EnableTalk

皆さんは、耳の聞こえない人と会話を行なう際に一番良く利用される「手話」を知っていますか?

実は手話は、世界中の4000万人の耳の聞こえない人の間では方言などもあり、一言で「学ぶ」と言ってもとても難しいそうです。今回は、そんな手話を使わなくても簡単に自分の言いたい事を言えるようにしてくれる「EnableTalk」をご紹介します

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センサー付きの手話グローブ!?

prototype_schema

EnableTalk」は、ウクライナの学生が開発しました。普通の手袋に、タッチセンサー、加速時計、回転儀を備え付け、手話を文字化し、それを言葉にして発してくれるグローブです。

他にも、太陽光発電も利用してバッテリーを長持ちさせたり、携帯と本体をBluetoothで繋ぐことも可能としています。

コスト面で大きく改善

今までも、「EnableTalk」と似たようなプロダクトはいくつかありました。しかし、大抵それらは1台1200ドル(約12万円)と高価で、たくさんのワイヤーを必要とすることや重量など理由から、であまり出回っていませんでした。

一方、「EnableTalk」は一台75ドル前後と安く、さらに軽量化され、手話の伝達も早くなりました。

EnableTalk3

マイクロソフト社のコンペファイナリストに!

トジョウエンジンでも以前、マイクロソフト社主催コンペ「Imagine Cup」で優勝、ポーランド学生が開発中の地雷探知アプリをご紹介しました。

その際「EnableTalk」は、6つのファイナルステージに進んだチームの内の1つでした。上記の機能以外にも、「EnableTalk」が他の類似商品より際立っているポイントがあります。

それは、新しいジェスチャー・手話を使い手が、本体に教えることができるということ。複雑な種類を持つ手話に対応するため、これは多くの耳の聞こえない人たちから絶賛されています。

EnableTalk2

テクノロジーが人々の生活を一変していく世の中で、「EnableTalk」のような障害者の’障害’を無くしていくプロダクトは大きな需要があるでしょう。

そして、これからのテクノロジーが進むべき道を示しているのかもしれませんね。この未来的な手話グローブの実世界での用途を簡潔にまとめた下記のビデオも是非ご覧になって見て下さい。

[TechCrunch]


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