2013 world heritage 19

2013年6月、富士山が世界遺産に登録されたことが世界中で大きな話題になりました。

しかし、他にどんな世界遺産が誕生したかご存知の方は少ないでしょう。

富士山と同様、2013年に新しく登録された19の世界遺産は旅人たちの心を掴み、話題の観光地となりました。

今回は、そんな新・世界遺産を紹介します。どれも旅してみたくなる絶景スポットばかりです!

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自然遺産5件

2013年は新たに5つの場所が自然遺産として登録されました。一つ一つご紹介しましょう。

1.新彊天山(中国)

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photo: Xinjiang Tianshan – UNESCO World Heritage Centre

乾燥地帯の山脈としては世界最大の規模を天山山脈。全長2500キロメートルとその規模は日本本州を上回るほどです。景観が美しいことに加え、生物が多様であることも有名であり、その2つが評価されて世界遺産になりました。

2.エトナ山(イタリア)

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photo credit: tobyct via photopin cc

標高3335メートルと、富士山と同じくらいの高さを持つイタリアの山。アルプスを除けばイタリアで最も高い山です。世界一活発な火山としても有名ですが、大きな噴火はなく、現在では観光地としても研究地としても注目されています。

3.エル・ピナカテとアルタル砂漠の生物保護区(メキシコ)

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photo: El Pinacate – San Luis Río Colorado

アメリカとメキシコの国境近くにある巨大な砂漠。火山の影響で溶岩地帯が広がり、壮大な景観が広がっています。また、過酷な砂漠環境を乗り越えるために独自の進化を遂げた生物たちがいることでも有名です。

4.ナミブ砂漠(ナミビア)

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photo: Flickr – Photo Sharing!

以前からずっと世界遺産登録が噂されていたナミビアの誇る大自然。規模を然ることながら地球最古の砂漠としても有名です。高さ250メートルを超える砂丘はここでしか見ることができません。

5.タジク国立公園(パミール高原)(タジキスタン)

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photo: UNESCO công bố 5 Di sản Thiên nhiên Thế giới Mới

標高6000メートル級の巨大な山脈のある国立公園。大雪が降る地帯もあれば、砂漠の乾燥地帯もあり、独自の生態系が築かれました。フェドチェンコという氷河が人気の観光スポットです。

文化遺産14件

富士山が文化遺産であることをご存知でしたか?他にもあなたの知らない場所がいっぱいあるはず。残り14の世界遺産、一気にご紹介します!

6.富士山(日本)

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photo credit: Starfires via photopin cc

まずは富士山。日本人であれば知らない人はまずいないでしょう。世界遺産に登録され、入山料を取るようになったことも話題になりましたね。日本が誇る世界遺産の誕生です。

7.ポーランドとウクライナにあるカルパチア地方のツェールクヴァ木造教会(ポーランド・ウクライナ)

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photo: Jola Dziubinska photos at pbase.com

丸を組み合わせた独特の建築手法によって作られた木造の教会。ポーランドに8つ、ウクライナに8つの教会があり、今年2つの国名で登録された唯一の文化遺産です。

8.ラジャスタンの丘陵砦群(インド)

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photo: A Travel Guide

インド西部の砂漠地帯。ここは周辺諸国からの人々が行き交う場所であり、たびたび民族間の衝突の起こりました。そんな紛争から民を守るために作られたのがこの都市型城砦です。

9.レッド・ベイのバスク人による捕鯨基地(カナダ)

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photo: Red Bay 1

暖流と寒流が混ざり合うレッド・ベイ。多くの魚類や鯨類が生息し、16世紀に捕鯨基地が作られました。そこから排出された鯨の骨が海中に沈殿しており、海の生態系を知る貴重な研究地になっています。

10.紅河・ハニ族の棚田の文化的景観(中国)

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photo credit: It’s Tony via photopin cc

中国南部、雲南省の紅河には3000を超える棚田があります。水が田んぼに引かれると、龍のウロコのように輝き、息をのむほどの絶景になります。

11.レブカ歴史的港湾都市(フィジー)

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photo: Wikimedia Commons

フィジー初となる世界遺産。イギリスの植民地時代、貿易の拠点として繁栄し、ヨーロッパとフィジーの風習が混ざり合って生まれた独自の文化を持つ都市です。

12.アガデス考古学的地区(ニジェール)

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photo credit: ekadepyrpa via photopin cc

遠くから見るとサボテンのような形をしたモスク。このモスクがある都市こそ、ニジェールのアガデスの歴史地区であり、塩の貿易として栄え、現在も当時の暮らしが続く砂漠の町です。

13.アル・ズバーラ考古遺跡(カタール)

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photo: Wikimedia Commons

首都ドーハから車で約2時間の距離にある小さな町。ヨーロッパ諸国との貿易中心地として栄えましたが、1800年前半に破壊されてしまいました。カタール初の世界遺産です。

14.コインブラ大学 アルタとソフィア(ポルトガル)

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photo: Photo Sharing!

700年以上前に作られたヨーロッパ最古の大学のひとつ。修道院や教会も併設され、、イエズス会による初めてののキリスト教大学としても有名です。

15.開城の歴史的建造物群と遺跡群(北朝鮮)

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photo: AOL Travel UK

936年に朝鮮半島が統一されてから、約400年に渡って首都として繁栄した都市。仏教や授業を重んじ、北朝鮮の文化を創る大きな土台となった歴史ある場所です。

16.ヴィルヘルムショーエ公園(ドイツ)

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photo: Wikimedia Commons

50mを超える大きな噴水や石造りのアーチ橋のある公園。フランス・イタリア・イギリスの庭園建築技術が結集したヨーロッパの誇る公園です。

17.タウリク半島の古代都市ケルソネソスと農業遺跡(ウクライナ)

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photo: nipunscorp.com

古代ギリシア人がオスマン帝国に支配されるまでの2000年分の歴史が詰まった都市遺跡。その周辺の農業遺跡と合わせて世界遺産に登録されました。

18.ゴレスタン宮殿(イラン)

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photo: AOL Travel UK

約100年の歳月をかけて完成したイランの誇る文化遺産。キリスト教の建築スタイルに、インド建築の技術を加えて完成させた壮大な給電す。

19.トスカーナのメディチ家の邸宅と庭園群(イタリア)

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photo: GardenVisit.com

イタリアのルネッサンス時代の傑作と名高い庭園。その後のヨーロッパ宮殿や庭園建築に大きな影響を与えた歴史ある美しさです。庭園から見えるイタリアの町もまた綺麗ですね。

以上、いかがだったでしょうか?今年世界遺産に登録され、これから観光地として更に人気が出るであろう19の絶景スポット。来年の海外旅行候補先としてぜひチェックをお忘れなく!


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