小川 哲志 | トジョウエンジン https://eedu.jp/blog 途上国のイメージを豊かにするノンストップ・デイリーマガジン Mon, 26 Feb 2018 02:08:45 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.6.15 「映画」×「途上国」で子供たちに夢を与える!〜World Theater Project 教来石小織さんインタビュー〜 https://eedu.jp/blog/2016/03/22/world_theater_project/ https://eedu.jp/blog/2016/03/22/world_theater_project/#respond Mon, 21 Mar 2016 23:00:16 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=40970 初めて映画を観て喜ぶカンボジアの少年 「国際協力」という言葉を聞いて、みなさんはどんな活動をイメージしますか? 学校、病院の建設や水、道路などのインフラ整備。先進国の知識を用いた農業指導や、IT技術の普及を目指した活動な […]

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初めて映画を観て喜ぶカンボジアの少年

「国際協力」という言葉を聞いて、みなさんはどんな活動をイメージしますか?

学校、病院の建設や水、道路などのインフラ整備。先進国の知識を用いた農業指導や、IT技術の普及を目指した活動など。技術の進化が著しい今日、国際協力の活動というのは以前よりも多岐にわたるものとなってきています。

今回は、World Theater Projectという「途上国に映画を届ける」活動をしている教来石小織(きょうらいせきさおり)さんの取り組みについてご紹介します。

(聞き手:小川哲志)

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映画を通して、「夢の種まき」を

現在、World Theater Projectは、現地に駐在している副代表の山下龍彦さんとカンボジア人の「映画配達人」が中心となり、カンボジアの農村地域に映画を届ける活動をしています。

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発電機を運ぶWorld Theater Projectのメンバー

「子どもたちが楽しんで観ることができる」という前提の元、目標に向かって努力する大切さを教えてくれるものや、夢の選択肢が広がるような映画を選んでいます。

電気の通わない場所でも上映ができるよう発電機を持ち込み、映画館のない場所に、スクリーンとプロジェクターを用いて即席の映画館をつくり、現地の子どもたちに映画を上映しています。活動は年々拡大しており、現在までに約100ヶ所、そして、10,000人を超える子供たちに映画を届けています。

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みんなで映画を観る子供たち

2012年に、本活動を始めた教来石さん。活動を始めたきっかけには、彼女の映画への想い、そして、一つの原体験がありました。

「将来の夢は何?」

10年前にアフリカでホームステイした際、村の少年少女にそう尋ねたところ、返ってくる答えが少ないことに気が付きました。

そして、次に訪れたカンボジアでも、各村の子どもたちにインタビューすると、返ってくる答えは「先生」「医者」「仕事に就くこと」がほとんど。子供たちから出てくる「夢」の数が日本の子供たちよりも少ないことを不思議に思いました。

そして、その理由が、周りにある憧れの職業が先生や医者しかおらず、他の「夢」を知らないからではないかと気付きました。

教来石さんは、その時、自分が子どもだった頃のことを思い出したと言います。子供の頃、教来石さんは映画の中に出てくる登場人物に憧れ、弁護士や医者、刑事など数えきれないほどの夢を持っていたそうです。

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代表教来石さんとカンボジアの少女

自分が子供の頃、映画を観てたくさんの「夢」を持ったように、途上国の子供たちにももっといろんな「夢」を持ってほしい。

こうして、教来石さんは映画を通して、途上国の子どもたちに夢を届ける活動をはじめました。

ストーリーが持つちから

World Theater Projectの「途上国に映画を届ける」活動の裏には、教来石さんの一つの強い想いがあります。

「ストーリーは、人を、そして社会を変える」

活動を始めてから、教来石さんはある一人のカンボジア人のストーリーを知り、その想いを強くしました。

それは、カンボジアで日本語ガイドの仕事をしているリアさん。World Theater Projectを支援している日本人の方から教来石さんの活動の話を聞き、応援してくれるようになりました。

