繋 奏太郎 | トジョウエンジン https://eedu.jp/blog 途上国のイメージを豊かにするノンストップ・デイリーマガジン Mon, 21 Aug 2017 05:54:31 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.6.15 ミンダナオ島の魅力を、今だからこそ伝えたい!フィリピンで5ヶ月滞在して気づいたもう一つのミッション https://eedu.jp/blog/2017/08/21/mindanao_greatness/ https://eedu.jp/blog/2017/08/21/mindanao_greatness/#respond Mon, 21 Aug 2017 05:54:31 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=44714 本日もトジョウエンジンをご覧いただき、ありがとうございます。e-Educationフィリピンプロジェクトの繋奏太郎です。 日本では大学生は絶賛夏休み中ですね。日本もフィリピン同様暑い日々かとは思いますが、みなさん体調には […]

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本日もトジョウエンジンをご覧いただき、ありがとうございます。e-Educationフィリピンプロジェクトの繋奏太郎です。

日本では大学生は絶賛夏休み中ですね。日本もフィリピン同様暑い日々かとは思いますが、みなさん体調にはお気をつけください。

さて、前回の記事では、フィリピンにきて3ヶ月のハイライトとして、「できないと思うことにこそ挑戦すること」についてお伝えさせていただきました。

今回の記事では、今僕がいるフィリピンのミンダナオ島って本当に危ないの?という話をお伝えします。

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「ミンダナオ島」をGoogleで検索してみよう!

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2017年8月時点でのGoogle検索結果

私は今、フィリピンのミンダナオ島で活動しているのですが、「大丈夫?」と友人からよく連絡をもらっていました。

なぜか?みなさんもご存知のことかと思いますが、5月末からミンダナオ島に位置するマラウィ市で政府とイスラム過激派組織マウテ・グループとの抗争がはじまったからです。上記の画像を見ていただく通り、Google検索でトップに出てくるものは全てマラウィ市の抗争関係の記事ばかりです。

子ども兵、一般市民の殺害、ISへの加盟、抗争の長期化、ミンダナオ島全域への戒厳令。このように多くの問題は未だに残っています。これだけの問題が取り上げられるのも当然です。すると、みなさんも「ミンダナオ島=危ない場所」と考えるのも当たり前かと思います。

しかし、これがミンダナオ島の全てではないということをぜひ知っていただきたいです。実際に私がカガヤンデオロ・カミギンで過ごして感じるものは、これらネガティブなものとは正反対のことばかりでした。

カガヤンデオロ市やカミギン島は安全

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最初、事件が起きたばかり6月初旬は戒厳令が敷かれ、私自身もだいぶ警戒していました。何があるかわからないという不安が活動を弱気にしていた部分もありました。

しかし、現地の人たちの生活をみたり、カガヤンデオロのセキュリティの強化のおかげで、しばらくして平常通りに活動を再開させることができました。

自分で安全管理をした上で、軍の人が見回りをしていたり、ID・荷物チェックをしっかりしてくていたりしています。さらにカミギンに関しては、もはや市長、州知事の計らいで常に監視されてる並みに守られています。

そして、安全を象徴するのが、UNIQLOです!つい先日6月30日にカガヤンデオロのSMモールと言うところにオープンいたしました。オープンするのは、マニラ、セブ、ダバオにつぎ、4番目です!

こちらに来た際は、ぜひ購入していってください!

同じ惨劇を繰り返さないために

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カガヤンデオロ・マカバラン高校の生徒たち

今、僕がいるカガヤンデオロ市やカミギン島には、たくさんの温かい人たちがいます。一学生が教育課題を解決しようとしていることに全力でサポートしてくれる現地パートナー、先生たちがいます。

そして、僕が今支援しているオープン・ハイスクール・プログラムの中には、仕事をしている生徒、早期出産して子どもを連れてきている生徒、40歳の生徒、LGBTQの生徒、何かしらの問題を抱えている生徒が大勢います。

しかし、彼らは私や先生たちと一緒に週1回(土曜日か日曜日)学校にきて、笑顔で過ごして勉強しています。もしかしたら、何かがきっかけで彼らは変わってしまうかもしれません。

