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東アフリカでは電力不足と送電網の老朽化により、停電が日常茶飯事となっています。多くの企業で発電機が必需品となっているほどです。

そんな中、東アフリカの経済大国ケニアの主要発電会社「KenGen」が、発電量を倍増させるための設備投資として約55億ドル(約5500億円)を調達することを発表しました。

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2018年までに55億ドルを集める!

今回の必要資金の7割開発銀行から調達し、残りはジョイントベンチャー企業(共同企業体)から集める予定となっています。

KenGenのディレクターのングレさんは次のように言います。

我々は、2500MWの電力を今後4年間で発電していきます。そしてケニアの将来のためにも、持続可能なエネルギー供給源を開発する必要もあります。

ケニアが地熱発電事業をリードする!

ケニアの一日の平均電力需要はおおよそ1700MWですが、それに対する供給は1600MWです。この電力は主に、雨が元になっている水力発電ですが、これを地熱発電に転換しようとする試みも始まっています。

アフリカでの大規模な地熱発電は、それなりのコストがかかるため、今まで実例がありませんでした。しかし地熱発電は、干ばつなどの気候や環境の変化にあまり関係なく発電していくことが可能だと言われています。

ケニアでは、約7000MWほどの電力を地熱発電させるポテンシャルを持っているので、今後はアフリカ全土に同じモデルが普及していくこともありえるかもしれません。

[Engineering News]


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