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左・リアさん、右・教来石さん。シェムリアップのゲストハウスの前にて

農村の村に生まれたリアさんは、裕福とは言いがたい家で育ちました。そんな中、リアさんのお母さんはリアさんを学校に通わせました。リアさんが「学校に行かずに家の手伝いをしたい」と言っても学校に行くように言い聞かせたそうです。当時リアさんの村では、「学校に行く」ことの大切さを知らない親たちが多く、リアさんのお母さんは「家の手伝いをさせずに学校に行かせるなんて馬鹿みたい」と言われていたそうです。

「それでも私がリアにしてあげられることは、勉強させることしかなかった」とリアさんのお母さんは涙を浮かべ当時のことを振り返ります。

リアさんは懸命に勉強を続け、学校を卒業し、カンボジアでは安定した職の一つとされる日本語ガイドとして活躍するようになりました。今はお母さんを都会に呼び寄せ、立派な家に住んでいます。

リアさんとお母さんのサクセスストーリーは、やがてリアさんの村に広がっていきました。現在、村の親たちは子どもたちに「リアみたいになりなさい」と言って学校に行かせているそうです。

リアさんのストーリーは村人の教育に対する考えを変え、ひいては、その村を変えることができたのです。

「ストーリーには、人を、そして社会を変える力がある」

ストーリーを伝えることができるコンテンツの中でも、映画の力は大きいと教来石さんは言います。教来石さんたちが届けている映画コンテンツは全て、権利元と交渉し、上映権を得た上で、現地のクメール語吹替え版を作成しているものです。字幕ではなくあえて吹き替えにすることで、まだ字を読むことができない子でも、映画を楽しむことができているそうです。

幼い頃から映画が大好きだった教来石さんの想いは、今、映画とともに途上国へと届けられています。

映画を通して、先進国と途上国を結ぶ

カンボジアから始まったWorld Theater Projectは、今後活動を広げ、他の途上国の子どもたちにも継続的かつ定期的に良質な映画を届けていくべく奮闘中です。

課題は活動を支えるための活動資金。World Theater Projectでは、継続的に活動を支援してくださる寄付会員を募集しています。

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World Theater Projectの会員証

食糧やワクチンなど、生きる上で必要なものを提供する活動ではないWorld Theater Projectの活動は、なかなか理解を得るのが難しく、寄付が集まりにくいというのが現状です。

そのような現状の中、World Theatre Projectは、ある一つのテーマのもとでファンドレイジングを行っています。

「映画を通して、先進国と途上国を結ぶ」

先進国で映画を観たら、そのお金の一部が団体の寄付になり、そして、そのお金で途上国の子供たちに映画が届けられる。そのような、先進国に住む人も途上国に住む人も映画を楽しむことができるモデルを構築しようとしています。

他にも、日本国内で映画関連のイベントを多数開催し、一部の参加費を団体の活動費としてカンボジアへと送っています。今まで、「スター・ウォーズ」や「パディントン」など様々な映画をテーマにしてイベントを開催してきました。

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団体が主催した『スター・ウォーズ』イベント。中央にいるのが、スター・ウォーズ第一人者の河原一久さん、映画パーソナリティの伊藤さとりさん

また、収益の一部を寄付してくださる映画上映会や映画イベントを開催している他団体との提携も行っており、途上国の子供たちに映画を届けられる仕組みづくりを様々なアプローチで行っています。

また、本インタビューにご協力してくださった教来石さんが執筆された本が先日、出版されました。団体がどのように設立され、その後、どんな活動をしてきたのか。3年半のことが綴られた『ゆめの はいたつにん』(センジュ出版)が発売されています。収益の一部は団体への寄付となるとのこと。興味を持たれた方はぜひ手にとってみてください。