彼らが道に迷ってしまわぬよう、この素晴らしい場所でマラウィのような惨劇を繰り返さないために今僕らはミンダナオ島のカガヤンデオロとカミギンというところで教育支援の活動していますし、こんな素敵な場所にいれることがとても幸せです。

生徒たちと共に学び、現地の大学生、先生、教育局の方々と課題解決のために議論し、カガヤンデオロ・カミギンから素晴らしい教育モデルと人材を輩出していくことがチャレンジングであり、エキサイティングです。

ミンダナオのイメージを豊かにする

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もちろん、教育課題の解決も一つの僕にできることです。そのほかに、私にできることはないかと思い、考えたのがフィリピン・ミンダナオ島のカガヤンデオロ市やカミギン島のことを発信していくことです。

ニュースを見て、「あ、ここは危ないから近づかない方がいい」と思ってしまうのは無理もないと思います。その気持ちはものすごくわかりますし、実際危険が皆無という訳ではありません。

しかし、それが全てではないのです。「ミンダナオ島」という言葉をネガティブなイメージだけで印象付けてはならないと思っています。

このトジョウエンジンは「途上国のイメージを豊かにする」というコンセプトを大事にしており、これからもっとミンダナオ島の明るい話題をお届けしていきます。それが今僕にできるもう一つのフィリピンミンダナオプロジェクトリーダーとしてのミッションです。

圧倒的に日本人が少ない中でこそ、発信していくべきではないかと確信しました。トジョウエンジンだけでなく、僕個人のブログInstagramでもミンダナオの魅力を発信していきますので、良かったらぜひご覧いただけると嬉しいです。

僕にしかできない役割を果たしていこうと、あと7ヶ月奮闘してまいります!

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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ユニクロがミンダナオにお店をOPEN!カガヤンデオロ市のSMモール店に行ってきました! https://eedu.jp/blog/2017/07/08/uniqlo_cdo/ https://eedu.jp/blog/2017/07/08/uniqlo_cdo/#respond Sat, 08 Jul 2017 03:35:45 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=44582 こんにちは、e-Educationフィリピン担当の繋です。 私たちe-Educationの活動地であるミンダナオ島のカガヤンデオロ市に、ユニクロの新店舗がオープンしたというニュースを聞いて、早速行ってきました! お店の外 […]

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こんにちは、e-Educationフィリピン担当の繋です。

私たちe-Educationの活動地であるミンダナオ島のカガヤンデオロ市に、ユニクロの新店舗がオープンしたというニュースを聞いて、早速行ってきました!

お店の外観

先日オープンした新SMモール

お店のある場所はカガヤンデオロ市の中心地。新しくできたSMモールの看板ショップとして、入り口にも大きなポスターが貼ってありました。

モールの外にも看板が

こんなに大きな垂れ幕までありました

モールの入り口にはセキュリティチェックもあり、初めて訪れる方でも安心してショッピングを楽しむことができます。

そして早速発見しました!入り口のすぐ隣に、ユニクロのお店がありました!

オープンしたのは先日6月30日。2017年7月現在、フィリピンにある最も新しいユニクロのお店になります。

それでは、お店の中をご紹介していきましょう!

お店の中をご紹介

まずお店に入ってびっくりしたのは、品揃えの多さです。お店の入り口付近は夏物の洋服でびっしりでした。

男性の服もあります。スーツはありませんでしたが、シャツやジャケットはあり、フィリピンの職場であれば全く問題ありません。

もちろんカジュアルな服もあります。こんなファッション、僕にも似合うでしょうか?

女性服は男性の倍以上の品揃えがありました。ワンピースだけでもこんなにバリュエーションがあります。

デザイナーズファッションもあります。近くを通ったフィリピン女性が興味津々に見ていました。

子供服もありました。家族で買い物を楽しめるのが、ユニクロの良さですね。

さて、一通り店内をご紹介したので、実際に買い物してみます!

