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身につけるだけで気持ちも明るくなる色とりどりのスカーフ

なめらかな質感で、色とりどりの鮮やかな色が目を引くシルクのスカーフ。実は、カンボジアの女性たちがひとつひとつ手織りで作ったものなのです。

今回ご紹介するのは、カンボジアの読み書きのできない女性の支援、貧困解決のために生まれたブランド「メコンブルー」です。

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丹精込めて作られているスカーフ

メコンブルーは、「読み書きのできない女性に、職人として技術を身につけてもらうことで、尊厳をもたらし、貧困からも解放したい」という創設者のチャンタ・ヌグワンさんの想いから生まれました。

カンボジア難民として育った創設者の想い

カンボジアの農村部では、まだまだ女性への教育が重視されていません。そのため、読み書きができないまま大人になった人が沢山おり、そういった人たちはなかなか職にも就くことができません。

自身も幼少時代を難民として過ごした経験のある創設者のチャンタさん。女性が自立できる社会を強く願い、カンボジアの読み書きが出来ない女性を支援するために、「Stung Treng Women’s Development Center(以下STWD)」を設立したのです。

STWDでは、機織りの技術習得も行っており、その習得した技術でメコンブルーも製作。メコンブルーは、ユネスコのハンディクラフト部門でも3度受賞に輝いています。その売上は、雇用創出だけでなく、伝統技術の継承、識字教育や学校教育に必要な物資支援などにも充てられています。

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伝統的な技法で綺麗に染められた糸

このメコンブルーの日本への流通サポートを今年から始めた団体があります。それが、「NPO法人ポレポレ(スワヒリ語で 「ゆっくり」 という意味)」です。

カンボジアの農村から日本、世界へとつなぐ架け橋に

お客様から、そして、カンボジアの女性たちからも長く愛されるブランドになるために必要となるのが、作り手のいるカンボジアと買い手のいる日本とのつながりです。

そこで現在、現地カンボジアからの情報発信として、ブランドブックを作成するプロジェクトが進んでいます。ブランドブック作成にあたり、NPO法人ポレポレでは、クラウドファンディングサイト「READYFOR?」で支援を募っています。

ブランドブックは、工房の様子、メコンブルーを作っている女性やその過程といった現地の情報が、沢山詰まったものとなります。また、現地へは日本で開かれるイベントでの様子やお客様の声を届けるそうです。

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メコンブルーのスカーフを作っている女性たち

素晴らしいソーシャルプロダクツを生んだ途上国の女性支援の形。ぜひチェックして、スカーフも実際に手にとってみてはいかがでしょうか?

[メコンブルー]


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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