花口 大輝 | トジョウエンジン https://eedu.jp/blog 途上国のイメージを豊かにするノンストップ・デイリーマガジン Tue, 18 Mar 2014 16:34:56 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.6.15 独学で風力発電機を作りあげた!ーーアフリカを救う発明家ウィリアム・カムクワンバ氏 https://eedu.jp/blog/2014/03/19/william-kamkwamba-how-i-harnessed-the-wind/ https://eedu.jp/blog/2014/03/19/william-kamkwamba-how-i-harnessed-the-wind/#respond Tue, 18 Mar 2014 23:00:14 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=26300 村を襲った飢饉。人々が死の危機に瀕する中、図書館で見つけた本が運命を変えました。 廃材から独学で風力発電を作り上げ、その風車で灌漑ができ、発電で電気が灯る。飢饉からも暗闇からも村を救った20代の発明家ウィリアム・カムクワ […]

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村を襲った飢饉。人々が死の危機に瀕する中、図書館で見つけた本が運命を変えました。

廃材から独学で風力発電を作り上げ、その風車で灌漑ができ、発電で電気が灯る。飢饉からも暗闇からも村を救った20代の発明家ウィリアム・カムクワンバ氏のTEDでのプレゼンテーションです。

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風力発電の参考にした本「エネルギー利用」

飢饉の中、図書館で見つけた本

2001年にマラウイを襲った飢饉。人々が死に直面する中、カムクワンバ氏は「エネルギー利用」という本に出会ったのです。その本には、飢饉対策へのヒントとなる風力発電について書かれていました。

風車は水を汲みあげて発電。水を汲み上げられれば灌漑ができ飢餓への防衛策となると考えた彼は、独学で風力発電を作り始めたのです。

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カムクワンバの風力発電とその材料

英語が読めない!材料がない!

飢饉への防御方法を見つけたカムクワンバ氏でしたが、英語が読めず挿絵を参考に試行錯誤を繰り返す日々。

さらに資材が手に入らないため、廃材置き場へ行って材料を拾い、ついに簡単な風車と発電装置を完成させたのでした。

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製作中の風力発電を見学する人々

家の前に長蛇の列が!

風車が水をくみ上げるという発電装置によって、夜には電球の明かりが灯るようになりました。

独学で作り上げた風力発電によって飢饉からも暗闇からも抜け出すことができたのです。すると、この快挙を聞きつけた住民がカムクワンバ氏の家に殺到。携帯を充電するために長蛇の列をつくり始めたのです。

カムクワンバが伝えたいこと

カムクワンバ氏は、講演の最後に次のような言葉を残しています。

「私のように夢を追うにも困窮しているアフリカ人や貧しい人みんなに向けて言いたいことがあります。神のご加護がありますように。いつかこれ(TEDでのプレゼン)をインターネットで見ることがあるでしょう。自分を信じてくださいと私は言いたいです。何が起ころうとも諦めないで」

学校にいることが幸せだと語るカムクワンバ氏。図書館で出会った1冊の本が、人生を切り開いていく様子は私たちに学ぶ喜びを教えてくれます。決して流暢とは言えない英語ですが、胸に迫る彼の想いをご覧ください。

[TED]

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スケボーで信頼とつながり! アフガニスタンで始まったスポーツ交流と学びの場とは https://eedu.jp/blog/2014/03/10/afghani-youth-skateistan/ https://eedu.jp/blog/2014/03/10/afghani-youth-skateistan/#respond Sun, 09 Mar 2014 23:00:02 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=25959 軍隊キャンプのような外構え。しかし、塀の内側にあるのは、スケボーを楽しむ子どもたちの姿。 アフガニスタンに建設された巨大なスポーツ設備を持つ教育機関が、社会問題に悩まされる国において新しい教育を模索しています。この施設を […]

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軍隊キャンプのような外構え。しかし、塀の内側にあるのは、スケボーを楽しむ子どもたちの姿。

アフガニスタンに建設された巨大なスポーツ設備を持つ教育機関が、社会問題に悩まされる国において新しい教育を模索しています。この施設を作ったNGO「スケースティタン」の狙いは、スケボーで信頼とつながりを生み出していくことでした。

