アフガニスタン | トジョウエンジン https://eedu.jp/blog 途上国のイメージを豊かにするノンストップ・デイリーマガジン Sun, 09 Mar 2014 16:10:39 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.6.15 スケボーで信頼とつながり! アフガニスタンで始まったスポーツ交流と学びの場とは https://eedu.jp/blog/2014/03/10/afghani-youth-skateistan/ https://eedu.jp/blog/2014/03/10/afghani-youth-skateistan/#respond Sun, 09 Mar 2014 23:00:02 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=25959 軍隊キャンプのような外構え。しかし、塀の内側にあるのは、スケボーを楽しむ子どもたちの姿。 アフガニスタンに建設された巨大なスポーツ設備を持つ教育機関が、社会問題に悩まされる国において新しい教育を模索しています。この施設を […]

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軍隊キャンプのような外構え。しかし、塀の内側にあるのは、スケボーを楽しむ子どもたちの姿。

アフガニスタンに建設された巨大なスポーツ設備を持つ教育機関が、社会問題に悩まされる国において新しい教育を模索しています。この施設を作ったNGO「スケースティタン」の狙いは、スケボーで信頼とつながりを生み出していくことでした。

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学校づくりは安全な場所づくり

タリバンなどの旧支配勢力の脅威にさらされているアフガニスタンでは、教育制度の確立が難しい状況にあります。

地方の学校や女子は襲撃の対象になるなどの危険にさらされています。そこで、スケースティタンは安全な場所の提供することで学び場を提供しようとしているのです。

まず、子どもたちが自分自身で何をしたいのかを決める。そして安全な場所の提供と技術を学ぶ機会を提供することで貢献したいとしています。

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図書館など教育施設にも力を入れる。コンテナを積み上げて作られた校舎

働く子どもと女の子に教育を

スケースティタンは働く子どもと女子が参加できるよう注力してきました。アフガニスタンにおいて、女子は危険にさらされるだけでなく自転車に乗ることが禁止されたり制限事項が設けられています。

しかし、スケートボードには制限がないことに目をつけたスケースティタンは、スケートボードで女子を取り込むことにしたのでした。

今ではスケートパークを利用する400人の子どもの半分は女の子だと言われています。宗教や貧富の差は関係なく、ここでは子どもであれば誰でも参加することができるのです。

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軍施設を平和利用へ

スケースティタンは地元企業やスポンサーと協働してこの施設を建設。アフガニスタンのように貧困の問題や社会情勢が不安な国では、軍の施設を地元住民のために平和目的で使用し、安全な場所を増やしたいとしています。

スケートボードのようなスポーツを通じて子どもに教育を提供するこの運動は、社会情勢の安定しない国で新しい教育のかたちを模索しているのです。

[INHABITAT]

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【絶景Q】No.098 砂漠の真珠はここにあった!アフガニスタンの「バンディ・アミール湖」 https://eedu.jp/blog/2013/08/17/zekkei_q098/ https://eedu.jp/blog/2013/08/17/zekkei_q098/#respond Fri, 16 Aug 2013 23:30:00 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=14110 「砂漠の真珠」と呼ばれる場所をご存知でしょうか? アフガニスタンの「バンディ・アミール湖」は中東で最も美しい絶景スポットとも言われています。 日本にはなかなか耳にしない、砂漠の真珠をご紹介しましょう。 SPONSERD […]

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「砂漠の真珠」と呼ばれる場所をご存知でしょうか?

アフガニスタンの「バンディ・アミール湖」は中東で最も美しい絶景スポットとも言われています。

日本にはなかなか耳にしない、砂漠の真珠をご紹介しましょう。

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世界遺産のバーミヤンにあるもう一つの宝

バンディ・アミール湖は、アフガニスタンのほぼ中央に位置するバーミヤン州にあります。

バーミヤンといえば世界遺産の遺跡がある州。断崖に彫られた仏像や仏教寺院は2003年に世界文化遺産に登録され、多くの観光客がこの地を訪ねました。

しかし、1990年か後半から激化した内乱の影響を受け、2001年にはバーミヤン遺跡にある2体の大仏を破壊されてしまいました。美しい遺跡の破壊は、アフガニスタン内の混乱を知る世界的な一大事件になりました。