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代表教来石さんが書いた『ゆめの はいたつにん』

「映画を通して、先進国と途上国を結ぶ」

年会会員として寄付を行ったり、単発での寄付をするだけでなく、映画関連イベントを開催するスタッフをやったり、団体のイベントに参加するなど、World Theater Projectへの関わり方は様々あります。

ぜひ今回紹介した活動を応援したい、もっと知りたいという方は、団体のホームページをご覧ください。

この団体のホームページを見る »

この団体に寄付をする »

『ゆめの はいたつにん』を買う »

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『あなたの1杯』で世界の果てまで最高の授業を届けよう!LanCul×e-Education@下北沢イベントレポート https://eedu.jp/blog/2016/03/03/lancul-eeducation-event2/ https://eedu.jp/blog/2016/03/03/lancul-eeducation-event2/#respond Wed, 02 Mar 2016 23:00:14 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=40945 第2回LanCul×e-Educationイベント 過去に世界6大陸10カ国以上、そして現在は世界6カ国の様々な途上国で最高の授業を届けてきたe-Education。 途上国の教育格差を是正する活動を行っている我々は、昨 […]

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第2回LanCul×e-Educationイベント

過去に世界6大陸10カ国以上、そして現在は世界6カ国の様々な途上国で最高の授業を届けてきたe-Education

途上国の教育格差を是正する活動を行っている我々は、昨年11月から、LanCulという英会話バーとコラボし、e-Educationチャリティーアワーと称した、チャリティーイベントを実施しています。

今回は、2月27日にLanCul下北沢店で第2回を行ったイベントの様子をお伝えします!

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「あなたの1杯」で最高の授業を

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今回のイベントには、ドリンク1杯(500円)のうちの100円がe-Educationの寄付になるという大きな特徴があります。

参加者がイベントで楽しく会話しながら飲むその「1杯」によって、途上国の子供たちに教育を届けることができる。

楽しみながら社会貢献ができる仕組みになっています。

第1回と第2回の合計は以下のようになっています。

  • 参加者:89名
  • ドリンク注文数:161杯
  • 寄付額:16,100円

参加者89名、ドリンク注文が161杯となっており、e-Educationに寄付額16,100円、すなわち、活動国バングラデシュで、計4名の学生に最高の授業が届けられる寄付をいただくことができました。

本当にありがとうございます。

参加者とのつながり

第2回のイベントは、参加者の方々1人1人と密なコミュニケーションを取ることができました。

参加者の中には、活動国のひとつであるラオスに詳しい方、東南アジア全般を旅してる方、いつも応援してくれる方など、改めてe-Educationが本当に素晴らしい方々に応援されているという実感を得て心強く思いました。

前回のイベントレポートでも言ったとおり、今後もこのようなコラボイベントは実施していく予定です。

もし、e-Education内部の人間と直接話してみたいという方は、ぜひ今回のようなイベントにいらしてくれればと思います!

最後にはなりましたが、前回、そして、今回とご協力いただきました英会話バー&カフェLanCul下北沢店様、本当にありがとうございました。

そして、今回参加していただいた皆様、ありがとうございました!またイベントでお会いできること楽しみにしております!

LanCulについて調べる »

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ガーナの「健康で豊かな未来」を実現するために!味の素が取り組む栄養改善プロジェクト https://eedu.jp/blog/2016/02/20/ajinomoto_ghana/ https://eedu.jp/blog/2016/02/20/ajinomoto_ghana/#respond Sat, 20 Feb 2016 09:02:41 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=40543 味の素のガーナ栄養改善プロジェクト みなさん、「味の素」と聞いたら何をイメージしますか? うま味調味料やだしの素、スープや冷凍食品など、我々の身近にはたくさん「味の素」の商品がありますよね。 そんな日本の多くの人に馴染み […]

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味の素のガーナ栄養改善プロジェクト

みなさん、「味の素」と聞いたら何をイメージしますか?