買い物してみた

まず目に留まったのが、こちらのTシャツ。アメコミのヒーローたちがプリントされており、フィリピンの人たちには人気がありそうです。

お次はジーンズ。チノパンも豊富にあり、どれにしようか悩んで、今度来た時に買おうと思いました。

最終的に選んだのは、こちらのポロシャツ。フィリピンはとても暑くて、速乾性のあるユニクロのポロシャツがぴったりな国です。

フィッティングルームもありましたので、試着してみようと思います。

どうでしょう?似合っていますでしょうか?

レジの方をはじめ、お店のスタッフ皆さんはとても対応が良く、日本にいるかのような安心感がありました。

ユニクロのカガヤンデオロ店、これからお世話になりそうです!

ユニクロとe-Education

最後に大切なお知らせを。

私たちe-Educationは2013年からユニクロの「Clothes for Smiles」というCSRプロジェクト支援先に選ばれ、ここミンダナオ島で活動を続けてきました。

ユニクロのフィリピン支社の久保田社長には、実際にカガヤンデオロに来て私たちの活動をご覧いただき、今も応援いただいています。

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久保田社長には昨年開いたカンファレンスへお越しいただきました

そんなご縁あるユニクロがミンダナオにお店を開かれたのがとても嬉しく、私たちの現地パートナーたちも本当に喜んでいました。

カガヤンデオロ市は2011年の台風で壊滅的なダメージを受けた街であり、まだその爪痕は残っています。それでも、住民たちが復興に向けて努力を続け、今も急成長で発展しています。

マニラ、セブに続いて国内3拠点目でミンダナオが選ばれたことは現地の人たちにとって誇りであり、これから更に街は活気づいていくでしょう。

ユニクロの皆さん、これまでご支援いただき、そしてミンダナオへのお店を展開いただき、本当にありがとうございました!

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「できない」と思うことにこそ挑戦する。フィリピンの果てには、そんな挑戦がいつも側にあります(繋 奏太郎) https://eedu.jp/blog/2017/06/27/try_and_error_philippines/ https://eedu.jp/blog/2017/06/27/try_and_error_philippines/#respond Tue, 27 Jun 2017 11:59:12 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=43316 Maayong hapon!(マヨンハポーン!) みなさん、こんにちは!e-Educationフィリピン担当の繋奏太郎こと、ツナです!フィリピンで活動し始めて、早いことに3ヶ月が経とうとしています。 実はつい先日まで、フ […]

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Maayong hapon!(マヨンハポーン!)

みなさん、こんにちは!e-Educationフィリピン担当の繋奏太郎こと、ツナです!フィリピンで活動し始めて、早いことに3ヶ月が経とうとしています。

実はつい先日まで、フィリピンでは授業が始まっていませんでした。え、じゃあそれまでなにしてたの?という声が殺到しそうです…安心してください、ちゃんと活動はしていました!

前回の記事では、なぜe-Educationで活動するに至ったかについて書かせていただきました。今回の記事では、授業が始まっていない中で私が何をしてきたのかということを紹介させていただきます。

また、現在e-Educationは海外インターンを募集しております。締め切りまで残り3日となりました!!

そこで今回は、フィリピンプロジェクトでは主に何をしているのかをお伝えいたします!

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フィリピンプロジェクトでは何をするの?

e-Educationは現在、ミンダナオ島に位置するカガヤンデオロ市とカミギン島の二つの地域で活動を行なっています。端的に言うと、フィリピンプロジェクトの他国のプロジェクトと異なる大きな特徴は、現地行政・日系企業と協力して、現地の課題を解決していくことです。

カガヤンデオロでの活動

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カガヤンデオロでは、中学校の中退者向けの卒業認定プログラム「オープンハイスクール」を支援します。カガヤンデオロは現在、モールの建設やインフラの整備など開発が急速に進んでいます。その一方で、経済格差や教育機会の格差が顕著になってきました。

経済的な理由で働かなければならず、毎日学校に通えない生徒、早期妊娠により中退を余儀なくされた女子生徒、兄弟の世話をしなければいけなくなり中退した生徒。このような彼ら彼女らのための受け皿として成立した制度が「オープンハイスクール」でした。

