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シンチャオ!トジョウエンジンをご覧の皆さん!
ベトナムのホーチミン在住のブロガー・ネルソン水嶋です。

今回は、『江戸前寿司の原点回帰!?ベトナムで路上寿司屋が流行っているので、実際に回ってみた。』の後編です。まだ読んでない人は、是非読んでよね!


あ、しまった!前編見落としてた! »

2店舗目・すしコ


ホーチミン市内某所、おじさん達がワイワイ騒ぐ飲み屋通り。


そこに2つ目の路上寿司屋、『すしコ』があります。


カウンターの向こうには陽気な寿司職人さん達。


ガラスケースの中の食材も新鮮そうです。


メニューは1つ目のお店よりもシッカリとした作り。
しかし、『すしコ』という名前、日本人だと逆立ちしても出てこないなぁ。

メニューを開くと…


枝豆、天ぷら、茶碗蒸し、海ぶどう…寿司以外にも色々とあるらしい。


焼き鳥も…って生じゃねーか、シズル感の欠片もねぇよ。


SUPAIDA MAKIも、『Spider』で良かった。

そして、さり気なく欄外に差し込まれているイラストと言葉に注目するとそこには…


Oiishi wane!!


TabeRo!!!Onaka Ippai Made Ni

言いたいことはなんとなく分かるけど、じわじわ来る。
深読みするとじわじわ来るわ、お腹いっぱいまでに。

そして、ここには…。


なんと!熱燗が呑めるのです。


ろうちょん『ままっ、どーぞどーぞ!』
ネルソン 『ととっ、どーもどーも!』


ネルソン 『ささっ、どーぞどーぞ!』
ろうちょん『ややっ、どーもどーも!』


ネルソン 『ほらっ、どーぞどーぞ!』
ももたん 『いえっ、いえいえいえ!』


ネルソン 『まーまー無礼講で!』
ももたん 『いやはやいえいえ!』


さぁ、


仲良く、


みんなで、


くいっ!


っはー!

ネルソン 『まさかベトナムで熱燗が呑めるとはねぇ』
ももたん 『50,000VNDだから、250円くらいだよ』
ろうちょん『安い!』


店員さん 『ヘイお待ち!』
全員   『おぉ!』


立派な寿司下駄に乗せられて…1店舗目よりも本格的!
寿司の上のネタもテカテカしていてとても美味しそうです。


全員『いただきまーっ』

ギンッ!!


全員『!?』

ギリギリ…

ネルソン 『は、離せ…誰が最初でも一緒じゃねぇか!』

ろうちょん『一度に全部って可能性なきにしもあらず!』

ももたん 『こ、こうなったら実力行使しかあるまい!』

ギャンッ


ろうちょん『ぬわーーーっっ!!』


ネルソン 『攻撃こそ最大の隙!』

キィンッ


ネルソン 『ぬわーーーっっ!!』


ももたん 『勝利のッ!』


ももたん 『美酒に酔うッ!』


ももたん 『美味さHOWEVER!!』


ネルソン 『ほな俺もーっ!』


ネルソン 『美味さHOWEVER!!』


ろうちょん『俺もー』


ろうちょん『美味さHOWEVER!!』


はい、茶番にお付き合いいただき有難うございます。

3店舗目・SKY SUSHI


3つ目の路上寿司屋は、市内で最も車通りの激しい中心地にあります。その名も…。


SKY SUSHI。


いかにもベトナムの路上店らしく、テーブルとイスが道路の縦半分を占めていました。
並んでいる建物のシャッターが閉まっている辺り、夜のみの営業なのかもしれません。


食材は…すしコに比べると、並べ方やケースにそのまま置いている辺りがちょっとぞんざい!?


メニューはこちら。

『SKY SUSHI』なのか『SUSHI SKY!』なのか分からんけど、


このハゲオヤジがマスコットキャラクターなのは間違いないようです。
寿司っていうかどちらかといえば中華そば作ってるっぽいんですが…。


刺し身から、


GEISHA MAKIという謎の巻き寿司、


PIZZA SUSHIという全く味が想像出来ないものまであります。


こちらはUNAGIと書かれていますが…


エビやん!飛び出してるのエビの尻尾やん!!
あ、でも、切り口はうなぎっぽい…いやどっちだよ!!

コトッ

全員   『え?』


ネルソン 『味噌汁!?こんなの頼んでな…』
ももたん 『いや、ホラ…あれ!』


ネルソン 『隣のテーブルにも味噌汁が…ということは突き出し!?』

というか、


ネルソン 『味噌汁にコーラて!?』


ろうちょん『とりあえず飲んでみてよ』
ネルソン 『うん…』
ももたん 『分かった…』

ずずっ

ろうちょん『どう?』
ネルソン 『なんか冷めてる』
ももたん 『なんか味が薄い』

この時点で既に気分は落ちていましたが、とりあえず寿司盛り合わせを注文してみます。
あと、何気にろうちょんさんが写っていませんがこれは撮影役だったK君が抜けたため。


ネルソン 『て、あれ…何か小さくね!?


ネルソン 『ほら、iPhone3GSの1/4カットくらいよ!』


顔を並べてみると、まるで私が微妙な巨人のようです


ネルソン 『味は普通やけど…』
ももたん 『ちょっと満足感がね…』


まるでミニチュア玩具のようなお寿司。
とはいえ、3店舗も回ったので正直お腹はいっぱいいっぱいでした。

ちなみにそれぞれの品の値段は省略していましたが、4,5種類のネタがある寿司盛り合わせを頼んだとして、1店舗目の『日本人オーナーの店』が500円、2店舗目の『すしコ』が700円、3店舗目の『SKY SUSHI』が400円といった価格帯でしょうか。

『すしコ』はちらほらと日本人のお客さんの姿も見えますが、他の2店舗に関してはほとんどの客層がやはりベトナム人のようです。日本人として美味しい(職人が正規の教育を受けた)お寿司だと思える分には、こうしてベトナムで根付いた寿司という日本の食文化が、次はベトナム人自身の手によってローカライズされていく過程というのはとても面白いですね。

おまけ

『べとまる』では、今回のような身体を身体を張ったレポート記事を書いております。ぜひ遊びに来て下さい!


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