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学校づくりは安全な場所づくり

タリバンなどの旧支配勢力の脅威にさらされているアフガニスタンでは、教育制度の確立が難しい状況にあります。

地方の学校や女子は襲撃の対象になるなどの危険にさらされています。そこで、スケースティタンは安全な場所の提供することで学び場を提供しようとしているのです。

まず、子どもたちが自分自身で何をしたいのかを決める。そして安全な場所の提供と技術を学ぶ機会を提供することで貢献したいとしています。

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図書館など教育施設にも力を入れる。コンテナを積み上げて作られた校舎

働く子どもと女の子に教育を

スケースティタンは働く子どもと女子が参加できるよう注力してきました。アフガニスタンにおいて、女子は危険にさらされるだけでなく自転車に乗ることが禁止されたり制限事項が設けられています。

しかし、スケートボードには制限がないことに目をつけたスケースティタンは、スケートボードで女子を取り込むことにしたのでした。

今ではスケートパークを利用する400人の子どもの半分は女の子だと言われています。宗教や貧富の差は関係なく、ここでは子どもであれば誰でも参加することができるのです。

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軍施設を平和利用へ

スケースティタンは地元企業やスポンサーと協働してこの施設を建設。アフガニスタンのように貧困の問題や社会情勢が不安な国では、軍の施設を地元住民のために平和目的で使用し、安全な場所を増やしたいとしています。

スケートボードのようなスポーツを通じて子どもに教育を提供するこの運動は、社会情勢の安定しない国で新しい教育のかたちを模索しているのです。

[INHABITAT]

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「アフリカはビジネスチャンスで溢れている」ーー元マッキンゼーのユービン・ナイドウ氏が分析するアフリカとは? https://eedu.jp/blog/2014/02/13/ted-euvin-naidoo/ https://eedu.jp/blog/2014/02/13/ted-euvin-naidoo/#respond Wed, 12 Feb 2014 23:00:40 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=24182 元マッキンゼーのコンサルタントEuvin Naidoo(ユービン・ナイドウ)氏は、私たちが持つアフリカの印象を一変させます。 「実際のデータや統計は現実の事象である」と語り、それらの事実はアフリカがビジネスチャンスに満ち […]

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元マッキンゼーのコンサルタントEuvin Naidoo(ユービン・ナイドウ)氏は、私たちが持つアフリカの印象を一変させます。

「実際のデータや統計は現実の事象である」と語り、それらの事実はアフリカがビジネスチャンスに満ちた国であることを物語っているのです。

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アフリカへの投資は失策

ナイドウ氏が指摘するのは、アフリカは国ではないこと。アフリカは、54の国々から成り、9億の人々が住む広大な大陸です。

それぞれの国には異なる課題があるためアフリカを一括りに考えることは間違っていると主張しています。私たちはアフリカに関して無知であり、それぞれの国で吹き荒れている変化の風を知らなければなりません。

投資銀行家が見た変化のサイン

投資銀行家として情報が行き交うところに身を置くナイドウ氏は、アフリカの国々で起きている変化に気付き始めました。

例えば、南アフリカでは外資系企業が相次いで参入したことや、ナイジェリアでは企業が独自に外国資本を増加させていること。また、エジプトではシンガポール企業から28億円の投資を受け、大規模産業圏が始動したことなどです。

さらに各国の経済指標も改善され、もはや従来のアフリカではないことを表しています。

投資すべき分野はどこか

投資すべき分野について、改善の余地があるところに投資の機会があると語っています。

例えば、ウガンダでは道路の90%が舗装されておらず、輸送費用が高く物価を上昇させていることが問題になっているのです。この改善すべき状況がインフラへの投資機会だと主張しています。

他にも、銀行取引が国全体の10%しか行われていないナイジェリアでは、金融部門への投資機会があることが挙げられています。

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ウガンダでは雨が降るとトラックがぬかるみにはまり流通が止まる

このように先入観やイメージを一切排除し、事実を基に淡々と語るナイドウ氏は、アフリカで何がおきているのかに気付くことが重要であると主張しています。

マッキンゼー時代から10年以上アフリカの再生に取り組んできた彼のプレゼンテーションをぜひともご覧ください。

[TED]

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IKEAのカラーボックスとおもちゃで説く、ハンス・ロスリング「地球規模の人口増加について」 https://eedu.jp/blog/2013/12/12/hans-rosling/ https://eedu.jp/blog/2013/12/12/hans-rosling/#respond Wed, 11 Dec 2013 23:00:55 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=20752 「途上国」という概念を改め、新しい世界を理解する必要があると語るハンス・ロスリング氏は、歴代TEDスピーカーの中でも有名なプレゼンターです。 彼はプレゼンの中で、IKEAで買ったというカラーボックスを用いて、「人口増加」 […]

