真っ赤な砂を見たことはありますか?
アフリカのナミビアにある「ナミブ砂漠」は世界最古の砂漠と呼ばれており、はるか昔からアフリカの大地を形づくってきました。今回は、数千年から続く砂漠の「赤」をご紹介しましょう。
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地球で一番古い砂の波を、赤く染めあげる朝日
ナミブ砂漠はナミビアにある細長い砂丘。幅は100kmに対して、長さは1,500km以上。高低差が激しく、300mを超える砂の山は世界中探しても他に例がありませんが、それ以上に珍しいのは砂の歴史です。
ナミブ砂漠は8000万年~1億年近く前に出きたと言われる世界で最も古い砂漠。恐竜よりが生きていた頃からアフリカの大地を作ってきた歴史ある自然なのです。
年間を通じてほとんど雨が降らないこの砂漠は、風によって波のような模様を作り上げ、まるで海のような美しい世界を作り出します。そして、この波が最も美しく輝く朝日を見るために多くの旅人がこの地を訪れますが、実は相当の覚悟が必要です。
砂漠の特徴は激しい気候の変化。日中40度を超えるような炎天下でも、夜は0度を下回る真冬のように冷え込みます。この気候の変化に耐えたものだけ、赤く輝く砂の丘を見ることができます。
真っ黒な夜が徐々に青白く染まっていき、地平線が黄色く光る朝の瞬間。凍った世界が徐々に熱を帯び、赤く染まっていく様子は、見る人たちの心まで温めます。
数千年前から続く赤い砂の世界。体力と覚悟のある方はぜひ挑戦を!
(photo credit: Erik B via photopin cc)
次回の絶景Q〜ここはどこでしょう?〜
この「絶景Q」のコーナーでは、毎回途上国の素敵な景色をクイズ形式で紹介していきます。
第20問は、こちらの写真。赤い砂の次は白い砂です!この素晴らしい絶景スポットは次の記事で紹介します。どうぞお楽しみに!
▼「絶景Q」を最初から楽しみたい方はこちらから!
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