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イスラエルは、 “中東のシリコンバレー”と呼ばれるほど、テクノロジー系のスタートアップが多い事で有名です。

最新のIT技術を、農業の分野で使っているベンチャー企業「Kaiima」をご紹介します。

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目指すは世界の食糧危機をビジネスで救うこと!

同社は、ゲノムと呼ばれる遺伝子を使い、農産物の生産性を上げ、水分使用の効率化を図り、植物の厳しい環境での耐久性も上げることを目標としています。

すでにイスラエルで唯一お米の生産がされている土地を買っており、パイロットプロジェクトでは生産性が15から50%ほど上がりました。

植物が何千年もかけてDNAを繁殖させるプロセスを、高速化させ、収穫量を上げることができるだろう。

とCEOのギャルさんは言っています。

高騰を続ける穀物の市場価格

昨年の、小麦・トウモロコシ・お米の市場価値は200億ドル(約2兆円)と言われており、全穀物生産の75%を占めます。過去30年間でこれらの需要は90%ほど上がり、世界的な人口増加に伴い毎年1.5%ずつ増えていっているそうです。

2007年に設立されたKaiima社は、名立たる投資家・機関がバックについていることでも知られています。アジアで一番お金持ちの李嘉誠(り・かせい)や、国際金融公社(IFC)から、昨年9月に6500万ドル(約66億円)の資金調達を受けています。

遺伝子組み換えなど、食物業界でのテクノロジーの導入は人々、行政が特に敏感になっていることもあり、実施にはまだ時間がかかりそうです。しかし、今後このような世界を救う革新的な企業が、途上国・新興国から生まれてくる事に大いに期待します!

Mashable


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