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「途上国」という概念を改め、新しい世界を理解する必要があると語るハンス・ロスリング氏は、歴代TEDスピーカーの中でも有名なプレゼンターです。

彼はプレゼンの中で、IKEAで買ったというカラーボックスを用いて、「人口増加」について語ります。

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世界を4分割して人口動態を分析

彼は、マクロな視点から人口動態を分析するために経済的な豊かさを基準に世界を4つに分けました。

最も裕福な順から飛行機に乗る人々、車を買う人々、自転車を買う人々、靴を買う人々にカテゴリー化され、私たち先進国は飛行機に乗る人々に分類されています。

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1箱=10億人を表し、それぞれの階層にどのくらいの人口がいるかを示しています

最貧の靴を買う人々が人口爆発

靴を買う人々にカテゴリー分けされたアフリカなどの国々では、子どもの生存率がおよそ70〜80%で推移するとされています。これは、6人子どもを産むと4人は生存し、前の世代の倍の人数になることを示しています。

これが人口爆発の要因だと指摘しています。先進国では生存率がほぼ100%で推移し、1人の女性が2〜3人の子どもを産むことから総数は安定傾向にあるのです。

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縦軸=女性当たりの子どもの数、横軸=子どもの生存率、大陸ごとに円と大きさで人口を表現

“投資”が人口爆発を食い止める

子どもの生存率が人口増加を止める唯一の方法です。そのためには、靴を買う人々を経済的に孤立させないように官民が連動した投資が必要となり、実際にゲイツ財団やユニセフの活動が持続的な人口規模へと到達する手助けをしています。

子どもの生存率を高める投資をし、生き抜いた子どもに学ぶ機会を提供する。この二つの投資が人口爆発を食い止め、靴だけでなく自転車を買える経済力をつけさせることだと指摘しています。

プレゼンテーションでは、2050年の人口増加が避けられた新しい世界で、私たち先進国の在り方にも言及しています。ユーモアをあふれる、熱意ある語り口にご注目ください。

[TED]

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18才の高校生がたった1人で生み出した発明品! 途上国の水問題改善の可能性を持つシンプルな浄水器 https://eedu.jp/blog/2013/12/04/inspiring-18-year-old-simple-water-purifier/ https://eedu.jp/blog/2013/12/04/inspiring-18-year-old-simple-water-purifier/#respond Tue, 03 Dec 2013 23:00:06 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=20356 大学のインターンに参加した高校生が1人で取り組んだ浄水器。 柔軟な発想から生まれた画期的なアイデアは、途上国を取り巻く水問題の改善に一役買いそうなのです。 SPONSERD LINK 1人で向き合った課題「浄水について」 […]

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大学のインターンに参加した高校生が1人で取り組んだ浄水器。

柔軟な発想から生まれた画期的なアイデアは、途上国を取り巻く水問題の改善に一役買いそうなのです。

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1人で向き合った課題「浄水について」

テキサス工科大学のインターンシップに参加した高校生のShea。しかし、担当教授は多忙のために向き合ってくれず、1人で課題に取り組むことになりました。

彼女が目を付けたのは、ワサビノキ。浄水作用のある安価な材料とされていましたが、これまで取り上げられることがなかった植物でした。

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材料は身の回りのモノをつかって

まず彼女は、古い塩化ビニールのパイプを4つ重ねたシンプルな浄化装置を作成しました。

それぞれのパイプに入れられた粉末のワサビノクサの種、土、炭、布がフィルターの役割を果たし、通過する水の不純物を濾過するというもの。

簡素な作りにもかかわらず、大腸菌を99%取り除くなど高い性能が認められ、後に「Breakthrough Innovator Awards」を受賞するまでの発明品となったのです。

Breakthrough Innovator Award

世界の人々に種明かしをしたい

“魚を釣って与えるのではなく、魚の釣り方を教える”

これはよく言われる支援の方法を例えた1つの表現です。支援者がいなくなっても魚の釣り方を教えられた人は、継続的に魚を得ることができます。

特別な素材や製造工程を必要としない彼女の発明した浄水器は身の回りのあらゆるものから作ることが可能です。今までの支援のように、開発者や製造者がモノを提供しなくても、必要とする人々が自ら作ることができる点でも画期的な発明であったことは間違いありません。

