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「今、幸せですか。それとも幸せになりたいですか。」

怪しい壺を売るつもりはありません。NPO法人e-Educationのネパール2代目インターンです。あなたは、この質問にどう答えますか。

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僕はどうかというと、、、声を大にして

幸せになりたい!!!

全然今が幸せじゃないわけではないんです。衣食住も十分満たされていれば、家族にも友達にも恵まれていると思います。それでも僕は心のどこかで。いや、なかなか目立つところで常に幸せを追い求めている気がします。

強欲なんですね。そういえば僕の好きな遊戯王カードは強欲の壺でした。

じゃあ、何がどうなったら幸せなのか。そもそも幸せってなんなのか。この問いに答えることこそが僕を幸せに近づける大きな鍵を握っていそうです。

僕は、幸せの意味を追い求める旅に出ました。

ネパール最貧困地域Bajura district

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旅の舞台としたのは、アジア最貧国とも言われるネパールの中でも貧困率が一番高い極西部のBajura district。貧困率が最も高いこの地域で人々を観察し、彼らに幸せの意味を聞いてみれば、答えに近づくことができるかもしれない。

いざ、出発です。

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最終的な目的地までの道のりは、飛行機で40分、バスで17時間、徒歩で1日。

道中でも、カトマンズではまず見られないネパールの民族衣装であるクルタを着て自転車に乗っているネパーリおばちゃん集団に遭遇したり、バスの前の座席に座っているおじちゃんが信じられないくらいリクライニングしてきたり、夜行バスなのにもかかわらず夜通しネパーリ音楽が爆音で流れていたりとネパールらしい旅路を楽しむことができました。

そしてついに到着しました。こちらがBajura district。

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あなたにとっての幸せとは?

ここで僕は道ゆく人々に幸せとは何かに、今幸せかどうかついて聞いてみました。
そこで、65人中多かった答えをランキング形式で紹介していきます。

第1位 14人/65人 家族といること/家族が幸せなこと

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左の彼はお兄ちゃんですかね。少し寂しそうです。

第2位 13人/65人 自分の商店を運営すること

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ネパールにはパサルという個人商店が沢山あります。ここで近所の人と話したり、道を眺めたり、稼いだお金で家族を支えられることが幸せだそう。

第3位 9人/65人 農作業をすること

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Bajuraでは、全人口の80%以上が農業で生計を立てています。かなりの重労働ですがそこに幸せを見出せるネパールの人たち。

第4位 8人/65人 勉強すること

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幸せになるために勉強するのか。勉強することが幸せなのか。

第5位 6人/65人 くつろぐこと

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第6位 4人/65人 村が幸せなこと/村の発展

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そして、幸せだと答えた人は65人中64人。

ネパール最貧困地域の人が幸せな理由

彼らから話を聞いている中で僕は二つのことに気がつきました。

一つ目は、幸せを感じられる範囲がとても広いということ。家族が笑っていてくれればそれでいい。村が発展して、みんなが便利に暮らせることが幸せ。中にはネパールが僕の幸せだよという人もいました。

心配していることも合わせて聞いていましたが、少なくない人が経済的な不安を語ってくれました。それでも自分以外の誰かが幸せに暮らせていれば、それで自分も幸せなんだという考え方。

二つ目は、日常の当たり前のシーンから幸せを感じているということ。ご飯を食べて、友達と喋っている時間が幸せなんだと答える人がとても多かったです。

それ以外にも、生活を支えてくれる毎日の仕事が幸せだったり、家でくつろいでいる時間が幸せだったり。確かに、何か特別な買い物をしたり、受験やプロジェクトなどで成功した時にも幸せを味わうことはできるし、それを追い求めるのも健全な姿だと思います。ただ、その幸せは心をずっと満たしてくれるものではなく、いわば刹那的な幸せではないでしょうか。

日常の中にも幸せのかけらは転がっていて、それを感じ取る習慣を身につけることができれば日々の幸福度はグッとあがりそうです。幸せってなんだろう。そんな思いで旅に出た僕でしたが彼らとの対話を通じてそのヒントをもらえたような気がします。

やってみよう

それにしても、深い。そして、なんだか難しい。幸せの範囲を広げることも日常から幸せをみつけ、感じ取ることも、当たり前にするのは簡単なことではありません。

それでも今この場から始めなければ、いつまでたっても変わりません。まずは意識してやってみよう。

でも、どうしたらいいんだ。。。

そんなとき、足元に落ちていたホウキに目が留まりました。そして、バッグの中にはbluetooth player。

そうだ。歌おう。

今ここでいきなり日本人が訳のわからない言葉の歌を全力で歌いたおしたら、周りにいる人たちは少なからず楽しんでくれんじゃないか。気がつけば僕は道端の石の上に駆け上がっていました。

届け、この思い。

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力の限り歌いました。ちなみに僕は歌、ド下手です。笑われてもいい。むしろ笑ってくれ。

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僕の、そして彼らのボルテージがマックスになり、会場が一つになった時。確かに僕はその空間に幸せを感じました。

みてくださいこの躍動感を。

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ちょっと違う気がする?細かいことは気にしないでください。

【募集期間は終了しました】ネパールフィールドワーク参加者募集中!

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みなさん、この躍動感あるネパールに来てみませんか?現在、ネパールフィールドワークの参加者を募集しているので、ご関心のある方はぜひ以下も御覧ください!

プログラム概要

現地活動期間
2018年3月3日(土)~3月16日(金)(現地13泊14日)
※2週間の参加が難しい方のために、3月10日(土)までの前半1週間のプログラムもご用意しております。ご興味のある方は下記連絡先まで、お気軽にお問合せください。

活動場所
カトマンズ、カブレ、バクタプール

参加資格
18歳以上(未成年の方は保護者の同意が必要です)

参加費用
149,800円
<費用に含まれるもの>
現地での宿泊費、朝食費、ネパール国内交通費、研修・コーディネート費
<費用に含まれないもの>
航空券、ビザ申請費、海外旅行保険、各自お土産等の費用、昼食、夕食

推奨フライト
【往路】
・大韓航空(KE706,KE695)
・3月3日(土) 9時10分成田発
→(インチョンにてトランジット)
→3月3日(土)18時05分カトマンズ着
【復路】
・大韓航空(KE696、KE703)
→3月16日(金)20時30分カトマンズ発
→(インチョンにてトランジット)
→3月17日(土)12時30分成田着

定員
20名
*定員に達し次第、受付を締め切らせて頂きます。

申し込み〆切
2018年1月28日(日)

スケジュール

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※スケジュールは変更の可能性があります。

お申込み

フィールドワークへのお申込みは、こちらの申込みフォームからお願いします。

お申込み後の流れ

申込フォームをご記入いただいた方へ、e-Educationスタッフよりメールにて「プログラム申込書」及び「参加費のお支払い方法のご案内」をお送りいたします。プログラム申込書の提出と参加費のお支払いをもって、申込完了となります。

申し込み完了後、担当スタッフと一度面談の機会を設けさせていただき、諸注意やフライトスケジュールなどについて(遠方の方はスカイプ等を活用して)ご連絡させていただきます。
※参加手続き完了後のキャンセルは、現地コーディネートの手配等の都合上、キャンセル料が発生する場合がございますので、ご了承ください。

本プログラムへの疑問・質問がございましたら、下記連絡先までお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ先:info [at] eedu.jp (担当:椎木)
※上記 [at] の部分を@マークに変えて送信ください。

皆様のお申込みを心よりお待ちしております!

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