こんにちは!教育ニーズを探すため、現在インドネシアで奔走中の坂井健です。先日、ドラゴン桜インドネシアプロジェクトでご紹介したチルボン看護大学で勤務している高橋彩子さん。今回、改めて紹介させていただきます。

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チルボン看護大学訪問、高橋さんに出会う

朝5時、僕はメダンから帰ってきた疲れと共に起きました。重い体を引きづりながら向かった先は、インドネシアの首都ジャカルタから電車で4時間の所にあるチルボンという町。

朝早くからの長旅ということや、電車のトラブルで疲れが溜まっている僕は、「あー、疲れた。チルボンに行くのめんどくさいなあ。」などと思いながらチルボン看護大学を訪ねました。

そんな僕の低いテンションも職員室に案内されて、高橋さんに会うと急に元気が出てきました。「うわっ、すげー美人!」そんな美人な高橋さんは現在34歳。「途上国で日本語を教えたい」という素晴らしい夢を叶えて、6年以上もチルボン看護大学で教鞭を執ってらっしゃいます。

高橋さんは最初、インドネシアの東ジャワにあるスラバヤという町で日本語を教えた後、インドへ。しかし、インドの空気が合わず、インドネシアへ戻ってきまたそうです。以来、このチルボン看護大学で日本語教師として働いています。

インドネシア人の時間感覚に苦労

高橋さんは、次のようなインドネシアでの苦労話も話してくれました。

「あとで、どうするの?」

これは出来るだけ早く書類等を提出し、時間には余裕をもって行動する日本人を比喩した言い方のようです。5分前集合という言葉からわかるように、私たち日本人はギリギリが嫌いなようです。

一方、インドネシア人は「どうするかは、あとで」という言葉に比喩される通り、提出書類があっても「後で、後で」と後回し。いつも提出期限ギリギリで動く性格に悩むこともあるそうです。

高橋さんはそんな民族間の時間感覚の違いで苦労されることが多いそうです。

インドネシア人の国民性が好き

そんな中でも、10年近く途上国で働いている高橋彩子さん。

インドネシアのいいところは、人懐っこい国民性だと言います。その性格故に高橋さんはインドネシアにもすぐ馴染めたそうで、そんな性格が大好きだと話してくれました。

ただ、あまりにも打ち解けるのが早いそうで、そういったときに「恋人はいるの?」という踏み込んだ質問も良くされるそうです。そんな時は、「ラハシア!(秘密)」と答えるんだとか。

「インドでは上手くいかず、インドネシアに戻ってきたけれど、これからはインドネシアだけでなく、もっと色んな途上国に行って日本語を教えたいんです!」と意気込む高橋さん。

彼女の物語は、まだまだ続きそうです。


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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