うま味調味料やだしの素、スープや冷凍食品など、我々の身近にはたくさん「味の素」の商品がありますよね。

そんな日本の多くの人に馴染みのある「味の素」は、ビジネスの力で途上国の課題解決に取り組む日系企業の一つでもあります。

今回は、ソーシャルビジネスとして「味の素」が行っているガーナ栄養改善プロジェクトについてご紹介したいと思います!

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ガーナ栄養改善プロジェクトとは?

ガーナ栄養改善プロジェクトとは、「味の素」がガーナで離乳食の栄養バランスを改善するサプリメントを製造・販売するというプロジェクトです。

ガーナをはじめ、アフリカには栄養不足に悩む人々がたくさん暮らしています。特徴的な3つの数字をご紹介しましょう。

  • 10億人
  • 20億人
  • 260万人

この3つの数字が何を示すか、わかりますか?

これらの数字は途上国における栄養不足問題を象徴する3つの数値です。

10億人とは、飢餓・栄養不良の状態にある人数であり、20億人とは、ビタミン・ミネラル不足の状態にある人数、そして260万人とは、1年間で5歳未満の栄養不足が原因で亡くなってしまう人数です。

開発途上国において、「栄養」は一つの大きな課題となっており、2015年9月に国連が発表した持続可能な開発目標(SDGs)の一つにも、「飢餓をなくす」という目標が掲げられています。

健康で豊かな未来を実現するために

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ガーナの栄養改善問題を解決するKOKO Plus

そんな途上国における栄養不足の問題を、味の素は「KOKO Plus」という商品を用いて解決しようとしています。

最初の1000日が子どもの身体の発達において非常に重要であり、この1000日間の栄養不足によって引き起こされた成長不良は、その後に期間で取り戻すことが難しいと言われています。

そこで、味の素は栄養が不足しがちなガーナの伝統的な離乳食「KOKO」に加えるサプリメントとして「KOKO Plus」を開発しました。

この「KOKO Plus」がガーナの子どもたちの手に渡るまでに、開発・生産・教育・販売という4つのフェーズそれぞれにおいて、たくさんのパートナーとの協力で行われているのもこのプロジェクトの大きな特徴です。

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4つの段階でそれぞれのパートナーとの連携を図る

開発段階において、ガーナ大学と共同で研究を実施し、また、ガーナの食品企業のYedentとともに生産を行っています。

そして、ガーナ政府機関や国際NGOとともに子どもを持つ母親への栄養に関する教育を行い、地元のセールスレディーを起用して販売を実施しています。

「ガーナとともにガーナの課題を解決する」というのがこのプロジェクトの大きな特徴であり、魅力であると思います。

最後に

今回紹介した味の素の栄養改善プロジェクト、いかがでしたか?

自社の技術を用いて途上国の課題を解決するって素敵ですよね!

日本だけでなく、海外にもこうしたソーシャルビジネスを実践している企業がたくさんあります。

みなさんもぜひ興味を持ったら調べてみてください!

味の素のプロジェクトについて調べる »

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後世に残せる未来を創るために!Earth Company1周年感謝パーティ参加レポート https://eedu.jp/blog/2015/12/22/earth_company_event/ https://eedu.jp/blog/2015/12/22/earth_company_event/#respond Tue, 22 Dec 2015 01:26:08 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=40485 共同創設者2人による挨拶 みなさんは、一般社団法人Earth Companyという団体をご存知でしょうか? Earth Companyの共同創設者である、濱川知宏さん・明日香さんはそれぞれの人道的支援活動が認められ、20 […]

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共同創設者2人による挨拶

共同創設者2人による挨拶

みなさんは、一般社団法人Earth Companyという団体をご存知でしょうか?

Earth Companyの共同創設者である、濱川知宏さん・明日香さんはそれぞれの人道的支援活動が認められ、2014年にダライ・ラマ師から、4年に1度世界から50人のみが選ばれる賞である、『Unsung Heroes of Compassion(名もなき英雄たち)』を受賞しました。

今回は、そんなお二人が立ち上げたEarth Companyの1周年記念感謝パーティに参加してきたので、イベントの概要を団体の紹介を交えなからご紹介したいと思います!