彼女はこの発明品のトリック(種、しくみ)を世界に発信したいと語っています。途上国の水問題改善の可能性を持つ浄水器、実用化に向けて進んでほしいですね。

[Fastcoexist]

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途上国の小さな命を救えるか? 超安価でシンプルな保育器「Embrace」 https://eedu.jp/blog/2013/11/29/embrace-jane-chen/ https://eedu.jp/blog/2013/11/29/embrace-jane-chen/#respond Thu, 28 Nov 2013 23:00:38 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=20107 開発者のジェーン・チェンと寝袋型保育器「Embrace」 大人の手のひらに収まるほど小さな体で生まれる未熟児は、体温を維持するだけの脂肪がありません。 保育器がない環境では生まれてから低体温症と闘い、たとえ生き抜くことが […]

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Jane Chen

開発者のジェーン・チェンと寝袋型保育器「Embrace」

大人の手のひらに収まるほど小さな体で生まれる未熟児は、体温を維持するだけの脂肪がありません。

保育器がない環境では生まれてから低体温症と闘い、たとえ生き抜くことができたとしても臓器が正常に発達しないのです。その結果、糖尿病や心臓病、知能の低さなど様々な健康問題を抱えながら生きていかなければなりません。

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赤ちゃんを温かく保つだけで問題解決につながる

保育器は元々、自然環境で生存が難しい未熟児や新生児のために開発されました。しかし、電気が必要不可欠で高価であるために、僻地や途上国では普及していないのが現状です。

そのため。湯たんぽや電球のぬくもりで赤ちゃんを温めようとしますが、危険で効果がなく新しい解決策が必要とされていました。

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寝袋のような保育器「Embrace」

今回紹介する「Embrace」の特徴は、寝袋の後ろポケットに入っている相変化物質です。この物質はある一定の温度で状態変化する物質で、状態変化をするときに熱を吸収したり熱を放出する効果を持っています。

このロウのような物質でお湯に溶かすと一定の温度を4〜6 時間保つことができるのです。取り外しが可能で再び温めれば何度も使用できるので、継続して赤ちゃんを温めることができます。

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インドで発売予定、価格は25ドル

シンプルな作りの「Embrace」には、現地医師や母親たちと考えた工夫が詰まっています。

電気を必要せず、自宅出産を想定し母親や助産師が簡単に使えるシンプルな作り。そして内側に縫い目を作らないことで簡単に殺菌ができることから何人もの赤ちゃんに使い回しが可能で、なにより安価です。

まずは、インドで発売される予定で価格は25ドルとなっています。

乳幼児死亡率の低下は人口増加を防ぐ

乳幼児の死亡率が低く正常に育つ環境であれば、母親は乳児が死亡することを想定しないため、 子どもの数が減ると考えられています。

そうすれば人口増加を防ぐことができるかもしれないのです。「Embrace」は小さな命を救うだけでなく、私たちの大きな問題にも良い影響を与えることが期待されています。

ぜひ開発者ジェーン・チェンさんのTEDプレゼンもご覧になってみてください。

[TED]

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ベトナムで自然の大切さを教える幼稚園が完成! 遊びながら学ぶ校舎をデザインした建築家の試み https://eedu.jp/blog/2013/11/08/the-farming-kindergarten-boasts-a-rooftop-vegetable-garden-where-students-grow-their-own-food/ https://eedu.jp/blog/2013/11/08/the-farming-kindergarten-boasts-a-rooftop-vegetable-garden-where-students-grow-their-own-food/#respond Thu, 07 Nov 2013 23:00:19 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=18671 農業との距離が遠くなり、食べ物がどのようにして作られているか知らない。 そんな子どもたちが増えている現状を受けて、ベトナムの幼稚園では園児が自然を身近に感じられる取り組みが始まっています。 SPONSERD LINK 幼 […]

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農業との距離が遠くなり、食べ物がどのようにして作られているか知らない。

そんな子どもたちが増えている現状を受けて、ベトナムの幼稚園では園児が自然を身近に感じられる取り組みが始まっています。

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幼稚園の屋根一面に野菜畑を作る

建築家Vo Trong Nghiaさんの作る幼稚園の特徴は、その屋根にあります。

広い屋根一面を畑にして、園児たちがおいしい野菜を育てることができる設計です。このデザインによって、温かいベトナムの気候が栄養となり、すくすく育つ野菜の成長を日々見ることが可能になります。

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園児が冒険する校舎デザイン

また、屋根の両端にはゆるやかなスロープが取り付けれ、1階の中庭につながっています。園児たちはそこから2階の野菜畑へ上ったり、1階の中庭に降りたり自由に遊びまわることができるのです。

