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本日ご紹介する絶景には「ドラマ」があります。

それは1匹のヌーから始まる冒険の話。タンザニアの「セレンゲティ国立公園」に生息する数百万頭のヌーたちは、毎年食料を求めて命がけの大移動を行います。今回はサバンナの壮大なドラマをご紹介しましょう。

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命をかけてマラ川を渡る!ヌーと肉食動物の戦い

セレンゲティ国立公園はタンザニアに広がる広大な自然保護地域。四国よりも大きなセレンゲティには、数百万を超える野生動物が生息しており、1981年にユネスコ世界遺産に登録されました。

この広大なサバンナを代表する動物はヌー。セレンゲティに生息する動物の2~3割がヌーだと言われており、食料の植物を確保するために、1年に2回大規模な集団移動をします。

しかし、この移動には危険が伴います。最初の試練は川渡り。川幅100mを超える巨大なマラ川には、世界最強と呼ばれるナイルワニが待ち構えており、1匹のヌーが川に飛び込むことで戦いの幕が開けます。

ヌーにとっての脅威はワニだけではありません。川の対岸にはライオンやハイエナといった肉食動物が待ち構えており、空からはハゲタカが襲ってきます。こんな危険な旅路が1,000km以上続くのです。

肉食動物たちの狙いは子供のヌーたち。弱い者ほど狙われるため、親たちは子供を必死で守ります。子供たちを群れの中心に入れ、その周りを壁のように囲いながら前へ前へと住んでいきます。

子供たちの命を守りながら様々な障害を乗り越えていくヌーの大移動は、自然界最大のドラマなのです。

(photo credit: lamsongf via photopin cc)

次回の絶景Q〜ここはどこでしょう?〜

この「絶景Q」のコーナーでは、毎回途上国の素敵な景色をクイズ形式で紹介していきます。

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第17問は、こちらの写真。今週最後のクイズは皆さんもきっとご存知のあの場所です。この素晴らしい絶景スポットは次の記事で紹介します。どうぞお楽しみに!

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