しかし、このプログラムには課題が山積しています。

  1. 教師の不足(休日返上で給与なしのボランティア状態)
  2. 教科書の不足
  3. 圧倒的な生徒数
  4. 新カリキュラムへの対応の遅れ

これらの問題に対して、映像授業だけではなく、現地行政・企業と協力して課題の解決を行なっていきます。

現在カガヤンデオロの教育は凄まじいスピードで成長しています。カガヤンデオロ・モデルとして、フィリピン全土へ広がるのも遠い未来ではないかもしれません。

カミギン島での活動

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そして、もう一つのカミギンプロジェクトはほぼゼロベースで活動しており、カガヤンデオロプロジェクトとはスピード感が全く違います。カミギン島ではカガヤンデオロとはまた違ったプログラムを支援します。それが「モバイルオープンハイスクール」という主に学校が遠くていけない、経済的に学校にいけないという中退者の卒業認定プログラムです。

彼らが暮らす場所は山奥やダウンタウンから離れた村に位置しています。また、彼らの暮らす一部はバイクや車でも入れない場所にあるため、当然学校に毎日行くことは困難な状況です。

そして、カミギンの中退者に共通していることがあります。それは「シャイ」な性格であるということです。その理由は彼らが過ごして今までの環境に起因しています。

彼らは小学校の最初の方は通うことができていました。しかし、経済的な理由で仕事や家庭の農業の手伝いをしなければならなくなります。自然と学校にいける時間は減っていってしまいます。そして、久々に学校に顔を出す。すると、授業についていけなくなる、先生に怒られる、クラスメイトにいじめられてしまう。これが原因となり、自己肯定感が低くなってしまうのです。

私は彼らに卒業資格を取ってほしいと思うと同時に、学習を通して、笑顔が増えていってほしいと切実に思っています。それが映像授業を通してなのか、それとも他のアプローチなのかを模索します。

自分の力の無さを実感してきた3ヶ月

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では、この約3ヶ月間、私が何をしてきたのかを紹介させていただきます。

フィリピンの夏休みは4月と5月です。そして、6月から学校が始まります。では、私はこの2ヶ月間なにをしていたか、それはイチからのプロジェクトの企画です。

カガヤンデオロ・カミギン両方に置いて、基幹事業は決まってはいるものの、その支援のあり方は多岐に渡ります。現在カガヤンデオロでは、大学機関と連携して「オープンハイスクール」を支援する枠組みを作っているところです。

その中で私が感じたフィリピンプロジェクトの難しさはフィリピン行政の「繊細さ」にあります。フィリピンではトップダウンの指令系統が重要なファクターになっています。そのため、何かをやるとなると、何重もの手続きを経ないとできません。特に教育に介入することは行政が欠かせないため、行政との議論や契約を通して、プロジェクトが動いていきます。

私にとって、この「繊細さ」が大きな壁になっていました。カガヤンデオロでは、教育局側、大学機関側、e-Education側それぞれで契約をかわさなければなりません。しかし、ミーティングでは毎回毎回、新しい課題が浮き彫りになり、なかなか企画が進まない状態でした。

カミギンでは、教育局長が「モバイルオープンハイスクール」の視察を許可してくれず、何も動けない状態だった時がありました。
「ここに何をしにきたのか、何もできないじゃないか」と自分の力のなさを実感する日々。

しかし、毎日オフィスを訪ねて、思いを伝えたり、他の方法を考えたり、その繰り返しでした。そうして、フィリピン行政の「繊細さ」を押しのけ、彼らとの「信頼」が私の活動を前に動かしはじめました。

できることばかりやっても何も成長はありません。自分にはできないと思うことだからこそ、がむしゃらでもいいから挑戦すべきだと言い聞かせています。

盲信と猛進の連続

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もちろん私は大学生です。できることは今は限られています。

それでも、今までのe-Educationも学生インターンが築いてきたんだから自分にもできるという「盲信」と自分にしかできない方法で課題を解決してやるというがむしゃらなまでの「猛進」が自分を前に押し進めてきてくれました。

猛進していく中で、必ず失敗します。私自身、この3ヶ月は失敗の連続でした。しかし、その失敗は自分の経験となり、成長の糧となっています。その糧をうまく使えるかは自分次第です。