さらに校舎のいたるところに、リサイクル素材など環境に配慮した仕組みを採用。複雑な形をした校舎が子どもたちの冒険心を駆り立て、遊びながら環境に優しい仕組みを発見できるのです。

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遊びながら学ぶ楽しさが幼稚園の自慢

遊び場の中庭と学び場の野菜畑を一体化させたデザインは、子どもたちの日常に学びを取り入れることができます。

「どうやって学ばせるか」という問題に建築から取り組んだVo Trong Nghiaさん。そのアイデアは子どもたちに持続可能な生活を教えることができそうです。

[INHABITOS]

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成績優秀者は入学禁止!? リテラシーが低い人を優秀な技術者に育てる、途上国最高の教育機関「裸足の大学」とは https://eedu.jp/blog/2013/10/28/barefoot-college-bunker-roy/ https://eedu.jp/blog/2013/10/28/barefoot-college-bunker-roy/#respond Sun, 27 Oct 2013 22:40:07 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=17274 世界から注目を集める型破りな大学が、途上国に革新をもたらしています。 高い技術を身に付けることができる最高の教育機関と言われる「裸足の大学(ベアフット・カレッジ)」。一方で、資格や学歴を持つ者の入学を一切認めていません。 […]

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世界から注目を集める型破りな大学が、途上国に革新をもたらしています。

高い技術を身に付けることができる最高の教育機関と言われる「裸足の大学(ベアフット・カレッジ)」。一方で、資格や学歴を持つ者の入学を一切認めていません。そんな裸足の大学の創始者バンカー・ロイの物語を紹介します。

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エリート学生が考えた「裸足の大学」

「最高の教育を受けて考えたんだ。僕なりのやり方でお返しがしたい」

田舎を訪れた時に、貧しくても卓越した技術を持つ人がいることに気付いたバンカーは、彼らための「裸足の大学」を創立することを決意。母親に「田舎で働くなんて、あんたおかしくなっちゃったのかい」と言われても、揺るがないものでした。

Solar Cooker developed by women of Barefoot College

ガンジーの精神を継ぐ大学

裸足の大学は、ガンジーの生活と労働スタイルと取り入れています。生徒たちは富や名声に執着することなく、コミュニティや村に貢献することを大切にしているのです。お互いに学び合うシンプルな方法が、優秀な技術者を輩出していることにつながっています。

そしてアイデアは海外へ

バンカーの試みは国内にととまらず、海外にも及びました。

インドで訓練を受けたアフガニスタンのお婆さんは、自国で27人の女性を訓練。その後、100以上の村々に太陽光発電を設置し、暗い夜に明かりが灯りました。

また、アフリカのシエラレネオでは、大統領に認められ裸足の訓練センターを設置。150人を超える女性を太陽光発電の技術者へと育てあげました。

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“教育”でなく”学び”

教育には大きく2つの方法があると言われています。

1つは、私たちが受けてきたような先生が生徒に知識を伝える教育方法(=系統学習)。もう一方は、生徒が問題に取り組みながら学ぶ方法です(=問題解決学習)。これらの大きな違いは自発性です。

日本やアメリカのような学歴社会では勉強に効率が求められ、学びあう時間がなくなります。日本の小学校では生活科などの学びの時間を取り入れていますが、”受験のための勉強”からわかるように”系統学習”を採用しています。

裸足の大学では、Peer Learning(お互いから学びあうこと)を尊重しました。私たちがどうやって学び合うかという重要な課題について、裸足の大学は良い例とヒントがあったように思います。

[TED]

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途上国の人々の足を守る! 折り紙のように作れる革新的な靴を生み出した「UNifold」プロジェクト https://eedu.jp/blog/2013/10/08/footwear-origami/ https://eedu.jp/blog/2013/10/08/footwear-origami/#respond Mon, 07 Oct 2013 23:00:37 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=16572 誰もが買えておしゃれな靴。 このシンプルなアイデアが、途上国に住む人々の足を病気から守ろうとしています。 米国美術大学プラットインスティチュートのHoratio Yuxin HanとKevin Crowleyの2人は、途 […]

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誰もが買えておしゃれな靴。

このシンプルなアイデアが、途上国に住む人々の足を病気から守ろうとしています。

米国美術大学プラットインスティチュートのHoratio Yuxin HanとKevin Crowleyの2人は、途上国で靴を買えないために病気の危険にさらされている現状を目の当たりにし、「UNifold」というプロジェクトを立ち上げました。