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Earth Companyが目指す世界

突然ですが、この言葉を聞いたことがありますか?

“We do not inherit this earth from our ancestors.
We borrow it from our children.”

この地球は、先祖から継承されたものではなく
子供達から借りているのである。

こちらの言葉は、ネイティブ・アメリカンの格言であり、Earth Comapnyが活動指針として掲げる言葉です。

創設者濱川知宏さんのスピーチ

創設者濱川知宏さんのスピーチ

以前Earth Companyのクラウドファンディングについてトジョウエンジンで紹介しましたが、Earth Companyは濱川知宏・明日香夫婦によって昨年創設された団体で、課題溢れるアジア太平洋の途上国で、「この人が創る未来を見てみたい!」と思わせる革新的な社会起業家を、年に一人厳選し、包括的に支援することで、『後世に残せる未来』の創造に寄与することを目指しています。

具体的には、途上国で逆境にも負けずと社会に変革をもたらす社会起業家に対して、ファンドレイジングやメディア露出、パートナーシップなど包括的に支援を行っている、いわば「支援を支援する」活動を行っています。

では、実際にどのようなプロジェクトに対して支援を行ってきたのでしょうか?

Earth Companyが支援する社会起業家

創設者濱川明日香さんのスピーチ

創設者濱川明日香さんのスピーチ

Earth Companyは途上国で社会貢献活動を行う社会起業家を厳選して支援しており、創設以来2人の社会起業家に対して支援を行ってきました。

1つ目は、創設者の濱川明日香さんがハワイの大学時代に出会った一人の東ティモール出身の女性の環境学校設立のプロジェクトです。

2002年、インドネシアからの独立を果たした東ティモールはアジアで最も新しく、また貧しい国と言われています。

アジアで最も新しい東ティモールで、将来国を担っていく子供達への教育に力を注いでいるルブロラ・グリーン・スクール(LGS)に対して、Earth Companyは支援を行っていました。

「自然を知って心を育む」ことを目指しルブロラ・グリーン・スクール(LGS)は、Earth Companyの支援もあり、2015年5月10日、開校を果たすことができました。

そして現在、支援を行っているのが2011年の「CNN Hero of the year」を受賞したロベン・リムさんのブミセハット助産院プロジェクトです。

途上国の妊産婦死亡率は先進国の約300倍で、亡くなってしまうものの9割は助かる命だと言われています。

貧困や災害のために医療ケアを受けられない患者のために、ロベン・リムさんは1995年に検診・治療、全てを無料で行う「ブミセハット助産院」をインドネシア・バリ島に設立しました。

貧しい人も、どんな宗教の人も、どんな病気の人も、24時間、365日無償で受け入れるブミセハット助産院は、「駆け込み寺」と呼ばれるほど多くの人から必要とされています。

今回、Earth Companyは、増える一方の需要に対応してより大きな病院を設立し財政難に陥っているブミセハット助産院に対してファンドレイジング(資金調達)という形で支援しています。

最後に

“Today is the first day of our future”

今日という日は、我々の未来の第一日目である。

創設者の明日香さんは、最後にこの言葉を会場へと訴えかけていました。

我々が生きている地球は子供達から借りているものであり、自分達が地球にもたらすものが後世へと受け継がれる。

そんな意識のもと日々の生活を生きることで、Earth Companyが目指す「後世に残せる未来」を創造していけるのではないでしょうか。

我々みんなの力で「後世に残せる未来」を創っていきましょう!

