が入ることもありません。そして、誰かから頼まれて来たわけではないということは、私が動かないとなにも動かないということです。

自分自身を律し、自分を鼓舞することが、少し難しく感じたこともありました。ですが、そんな時、いつも私の足を前に進めてくれたのは、「それでもこれをやり遂げたい」という強い思いでした。

私はこれがやりたくてここに来たんだ。自分がやらなくて誰がやるんだ!自分のやりたいことだろ!やるしかないっしょ!と思うと、やはりやらない選択肢は出てきませんでした。

その思いがなければ、くじけてしまっていたかもしれません。思いを明確にしてから渡航したからこそ、頑張れています。

うまくいかないことも多いですが、それでも、とにかく行動しないと何も起きないです。これからも迷っても行動することをモットーにしています!

ひとりだけど、ひとりじゃない

とても当たり前のことですが、最近本当に痛感していることが、ひとりじゃない、ということです。

私はラオスへ渡航することが決まってから半年間の間、e-Educationの国内事業に携わりながら、ラオスでの活動について計画を練りました。計画を立てたことで、やりたいことや目標は明確になりました。ですが、現地に来て改めて、すべてが計画通りに行くなどということはないのだと思いました。

このように聞くと、きっとマイナスのことを思い浮かべる方が多いと思います。ですが、計画通りに行かなかった思いがけないことの中には、プラスのことも含まれています。

日本で練っていた計画は、もちろんうまくいかなかったことも多々ありますが、反対に、想像していたよりもうまくいくこともあります。計画になかった思いがけない素晴らしい出会いやご縁が、いつも私とプロジェクトの背中を押してくださっています。

1ヶ月半の間、がむしゃらに行動する中で、思いがけないほど沢山の方が「それはとても意義のあることだと思う!」「こんな人を紹介するよ!」「こうするともっといいと思うよ!」等、私の背中を押してくださりました。

皆様から頂く叱咤激励にいつも心から感謝しています。ありがとうございます。 やりたいことをやりたいと声に出してみること。やりたいことに挑戦してみること。最初は少し勇気が要りましたが、今ではそうしないと、なにも起こらないことを知りました。

いつもお世話になっている皆様、本当にありがとうございます。ラオスにいる人はみな、ラオス人の性格と似てとても温かくて、その叱咤激励からいつも素敵な機会や新しい気づきを頂いています。私ひとりでは、今の私はなかったと思います。

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そして、海外で私を支えてくださっている人はもちろん、日本で私を応援してくださっている方の想いも、私のエンジンになっています。

e-Educationに入ってよかったと思うひとつの理由が、インターン内定を頂いてから1年間、国内でのe-Educationインターン活動にかかわることで、現地での活動だけではなく、事務方の仕事について実際に経験しながら学ぶことができたことです。

私はe-Educationでの活動をするまで、机上では開発協力について学んでいましたが、NGOやNPOを応援してくださるサポーターの方の存在や、国内で支えてくださっているの方の存在に触れたのはこれが初めてでした。

団体を応援してくださる方に実際にお会いすることは、自分がプロとして活動しなければならないという責任感をより強め、途上国の子どもたちのためということはもちろん、絶対に日本で応援してくださっている方に成果や自分の成長をお見せしたい、という思いが生まれました。これは渡航までの1年の期間の活動があったからこそ、強まった思いです。

沢山の方に応援していただいて、私は大好きな国で自分のやりたいことに挑戦できる機会を頂いています。

口に出すことが、夢をつかむことの近道

最後に、私がこれまで、1カ月半やってきて、大事だと感じているのが、この二つです!

  • 「やりたいことを素直に言葉に出してみる」
  • 「とにかく行動してみる」

これは以前から心がけてきたことでもあります。やりたいことを言葉に出すという習慣は、大学一年生の時に培われました。

私の恩師である法政大学の後藤一美先生は「夢追うものは夢をもつかむ」をモットーに、18年間ゼミを運営されていました。「君の夢は何だ」と聞かれて「決まってないです」などと言った日には、「とりあえず言ってみればいいんだよ」と言われます。口に出すことが夢をつかむことの近道だと、常に教えていただいていました。

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そのご指導の甲斐もあり、私は大学1年生の11月にゼミに入ったときからずっと、「私は教育×途上国に一生関わり続けます」と言っていました。

いつもいつも言葉に出していたら、留学を迷っていた時期に、e-Educationをゼミの先輩からご紹介頂きました。 「e-Educationのインターンが今一番やりたいことに近いんじゃないかな。いま、募集が出ていたと思うよ」 と、e-Education のインターン募集のことをに時、「私のやりたいこと、まさにこれじゃん!いま挑戦するしかない、とりあえず応募しよう!」と、即座に説明会に申し込みました。

実は、それまでe-Educationのことは一切知りませんでした。それでも、私のやりたいこととピッタリ合っていると運命を感じたのです。e-Educatoinを知ったその日は、説明会日程最終日の前日、ラオス担当の合格を頂くたった1か月ほど前のことです。 説明会でのお話は全てが初めて聞くことでしたので、選考期間が始まってから詳しく調べ始めたくらいです。

小さなきっかけを「今」掴め!

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自分できっかけを作ること、きっかけを掴むこと。

偉いことを言える立場ではないですが、私はそれができたからこそ、こうしてラオスに来ることができました。

特に私と同じ大学生の皆様は、自分の手が届く範囲に沢山の機会があり、その機会との出会いは、いつも突然やってくるだと思います。

どうしようかな、なんていう前に、まずは足突っ込んじゃえばいいんですよ!e-Educationの海外インターンも一つの選択肢に入れて、まずは最初の一歩を踏み出してみませんか?

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途上国の教育課題を若者の力で解決する

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