折り紙のような靴を生み出した「UNifold」プロジェクト

このプロジェクトで生み出されたのは、折り紙のように一枚のゴム素材を折り畳むだけで作ることのできる全く新しい靴でした。

通常、靴の製造には、型抜き・縫製・接着などの複雑な技術が必要になります。しかし、この靴では、EVA(気泡ゴム)というゴムを材料に、ゴム板をカットしただけの簡単な製造方法を採用。

あとは、折り紙のように折るだけで完成。ゴム板は、重ねて収容できるので、大量ストック・大量輸送を実現しました。さらに価格を大幅に抑えることにも成功したそうです。

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途上国における靴の重要性とは

途上国において、靴は、寄生虫病から足を守るなどの重要な役割をしています。しかし、複雑な製造技術が、製造費用を増加させ、価格を押し上げることになっていました。

途上国に住むおよそ3億人の人々は、靴を買うことができず、裸足での生活を強いられているとのこと。つまり、病気の危険性にさらされているのです。

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将来はダウンロードやプリントアウト可能に!?

考案者の一人であるHanは、「この靴を自分たちが生産しなくても、現地のお店がネットから型をダウンロードし、ゴム板にプリントアウトすることで、途上国の人々の手によってさらなる普及が実現できるかもしれない」と語っています。

大きな可能性を秘めるUnifoldプロジェクト。現在は、まだコンセプト段階ですが、商業化に向けて取り組んでいます。誰もが買えておしゃれな靴が途上国に住む人々の生活を、足元から豊かにする日も近いかもしれません。

[UNifold]

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「ケニア4歳の少年が死ぬまでにしたいこと」ーー途上国の水問題に取り組むNPO「Water is Life」の寄付キャンペーンが感動的! https://eedu.jp/blog/2013/09/27/4-year-olds-bucket-list/ https://eedu.jp/blog/2013/09/27/4-year-olds-bucket-list/#respond Thu, 26 Sep 2013 23:05:53 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=16280 “5人に1人の子どもが、5歳まで生きられない” ケニア共和国では、きれいな飲み水を確保できないことが原因で、5人に1人の子どもが5歳の誕生日を迎えることができないと言われています。マサイ族の4歳の […]

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“5人に1人の子どもが、5歳まで生きられない”

ケニア共和国では、きれいな飲み水を確保できないことが原因で、5人に1人の子どもが5歳の誕生日を迎えることができないと言われています。マサイ族の4歳の少年Nkaitole君も、この厳しい現実の中で生きています。

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NPOの動画を使った寄付キャンペーン

そんな状況の中、NPO「Water is Life」と代理店「DDB NY」は、寄付キャンペーンとして彼のBucket List(死ぬまでにしたいこと)を叶えるショートフィルムを制作しました。

その名も「4 year olds Bucket List(4歳の少年が死ぬまでにしたいこと)」。このショートフィルムを通じて、Nkaitole君のような子どもたちにきれいな水を提供できるよう寄付を呼びかけています。

ケニアの4歳児のBucket List(死ぬまでにしたいこと)

彼はこれまで一度も海を見たこともなければ、ボートにも飛行機にも乗ったことがありませんでした。それどころか、生まれてから一度も村を出たことがなかったのです。

“鳥のように大空を飛んでみたい” “陸上選手とかけっこで勝負がしたい” そんな彼の夢が、映像の中で一つずつ現実になっていきました。

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水問題に取り組むNPO「Water is Life」の活動

「Water is Life」は、発展途上国の水問題解決に向けて活動するNPO団体。ただ水を供給することだけでなく、発展途上国の人々が自ら発展できるようトレーニングを提供し、長期的にかつ持続可能な水問題の解決に寄与しています。

また、同団体が提供する「The WiL straw」という筒状のフィルターは、大きな効果を発揮しています。筒内部の3層のフィルターが、水に含まれる病原菌や汚染物をろ過し、水媒介の伝染病や病気から人々を守っています。

地道な問題解決の取り組みを続けていくには、多くの人の協力やお金が必要になります。そんな中での、このショートフィルムを通じた寄付キャンペーン実施というわけです。

「ケニア4歳の少年が死ぬまでにしたいこと」ーーぜひ、紹介した動画をじっくりご覧になってみてください。

[4 Year Olds Bucket List – Water is Life]

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