Earth Companyの活動を応援する »

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アートの力でスラムを変える! 2人のオランダ人アーティストが挑むブラジルの街づくり https://eedu.jp/blog/2015/10/21/art-power-slam/ https://eedu.jp/blog/2015/10/21/art-power-slam/#respond Wed, 21 Oct 2015 08:04:29 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=39488 photo credit: leonelponce storefront-favela-painting-main.jpg via photopin (license) みなさんはこんなカラフルな街見たことがありますか? […]

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photo credit: leonelponce storefront-favela-painting-main.jpg via photopin (license)

みなさんはこんなカラフルな街見たことがありますか?

今日は、地球の裏側ブラジルにある街「ビラ・クルゼイロ」をご紹介します。

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この街をデザインしたのは?

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階段の脇に描かれた鯉〔PHOTO By The Telegraph

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家の壁に描かれた凧をあげる少年〔PHOTO By Designbroom

どの写真を見てもカラフルで素敵ですよね。

ブラジルの街にあるこのような絵は一体誰の手によって描かれたのでしょうか?

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Photo By THE BLOG

こちらの2人が街をデザインした、オランダ人アーティストのハースさんとハーンさんです。

彼らはもともと、ドキュメンタリーの撮影でブラジルの「ビラ・クルゼイロ」という街に来ていました。

「ビラ・クルゼイロ」での生活も終わりに近づいていた時、この街の丘を眺めていたハースさんの頭にふと一つのアイデアが浮かびました。

「この丘の全ての家の壁に絵を描いたらどうなるのだろう?」

彼らはそれから18ヶ月間、プロジェクトを立ち上げ、ビラ・クルゼイロの無味乾燥とした丘を美しいアート作品へと変えていきました。

この街に込められた思いとは?

実はブラジルのリオにある「ビラ・クルゼイロ」は、リオで最も危険とされるスラム街の一つでした。街壁を塗り始める前に、麻薬組織の長に許可を得る必要があったそうです。

そのようなスラム街をカラフルな街へと様変わりさせたことによって、「ビラ・クルゼイロ」は有名な観光スポットとなりました。

そして、スラムだった街に、旅行会社が立ち上げられて多くの雇用を生み出すことに成功しました。

リオのスラム街をアートの力で変えた彼らはこう言います。

Our projects bring hope, positivity, beauty, job opportunities and stability.
(僕達のプロジェクトは、雇用や街の安定だけでなく、希望や美しさをうみだすのだ。)

いかがでしたか?

アートの力で世界を変えるなんて素敵ですよね。

世界を変えるアプローチの仕方は、人それぞれです。

もっと詳しく彼らの活動を知りたいという方は、ぜひTEDのプレゼンをご覧ください。

TEDを見てみる »

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アフリカに光を!11億人を照らすLEDランプ「Little Sun(リトル・サン)」プロジェクトをご紹介 https://eedu.jp/blog/2015/10/11/little-sun-led/ https://eedu.jp/blog/2015/10/11/little-sun-led/#respond Sun, 11 Oct 2015 14:59:07 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=39497 〔Photo by Little Sun〕 私たちの身の回りはありとあらゆるものに囲まれています。 ここで皆さんに質問です。 「あなたの生活に無くては欠かせないものは何ですか?」 スマホやパソコン、筆記用具など答えは様々 […]