日々学びと実践を繰り返していくことで、少しずつではありますが、できることは確実に増えてきました。一方で、まだまだそのスピードは遅いと自分では感じています。では、そのスピードをさらに早めてくれるものは何か。それはやはり生徒たちの姿と自分の原点だと思っています。

来週からついに「オープンハイスクール」の授業が開始します。そこに向けて私ができること、それは彼らに本当に大切なこと、必要なことは何かを彼らと真摯に向き合う中で見極め、行動を起こしていくことです。自分の行動を通して、先生や現地パートナーと思いを共有する。そして、解決を目指していこうと次は共にアクションを起こしていく。

この3ヶ月で蓄えた失敗の経験と自らのパッション、そして行動力で突破していきます!!

最高の挑戦がいつも側に

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活動の中で様々な場所に行くと、「見た目若いね」と言われ、「20歳です」と答えると驚かれます。行政のプロフェッショナルと関わっているのが20歳で、しかも学生なんて、相手方は考えていないわけです。

そんな時は学生ではなく、NGOの一員として見られます。だからこそ、学生にできないことを求められることが多々あります。しかし、そのできないことに「Yes」と答え、半分くらいしかできなくてもいいからまずはやり遂げる。そして、その失敗を次の100%のために生かす。

そうして、できなかったことができるようになっていく感覚は自分をさらに前に進めてくれます。

一人の大学生がそんな経験を異国の地で、行政・企業・大学機関などと共に現地の課題を解決しようと活動していくことってなかなかないのではないでしょうか。フィリピンプロジェクトにはそんな挑戦が毎日のようにあります。

最高の挑戦が待つe-Education海外インターンにまずは足を踏み入れてみませんか?お待ちしております!!

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やりたいことは諦めなくていい。親から教えてもらったことを、フィリピンの子どもたちに繋いできます(創価大学3年・繋奏太郎) https://eedu.jp/blog/2017/05/08/tsunagi_origin/ https://eedu.jp/blog/2017/05/08/tsunagi_origin/#respond Mon, 08 May 2017 03:13:13 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=43105 みなさん、こんにちは!4月からe-Educationフィリピンミンダナオプロジェクト担当になりました、創価大学法学部3年の繋奏太郎です。 大学3年生の私がなぜ留学ではなく、インターンシップで1年間単身フィリピンで挑戦する […]

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みなさん、こんにちは!4月からe-Educationフィリピンミンダナオプロジェクト担当になりました、創価大学法学部3年の繋奏太郎です。

大学3年生の私がなぜ留学ではなく、インターンシップで1年間単身フィリピンで挑戦するに至ったのか、その経緯を綴らせていただきます。

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大学受験、それ以前に…

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生まれは青森県出身、一人っ子。3年の夏にバスケ部を引退し、いよいよ受験勉強がスタートしました。高校では外国語科に所属していたこともあり、留学したい!もっと広い世界を見てみたい!これが当時のモチベーションでした。

しかし、そこで大きな困難が僕の前に立ちはだかっていました。

まず、第1志望創価大学国際教養学部E判定という事実。成績だけならまだいいでしょう。必死で勉強すればなんとか上がる可能性があります。ですが、待ち受けていたものはもっと残酷なものでした。

今の家計の状況では大学に行けない。行けたとしても、4年間通い続けることは厳しい。そんな現実を突きつけられていました。

私の両親は自営業で夜に居酒屋を経営していたので、帰ってご飯を食べるのも一人。 そこから勉強して、寝るという生活を送っていました。ある日の夜、布団に入りながらなかなか寝付けなく、ふと、「俺は何のために大学に行くんだろう?」と頭の中で考えていました。

別に大学に行かなくたって働ける、両親のことを支えることだってできるじゃないかと。

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いつのまにか自分が挑戦したかったことが見えなくなっていて、自分が勉強している意味がわからなくなっていました。

モヤモヤ状態のまま、何日も経っていて、相変わらず何のために受験勉強しているのかわからず、勉強が手につかない状態。さらには、私の学科は特殊で8割ほどが推薦入試いく人たちです。高校の同じクラスの友達が続々と推薦入試に合格していく姿をみて、心の声が口から出てきます。