そんなバーミヤン遺跡のすぐ近くにあるバンディ・アミール湖。海外からのの観光客を受け入れていたときは、遺跡以上に人気があり、「砂漠の真珠」と呼ばれてきました。

バンディ・アミール湖は一つの湖ではなく、6つの湖の総称です。現在1つの湖が枯れてしまっているため実質は5つですが、どれも砂漠の中に広がる美しい湖であり、「真珠」という言葉が確かにしっくり来ます。

現在はアフガニスタン初の国立公園として、保護する体制が徐々に整備されつつあります。

まだ国内の治安が悪く、海外の旅行客はなかなか訪れることができませんが、砂漠の真珠を誰もが見に行くことが出来る日が早く来ることを願っています。

(photo credit: AfghanistanMatters via photopin cc)

次回の絶景Q〜ここはどこでしょう?〜

この「絶景Q」のコーナーでは、毎回途上国の素敵な景色をクイズ形式で紹介していきます。

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第99問は、こちらの写真。断崖絶壁にある白を基調とした美しい寺院。この素晴らしい絶景スポットは次の記事で紹介します。どうぞお楽しみに!

正解を見る »

▼「絶景Q」を最初から楽しみたい方はこちらから!

この画像をクリックしてください

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情勢不安定でも子どもたちに安全な学習環境を! アフガニスタンのシェルターとしても機能する学校 https://eedu.jp/blog/2013/06/07/afghanistan-maria-grazia-cutuli-school/ https://eedu.jp/blog/2013/06/07/afghanistan-maria-grazia-cutuli-school/#respond Thu, 06 Jun 2013 23:00:20 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=7547 まだまだ情勢が不安定なアフガニスタン。今回は同国の都市ヘラートにある学校「Maria Grazia Cutuli Primary School」を紹介したいと思います。 戦争での傷跡が残る地域の学校のデザインとして、「2 […]

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Maria Grazia Cutuli Primary School

まだまだ情勢が不安定なアフガニスタン。今回は同国の都市ヘラートにある学校「Maria Grazia Cutuli Primary School」を紹介したいと思います。

戦争での傷跡が残る地域の学校のデザインとして、「2013 Aga Khan Award for Architecture」という賞も受賞しているとのこと。鮮やかなブルーの校舎に何が秘められているのでしょうか。

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子どもたちが安全に学べる学校

特徴は何と言っても校舎が隠れるほどの高い壁です。建築のきっかけは2001年にイタリアのジャーナリストが殺された事件。このようなことを防ぐために、そしてまだまだ何があるか分からない状況なので、子どもたちを守るための建築デザインとなっています。

Maria Grazia Cutuli Primary School

Maria Grazia Cutuli Primary School

校庭、庭、図書館などたくさんの学び場

この学校には8つの教室、グラウンド、そして庭などもあり一通り学校としての機能は果たすことができます。また、図書館は少し高めに造られ、日差しが入ってくるようになっています。

戦争の教訓を生かして、学校にシェルターとしての機能を持たせるデザイン。中東やアフリカなどまだ不安定な地域で、いかに安心して子どもたちに学習してもらうかということのモデルになるような取り組みではないでしょうか?

[Maria Grazia Cutuli Primary School]

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1万個の風船が人々を幸せに! アフガニスタンの首都カブールでのフラッシュモブ https://eedu.jp/blog/2013/05/25/flashmob-project-kabul-10000-pink-balloons/ https://eedu.jp/blog/2013/05/25/flashmob-project-kabul-10000-pink-balloons/#respond Fri, 24 May 2013 23:00:44 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=7763 みなさんは、フラッシュモブという言葉をご存知ですか?「フラッシュモブ」とは、人々が一斉に公共の場に集結し、あらかじめ申し合わせた行動を突然とり始めることを意味します。 今回紹介する舞台は、戦争で混乱したアフガニスタンの首 […]

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みなさんは、フラッシュモブという言葉をご存知ですか?「フラッシュモブ」とは、人々が一斉に公共の場に集結し、あらかじめ申し合わせた行動を突然とり始めることを意味します。

