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1月に入り日本の就職活動も本格化してきました。

厚生省調べによると、来春に大学を卒業予定の大学生の内定率は64.3%とのこと。若者の就職事情は改善されているとは言え、まだまだ厳しいようです。

ところでみささんはアフリカのケニヤをご存知でしょうか? ナイロビを首都とし、東アフリカの中でも比較的に経済発展の進んでいる国です。

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しかし、そんなケニヤも、1700万人(全人口は約4300万人)が職につけない状況であり、しかもそのうちの7割は15歳〜34歳の若年層であるとのこと。ケニヤの就職事情も大変に厳しい現状のようです。

今回は、ケニヤの若者の就業支援を目指した興味深い取り組みをご紹介いたします。

立ち上がった二人のアメリカ人

2010年、2人の20代アメリカ人女性が、この現状を改善するために「LivelyHoods」という団体を立ち上げました。

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このプロジェクトは、スラムの若者に対して職業訓練を提供することで彼らの就職支援を目指しています。

彼らのコミュニティ内で必要と思われる製品、たとえば調理用ストーブや、太陽光ランプ、再利用可能な生理用品などを販売し、これまでおよそ3000点以上を販売したそうです。

拡大するLivelyHoodsの取り組み

LivelyHoodsプロジェクトはこれまで227名の若者に職業訓練を提供しており、そのうち84人がフルタイムの仕事に就くことができました。

代表の2人、スプリンガー氏とレイデン氏は2014年は職業訓練生の数を倍にしたいと考えているようです。

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またプロジェクト拡大のため、ロックフェラー財団やD-Prize Fellowship Awardからの出資も決まっており、ますます注目度が高まっています。

途上国における就業事情やその支援などはまだまだ表に出ていないことも多いので、引き続き紹介していきたいです。

[PVERTY MATTERS BLOG]


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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