「あーなんて嬉しそうに毎日過ごしているんだろう」

ここで諦めたら、楽になれるんじゃないかと思っていました。勉強しているフリをして、目の前の現実から逃れる日々を過ごしていたのです。

親という存在の大きさ

私の親が苦労していたのは小さい頃から知っていました。なので、いつも背中をみては、自分のやりたいことや欲しいものなどもできるだけ我慢していました。

だから今回も親のあんな苦労する姿を見るくらいなら、もう行けなくてもいいやと投げやりになっていました。そして、親に「大学行けなくたっていいから、もう無理しないで」と告げました。すると親は真剣な顔で答えてくれます。

「私たちのことは気にしなくていいから、奏太郎は奏太郎で頑張りなさい。家族みんなで頑張ろう」

ハッとさせられました。両親が毎日汗水たらして働いてくれているおかげで自分は今こうして生きている。「やりたいことに挑戦できる、諦めなくていい」 ことがどれだけ幸せなことかを知りました。

でも、「やりたいことに挑戦できる」ことは決して一人では実現できるものではありませんでした。親がいて、背中を押してくれるからこそ、前に進めました。

「大学受験で、親の期待を超えたい!」

いつのまにかその想いが最大のモチベーションとなり、受験勉強を再スタートしていました。

私が夢を叶えるために、親が支えてくれていることを考えると、自分の弱さに負けられないと思い、くじけそうな時でも机に向かうことができました。

親には感謝してもしきれないほどたくさんの恩をもらってきました。小さい頃から、親が帰ってくる頃にはもう寝ている。ちゃんと話をする時間は日曜日くらいでした。だから、交わす言葉は相当少なかったと思います。

それでも、父と母の頑張る背中をずっと小さい時から見てきたからこそ、二人のために頑張りたい。そういう思いで毎日の勉強に取り組んでいました。

結果、創価大学から学費半額免除と生活費をカバーしてくれる給付奨学金を勝ち取り、合格を果たしました。母がテレビを見ていた僕の元に走ってきて、「奨学金取れたよ!!」と僕よりも嬉しそうに言ってきたあの母の笑顔は一生忘れません。

大学で知った悔しさと出会った最高の仲間たち

Global Citizenship Program(GCP)の仲間

国際教養学部にも無事合格はしたのですが、学費のことや自分のやりたいことを考えた結果、併願していた法学部に入ることにしました。それに加え、大学のオーナーズプログラムである30人選抜のGlobal Citizenship Program(GCP)に入ることができました。

そこに入って、留学への道を勝ち取りたい、世界で活躍できる人材になりたいと考えていました。

すると、選ばれていたメンバーは、有名国公立、有名私立を蹴ってきた人たち、帰国子女、偏差値70以上の高校からきた、しかもその中でもさらに優秀な人たち、外交官を目指す人たち、海外大学院を志望する人たちです。

この時、自分が井の中の蛙であることを知りました。

GCPの授業が始まると、オールイングリッシュの授業やグループで問題発見・解決能力を養う授業など多様なことを学びます。その課題の量はアメリカの大学並み。大学受験だけで既に苦労していた自分にとって、とてつもなく厳しい環境でした。

英語の試験TOEFLやTOEIC、学業、外部のプログラムでどんどん結果を出している同期のメンバーたち。一方、私は結果が出ないまま。彼らはどんどん前に進んでいるのに、と自分を責め、空回っていました。他人と自分を勝手に比較して自身を卑下していたのです。

「自分はここにいていいのだろうか」と何度もやめたいと思ったこともありました。それでも、支えてくれたのは同期の仲間たちでした。

改めてどういうことを目指しているのか、なぜGCPにいるのか、創価大学にいるのかという話をしたいと思い、何人とも話す機会を作りました。すると、彼らは僕と同じようにそれぞれ悩んでいること、成し遂げたいことやぼんやり何かしたいものを持っていたのです。

将来の目標と現在の自分のギャップに悩み、日々もがいている。 この時、自分の目に映っていた彼らの姿と等身大の彼らの姿が全く違うことを知り、親近感を覚えると同時に新しい想いが生まれました。

