新型コロナウイルス感染症拡大に対するe-Educationの現状と、活動について

バングラデシュでの子どもたちの様子

バングラデシュで緊急教育支援を行います

新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)の拡大により、世界中で犠牲になった方々、そのご家族・関係者のみなさまには深くお見舞い申し上げます。
また、最前線で闘っている医療従事者及び、多くのエッセンシャルワーカーの方々に心からお礼を申し上げます。

e-Educationの職員・インターンに関しましては、安心と安全を最優先とし、政府の要請をもとにリモートワークに切り替えるなど、社会の変化に柔軟に対応しつつ業務にあたっております。

現状、私たちの活動国である4カ国の現状につきましては、ミャンマーとフィリピンは、3月までに必要な試験を終えて現在、両国とも4〜5月の2ヶ月に渡る(日本でいう夏休みに近い)長期休暇期間中で、学校への影響は比較的少なく済んでおります。

他方、大きな影響が出ている国がネパールとバングラデシュになります。ネパールでは3月末に開催される予定だったSEE(中学修了試験)が延期となり現在まで開催日未定、バングラデシュでは4月に開催予定であったHSC(高校卒業試験)が6月へ延期することが決まり、どちらの国も学校は休校になっております。

e-Educationではこの状況下において、まずはバングラデシュで緊急教育支援を行うことといたしました。

バングラデシュの高校生の学ぶ環境に大きな影響が出ています

課題1:学校へかよへない子どもの自宅での学習環境

バングラデシュでは、COVID-19の影響で、学校に通えなくなってしまった子どもたち、とくに高校卒業試験(以下、HSC)を控えた子どもたちのオンラインでの学習環境やサポート体制が整っておりません。

HSC自体は延期が決定したものの、高校生はこれから約2ヶ月の家庭で自学習を強いられている状況にあります。

HSCは日本のセンター試験のような要素も持ち合わせ、この点数で入学が決まる大学もあり、高校生にとっては人生を決める大切な試験です。とくに、都市部の予備校に通えず、これまでe-Educationの運営する教室で映像教材学習支援を受けていた農村部で生活する貧困層の子どもたちの状況は厳しく、彼らはCOVID-19における自宅学習により、未来を左右する重要な局面でこれまでにない境地に追い込まれています。

格安となったインターネットキャンペーンへの支払いも難しい高校生

課題2:インターネット料金の支払いが困難

Wi-Fi環境が整っていない高校生は、大手キャリアの”Stayhome”キャンペーンで格安となったインターネッパッケージ料金(従来の1/10以下)においても支払いが難しく、学ぶ意欲のある子どもたちが、必要な情報にリーチできない現状があります。

一方で、現在バングラデシュの人口約1.6億人に対し、携帯電話保持者数は約1.54億人と、通信・インターネット環境にアクセスできる人口は増えています(”bdnew24”、バングラデシュの地元オンラインソースより)。農村部でも過半数の高校生は携帯電話を所持し、また、持っていない生徒も親から借りるなど、本事業提供における環境は既に整っていると言えます。
つまりインターネット環境があれば、学習環境を整えることができます。

優秀な大学生が経済的な理由で大学中退の危機

優秀な大学生の中退の危機

日本の大学生においてもコロナ感染拡大によりアルバイト収入がなくなり、また親の収入がなくなり退学を検討している学生が増えているとの報道がありますが、バングラデシュでは農村部から都市部の大学に進学している生徒の大半において、現在収入源を失った生徒たちが学業を続けていく事は非常に困難となっています。

e-Educationのサポートにより大学へ進学した元生徒たちも、大学中退の危機に直面しています。
実際に「COVID-19の影響でアルバイトができず、学費や生活費が稼げない。」といった相談がありました。

e-Educationは、3つの支援を届けます!

e-Educationの3つの支援

このような状況を解決するため、e-Educationでは現地のパートナーと共に、以下の取り組みについて実施を決定しました。

①HSCに特化した映像教材の制作、配信

COVID-19により学校に通えなくなってしまった子どもたち、特にHSCを控える中、2ヶ月の自宅学習を余儀なくされた高校生のために、YouTube、Facebookなどを活用したオンラインでの、HSC対策に特化した映像授業の制作・配信を行うことで、学ぶことを諦める子どもたちを生み出さないことを目指します。

