ワールドカップで盛り上がった南アフリカ共和国。
大会の開催に合わせて、たくさんのツアーが組まれ、世界中の人々が南アフリカの美しい自然の魅力を知りました。
人々が手を入れていないにも関わらず、芸術のように美しい自然に満たされた南アフリカ。今回はそんな「野生」の魅力が詰まった「ナマクワランド」をご紹介します。
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世界最大規模を誇る野生植物の宝庫
南アフリカの首都ケープタウンから北へ300km。平原を抜けると、「ナマクワランド」と呼ばれる荒野(半砂漠地帯)が広がっています。
この地域の年間降水量は150mm以下で、1年を通してほとんど雨が降りません。冬の終わり、(南半球のため)7月になると雨が降り、そして待ち望んだ春がやってくると、荒野は一気にその姿を変えます。
春のはじめ、8〜9月になると、「ナマクワランド」には野生植物ワイルドフラワーが一斉に開花します。黄色やオレンジの花々が、辺り一面、地平線まで続き、アフリカの春を明るく彩ります。
東西南北、数百kmに渡ってワイルドフラワーが咲く「ナマクワランド」。世界最大規模の植物畑であり、4000種類を超える自然植物が確認されています。「神々の花園」という名前も決して過言ではありません。
しかし、花のお祭りはずっとは続きません。春が進み、1ヶ月程すると、「ナマクワランド」はまた荒野へ姿を変えていきます。短い間しか、カラフルな花畑を見ることはできないのです。
まるで日本の桜のような、南アフリカのワイルドフラワー。春が来るのが待ち遠しくなりますね。
(photo credit: mmmavocado via photopin cc)
次回の絶景Q〜ここはどこでしょう?〜
この「絶景Q」のコーナーでは、毎回途上国の素敵な景色をクイズ形式で紹介していきます。
第112問は、こちらの写真。旅好きな方ならきっと知っている有名な川。この絶景スポットは次の記事で紹介します。どうぞお楽しみに!
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