「彼らと一緒に世界を変えていきたい」

だから自分は自分の道で一流になろうと決めました。同志として、大切な友人として。

自分の過去と繋がったフィリピン

GCPの一環として、フィリピンで2週間フィールドワークを行う機会を得ました。フィールドワークでは、教育・環境・保健・経済・行政とそれぞれのグループに分かれ、それぞれインタビューやアンケート調査を行います。私は教育グループに所属し、小学校を訪問しました。

そこではなかなかご飯を食べれていない子たちが援助を受けていました。 また、自分は家の手伝いをし、学校には弟や妹を迎えに来るだけの子もいるのです。 この時新興国のリアルを初めて目の当たりにしました。

また、ゴミ山地域の中にある幼稚園にも訪問し、子どもたちに日本の遊びを教えました。その中には、服が汚かったり、お風呂に入っていなかったりしている子どもたちに出会いました。それでも楽しそうに遊ぶ子どもたち。そして、ストリートチルドレンや5歳児くらいの子がタバコを吸っている姿。

「もし彼らが大人になった時にどうなるのだろうか」

彼らが中学生、高校生となった時に彼らはどんな人生を送っているのだろうか、心配になりました。何かを諦めてしまっている途上国の子どもたち。僕にとって彼らの暮らしはとても他人事には思えず、この初めての新興国を通して、自分と将来の子どもたちの姿が重なったのです。

「一人の人間として生を授かっているのに、環境で可能性を左右されてしまう社会を変えたい」

このとき、「何かを変えたい!」とぼんやりしていた「何か」が自分の前にはっきりと現れました。自分が挑戦をあきらめかけたように、挑戦したくてもできない人、何をしたいのかすらわからない人が途上国にはたくさんいて、彼らのために何かできることはないか。新しい夢ができた瞬間でした。

「いつか」ではなく「いま」

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フィリピンから帰国してからは、これから何をするべきなのかを考えていました。「何か」ははっきりした。でもどう行動したらいいかわからない。その時はアフリカのケニアに交換留学に行って、それから決めればいいかと考えていました。

しかし、僕の頭の中にはフィリピンで出会った子どもたちの顔がどうしても浮かんできました。いま行動しない間にも、誰かが路頭に迷ったり、犯罪に手を染めたり、限られた世界で大人になり、抜け出せなくなっている。そんな現状を、この目でハッキリと見ました。

でも今の自分じゃ何もできない。じゃあこのままできないままでいいのか。それでは何も変わりません。この時、この一瞬にも 力をつけたい! そう強く思うようになってきた時、ちょうどe-Educationが海外インターン生を募集しているのを見つけました。

本当に自分がしたいことは何か、この学生時代にできることはないかと考えて、ケニアへの交換留学ではなく、e-Educationの海外インターンに応募することを決意しました。

面接では、今まで僕が歩んできた人生や親のこと、全てをぶつけました。そして、その場で代表の開人さんから握手をもらい、合格。あとはもう、進むだけです。

自分の道は自分で切り開いていく

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私はあのまま諦めていたら、生まれた場所でそのまま仕事をして、一生を終えていたでしょう。

やりたいことや進みたい場所があるのに、諦めてしまう、諦めなければいけない。きっと私だけの問題ではありません。

誰かに「無理だ。諦めろ」と言われることもあるでしょう。その「諦める環境」から抜けることができずにいる人たちもたくさんいると思います。

私は両親の支えのおかげで、そこから抜け出すことができました。だったら次は自分がまだそこから抜け出すことができない人たちを支えようと決意しました。

私がやろうとしている「社会を変える」ということには決して楽な道のりはありません。近道もありません。たとえそれが険しい道のりでも諦めず、前に進んでいく。そう決めました。

そうやって自分の背中を通して、「自分の人生は自分で決めるんだ!」と、彼らに少しでも勇気を与えていきたい。やりたいことは、諦めなくていい。この1年間、親から教えてもらったことを、次の世代に繋いでいくために、フィリピンで挑戦してまいります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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