こんにちは。e-Educationミャンマー担当の小沼武彦です。前回の記事では、メールの返信が来ず、待ちの一週間に焦りが募ったことを綴りました。

今回は、ミーティングを行い、前回お世話になった寺院学校(僧院)を訪るまでのことを綴りたいと思います。

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右側が日本語通訳者のモオさん

日本語通訳者のおかげで、強力な協力者を発見!

遂にメールを受け取り、火曜日のミーティングの日が来ました。

今回のミーティングの相手は、モオさんというミャンマー人の日本語通訳者の方です。お昼頃に彼のオフィスに伺い、日本語でプレゼンすることになりました。

「こういった活動をミャンマーで行って、今ニーズ調査を行っている段階です。」

一通りプレゼンを行い、質疑応答を行っていると彼がすごく優秀な方だと気がつきました。考え方にバランスが取れており、教育にも関心がある。彼かもしれない。

モオさんは、日本語の通訳で日々忙しいのですが、週末に寺院学校(僧院)で語学学校を無料で開くとのこと。週末に学校の視察等を行うということなので、一緒に同行していいか頼んでみました。

「同行してもよろしいでしょうか?」

「もちろんさ!」

土曜日にお会いする約束をし、その日は事務所を後にしました。

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ターゲット確定!高校修了書の大切さを知る

モオさんとのミーティングのおかげで、ターゲットが絞れてきました。実は、どの世代にも英語ニーズがあることは見えてましたが、まだターゲットが決まっていませんでした。

モオさんと話しているうちに、「寺院学校に通っている高校生を対象」にして活動を行うことがベストなのではないかという考えにいたりました。

ミャンマーでは、高校を卒業するためには、高校修了試験に合格しなくてはいけません。高校修了試験に合格すると修了書が貰え、その修了書は就職に役立つます。

もちろん、日本と同様、大学の学位があった方が就職に優位ですが、高校修了書を手に入れないと就職活動のスタートラインに立てないということをモオさんからお聞きしました。

「これかもしれない!」と、久々に手応えを感じました。

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農村部でも同じ状況なのかを調査

モオさんから様々なアドバイスを受け、ニーズが確定してきましたが、「農村部の人はどのように考えているんだろう?」という疑問が胸の中に残っていました。ターゲットを確信するために誰かもう1人に相談したい。

そのように考えた時に頭をよぎったのが、前回お世話になったザガインの寺院学校のみんなでした。

あそこにいってみよう。そして本当に田舎でも、修了書が必要なのか調べてみよう。そうして、深夜バスに乗り込みザガインへ向かったのでした。


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