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〔Photo by Little Sun〕

私たちの身の回りはありとあらゆるものに囲まれています。

ここで皆さんに質問です。

「あなたの生活に無くては欠かせないものは何ですか?」

スマホやパソコン、筆記用具など答えは様々だと思いますが、その答えの一つに「電気」があります。

今回は、アフリカの電力の届かない地域にそんな「電気」を届けるプロジェクト「Little Sun(リトル・サン)」紹介いたします。

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電力を手に入れられない人々

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〔Photo by The Forbes〕

私たちが暮らす日本では、夜になれば電気が明るく街を照らしてくれ、勉強したいと思えばランプを付けて勉強することができます。

しかし、未だに世界の多くの国では、電力を手に入れることができない人々がたくさんいます。

2007年の国連の調査によると、世界人口の約4分の1もの人々が電気のない中で生活していると言われています。

実際に僕もカンボジアの田舎の地域を訪れた際、電気インフラが整っていないため、夜になったら、懐中電灯で教科書を照らしながら一生懸命勉強する現地人と出会いました。

そんな我々が生活をしていく上で「欠かせないもの」を、世界へ届けているのが、「Little Sun(リトル・サン)」です。

世界に届ける「欠かせないもの」

「Little Sun」は、途上国が抱える電力不足問題を解決すべく、電力が届かない途上国に、”あるもの”を届けています。

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〔Photo by Little Sun〕

それが、この少女が手にとっている花の形をしたLEDランプです。

実はこのLEDランプ、太陽光を使用する仕組みとなっており、電池を購入しなくても太陽の光さえあれば、半永久的に使用することができるものになっています。

Little Sunが開発したこのLEDランプはジンバブエやエチオピアなど電力を手に入れることのできないアフリカ諸国を中心に届けられており、その功績は今や世界銀行や国際金融公社に認められるほど大きなものになっています。

最後に

Little Sunの活動はとても素晴らしいですよね。

電力が届かない地域にLEDランプを届けることによって、その地域の人々の可能性を大きく広げることができます。

夜になっても、勉強をすることができ、多くの知識を学ぶことができます。仕事をすることができるようになり、収入を向上させることができます。

そんな途上国の可能性を広げるLittle Sunは、我々が普段あたりまえだと感じてしまうことへの感謝の気持ちを改めて思い起こしてくれるものでもありますね。

[Little Sun]

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第2回活動報告会レポート 「高校卒業速報!大学合格速報!そして、ネパールでの新たな挑戦!」 https://eedu.jp/blog/2015/10/04/second-event-eedu/ https://eedu.jp/blog/2015/10/04/second-event-eedu/#respond Sat, 03 Oct 2015 22:32:54 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=39403 9月16日に、JICA地球ひろばにて、e-Education第2回活動報告会を行いました。 イベントは、クラウドファンディングmoonshotでの寄付を発表したネパールでの活動や、国内で初めてかけ算九九の歌を普及させたラ […]

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9月16日に、JICA地球ひろばにて、e-Education第2回活動報告会を行いました。

イベントは、クラウドファンディングmoonshotでの寄付を発表したネパールでの活動や、国内で初めてかけ算九九の歌を普及させたラオスでの活動など、計6カ国での活動について報告いたしました。

また、創業者である税所篤快も参加し、ネパール担当の吉川とのパネルディスカッションも行いました。

今回は、イベントの様子をたくさんの写真とともにお伝えします!


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司会を務めた代表の三輪開人

私たちe-Educationは、創業者の税所篤快がバングラデシュで活動を始めてから5年近く活動を続け、これまでに世界10カ国以上の国に映像授業を届けてきました。

今回は、そんな私たちが活動する国の中で、6カ国の活動状況について報告させていただきました。

この記事では、その中でも、インドネシア、ラオス、ネパールについてお伝えします!

  1. 5代目就任が決まったインドネシア
  2. かけ算九九の歌ムーブメントを起こしたラオスプロジェクト
  3. 今年から始まったネパールプロジェクト

遂に5代目!インドネシアプロジェクト

インドネシアプロジェクトは2013年から始まり、今年の8月に参画した島田颯でとうとう5代目となります。

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インドネシア5代目島田颯

そんなインドネシアでは、大学受験が8月にあり、その合格実績について今回、島田から報告がありました。

2013年度、つまり、プロジェクトが始まった初年度は、結果を出すことができず、インドネシアNo1と呼ばれるインドネシア大学と、ジャカルタの名門大学UNJの合格者を輩出することはできませんでした。

2014年度、我々の映像授業コンテンツの質は大幅に向上し、その結果UNJ合格者を4名出すことができました。

そして2015年度、プロジェクトが開始してから2年。とうとうインドネシアNo1のインドネシア大学合格者を2名輩出することに成功し、インドネシアプロジェクトの目標の一つを達成することができました!