今回紹介する舞台は、戦争で混乱したアフガニスタンの首都カブール。そんなカーブルに幸せを届ける1万個のピンク風船を使ったフラッシュモブプロジェクトをご紹介します。

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シンプルな幸せが空を舞う

アメリカ人マルチメディアクリエイターのアーボレダさんは今までに、風船を使ったフラッシュモブを日本含め世界5カ国で広げてきました。

今回アーボレダさんは、130人のボランティアスタッフと一緒に来月のフラッシュモブ成功のために既に準備を始めているそうです。

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今回のフラッシュモブでは、1ドル寄付することで、ピンク色の風船に手書きのメッセージを書くことができます。

アーボレダさんはこう言っています。

1万個の風船は、カーブルで芸術と伝統の証しとなる。戦争ではない。そして、実際のフラッシュモブの日にちは、サプライズだから事前に公表しない。人々が朝起きたら目の前に突然カラフルな光景が写ることを目的としてるんだ!

突然、周りの光景が一瞬にして変わる、フラッシュモブ。私たちの周りにもいつか表れるかもしれません。来月行われるというカブールのフラッシュモブが幸せを届けることに期待したいですね。

[PSFK]

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“脚”を失うことで救える命がある! そう、風力地雷除去装置「Mine Kafon」の”脚”ならば https://eedu.jp/blog/2013/01/19/mine-kafon/ https://eedu.jp/blog/2013/01/19/mine-kafon/#respond Fri, 18 Jan 2013 23:30:28 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=263 「地雷って、本当にあるの?」 どこか遠い世界の話のように感じている方も多いのではないでしょうか。日本に住んでいれば、地雷を気にして歩く事はありませんから、このように感じるのも必然です。 しかし、あるんです。世界にはまだ、 […]

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Mine Kafon

「地雷って、本当にあるの?」

どこか遠い世界の話のように感じている方も多いのではないでしょうか。日本に住んでいれば、地雷を気にして歩く事はありませんから、このように感じるのも必然です。

しかし、あるんです。世界にはまだ、7000万個も。

地雷マップ

地雷は安くて、でも命を奪う。

地雷は1つ300~1000円と、中学生のお小遣いで買う事のできる額です。しかし、ひとつ取り除くためには10万円かかります。

手軽に買える一方で、除去には莫大な費用のかかる地雷は、今現在も年間10万台除去される一方で、新たに200万台埋められています。この増え続ける地雷は、人々の手足のみならず、時には命さえ簡単に奪ってしまいます。

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地雷の問題をデザインで解決する!

この問題の解決を試みたのが、アフガニスタン出身のデザイナーであるマッスード・ハッサニ氏。

マッスード氏が幼少期に制作し使用していた、プラスチックや紙などの軽い材料から成る風力で転がる玩具から着想を得て、竹とプラスチックをベースにした球体「Mine Kafon」を作り上げました。

本体

中央部にGPSチップを内蔵しており、そこから竹の”脚”が伸びています。そして風に乗り転がり始めると、コンピューターを通して現在地や軌跡などがわかる仕組み。

地面

風で動くほど軽い一方で、地面とMine Kafonの触れる部分をみてみるとわかるように、地中に埋まっている地雷に刺激を与えるには十分な圧力がしっかりとかかるようになっています。

爆発
そして、地雷のある地点を通過すると地面と接触していたMine Kafonの”脚”が爆発。驚くべきは、その耐久性です。

脚が数本壊れた程度では走行に問題はなく、1機あたり3~4台の地雷が除去できるといいます。それにも関わらず制作費用はわずか51ドル、日本円になおしても4000円少々ですから、非常に安価であることがわかるかと思います。

Mine Kafonの脚が壊れれば壊れるほど、無くなれば無くなるほど、自由に歩くことの出来る範囲が広がります。

立入禁止

プロモーションムービーも要チェック!

プロモーションムービーの中で特に印象に残ったのは、地雷警戒地帯の前で”脚”を止める子どもの姿。そして、その中を縦横無尽に走り回るMine Kafonの姿。

このMine Kafonの走りまわる姿こそが、製作者マッスード・ハッサニ氏の夢ではないかと感じました。広い世界中を、Mine Kafonではなく私たちの”脚”で駆けまわることが出来る世界になったら、とても素敵ですね。

KickStarterで立ち上げたプロジェクトも、資金調達成功し勢いにのるMine Kafonに今後も目が離せません。

Mine Kafon | Callum Cooper from Focus Forward Films on Vimeo.

参考:数字で見る地雷問題

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