②インターネットパッケージ奨学金制度

学ぶ意欲のある子どもたちが、必要な情報にリーチできるように、インターネットパッケージ奨学金制度事業を行います。通常時であれば学校やe-Educationの直接支援で学ぶことができた子どもたちが、COVID-19の影響で学びを諦めてしまう、そんなことがないように、インターネットで情報にアクセスできる環境を作ります。

③大学生による高校生のためのチュータリング及び、アルバイトの雇用の創出

高校生向けにオンラインの映像授業だけでは学びきれない部分を、オンラインあるいは電話でのチュータリングでフォローします。e-Educationの現地パートナーであるBacBonではすでに、学校をドロップアウトしてしまった小中学生向けの大学生によるチュータープログラムを行なっているため、そのシステムを応用し、高校卒業試験(HSC)を控える高校生への支援を行います。

本事業において、特に経済的に苦しい状況にある学生を選抜して、アルバイトの機会を提供していくことで、高校生の学びの質を向上させるとともに、優秀な大学生が経済的な理由で大学を退学することを防止します。

「どんな環境に生まれても夢を諦めない」を実現し続けます

バングラデシュの高校生

e-Educationではこれまで「どんな環境に生まれても教育機会を通じ、夢を実現できる」、そう信じてこれまで250人以上の地方の高校生が、トップ大学進学というロールモデル創出に取り組んできました。
そんな彼ら、彼女らが夢を道半ばで諦める事は、彼らだけでなく、後輩に対しても「やはり裕福な家庭でないと夢は追いかけられない」という心理的な不安を生み出してしまう事に繋がりかねません。

「どんな環境に生まれても夢を諦めない」

全ての若者が夢を追い求めることが出来るためにも、本事業への取り組み必要性を感じています。

子どもたちの声

「将来の夢は大学の先生。子どもを助けられる仕事に就きたいです」/プジャさん

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e-Educationの映像授業を通じて、私のような農村の女の子でも、ダッカにいる有名な予備校の先生の授業を受けることができました。そして努力の末、希望の大学へ進学することができました。
将来は、子どもを助けられる仕事に就きたいです!
大学の先生になって、貧しい子どもたちやお年寄りまで、たくさんの人々を助けられる、そんな人になりたい。
村では大学に行きたがっている女の子に、大学生活のことを共有して、彼女たちのモデルケースになれるように勉強を教えています。

「良い教育が良い社会を作る。e-Educationが私のマインドを変えてくれました」/シャフィさん

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e-Educationは授業が良いです。
教育システムはもちろんなのですが、私のマインドや考え方まで変えてくれました。
私が「良い大学に進学したい!」と思い立ったのも、優秀な先生から教わりたかったからです。
優秀な先生の下で勉強することができれば、社会や政治を変えられる力が付くと思いました。
バングラデシュをもっと良い社会にしていくためには、良い教育を受けることが不可欠だと考えています。だからこそ、バングラデシュ中の子どもたちが良い教育にアクセスできるようにしたいです。

また、e-Educationでは昨年度、10年連続で難関国立大学・ダッカ大学への合格者を輩出することができました。
彼ら、彼女らの頑張りはもちろんみなさまのサポートがあったからこそ実現することができました。

みなさまへご協力のお願い

バングラデシュの高校生

COVID-19の感染拡大の影響を受けた子どもたちの学習環境の整備と、今まさに夢に向かって努力をしている卒業生の支援にぜひご協力ください。

e-Educationでは今回、皆さまからのご寄付を募ることで、これまで行ってきた活動へつなげていきたいと考えております。
世界中が厳しい状況に直面しておりますが、私たちのミッションである「最高の教育を世界の果てまで」は変わりません。

今回ご支援いただくことで、緊急支援に止まらず、今後より一層子どもたちの支援に力を入れて参りたいと思っております。
ぜひみなさまのお力をお貸しいただければと思います。

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