2016年度は、新インドネシアプロジェクトリーダーの島田颯のもと、インドネシア大学合格者5名、UNJ合格者5名を目指していきます!

かけ算九九の歌ムーブメントを起こすラオスプロジェクト!

ラオスプロジェクトは、トビタテJAPAN第一期生である高木一樹が昨年、2014年に始めたプロジェクトです。

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ラオスプロジェクトを担当した高木一樹

東南アジアに位置するラオスという国は、社会主義国であることもあり、経験が少ない若者が経験豊富な校長先生や教師に対して何か意見を提案するのは依然難しいと言われています。

そんなプロジェクトの遂行が難しいと思われたラオスで、高木はかけ算九九の歌を国内で初めて作り、生徒の算数の得点の向上を目指しました。

かけ算九九の歌を実施する前は、生徒の平均点は100点満点中49点で、多くの生徒が半分正解することすら難しい状況でした。

しかし、かけ算九九の歌を15日間実施したところ、なんと生徒の平均点は94点まで向上しました!

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高得点をとった生徒の中には、普段、授業ではあまり集中して勉教できない子や、テストで100点をとったことがない生徒もたくさんいました。

「楽しく学ぶ」ことが子どもを大きく変えるということを証明したラオスプロジェクトは、これから英語をはじめた他教科の展開など、次のステージへと進んでいきます!

世界で最も開発が難しいと言われた国での挑戦!ネパールプロジェクト!

最後にご紹介するのはネパールプロジェクト。

今年の7月に参画した、新職員の吉川が始めたプロジェクトで、8〜9月に滞在した一ヶ月半の進捗状況について報告いたしました!

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ネパールプロジェクト担当の吉川雄介

今年の4月にネパールを襲った大地震は皆さんの記憶に新しいのではないでしょうか?

多くの被災地では依然、復興がまともに進んでおらず、都心部から離れた地方に行くと、建物が崩れたまま姿を変えず残っているものが多いというのが現状です。

そんな大きな自然災害に見舞われたネパールは、多くの険しい山々に囲まれているため移動が難しいという地理的制約や130を超える民族から構成されるという文化的要素もあり、「世界で最も開発が難しい国」と言われています。

開発が難しいネパールにおける教育の課題は、公立学校と私立学校の学習環境の格差にあります。

毎年約50万人の生徒が受験している卒業認定試験(SLC)の合格率は、私立学校の生徒だと90%と非常に高い数字を出している一方、公立学校の生徒だと約20%となっており、公立学校の生徒だと突破するのが非常に難しいというのが現状です。

そして、SLCに合格出来ないことを理由に命を絶つ子どもたちが国内には多くいると言われています。

質の高い教育を受けられない地方の公立学校に通う子どもたちの可能性を広げるべく、e-Educationネパールプロジェクトでは、都心部で教えている先生の授業を撮影し、地方の公立学校へと届けます。

映像授業というツールを用いて、先生の指導力の向上、生徒の学力向上を目指し、多くの地方の子どもたちが苦しむ負のスパイラルを断ち切ります。

将来、国を作っていくのは、他の誰でもないネパール国内の子どもたち。そのための新しいプロジェクトがネパールで始まりました。

最後に

スライド13

新しく立ち上がったネパールプロジェクトでは、現在活動資金を集めるためにmoonshotというクラウドファンディングに挑戦しています。

もし宜しければ、ぜひ応援・ご協力お願いいたします!

ネパールプロジェクトを応援する»

最後に、今回イベントに来てくださった皆様、本当にありがとうございました。

10月16日にも豪華ゲストをお招きしてのイベントを東京で開きますので、良かったらぜひご参加下さい!

イベント詳細をチェックする »

The post 第2回活動報告会レポート 「高校卒業速報!大学合格速報!そして、ネパールでの新たな挑戦!」 first appeared on トジョウエンジン.

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