昨日ご紹介したインド、バラナシのガンジス川。
ヒンドゥー教徒の憧れの地であり、人々は日の出と共に沐浴をはじめます。朝日に照らされながら、川の中で祈る人々は旅人達の記憶に深く刻まれます。
今回ご紹介するのは、朝のバラナシではなく、夜のバラナシ。ガンジス川の見どころは朝だけではないのです。
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バラナシの夜に響き渡るヒンドゥーの祈り
バラナシの中心にある沐浴場。夕方になると、祈りの舞台がセットされ、大勢の人が集まってきます。現地の人々、修行僧、旅人が一箇所に集まり、空が真っ暗になるとプジャがはじまります。
プジャとはヒンドゥー教の礼拝を指しますが、静かな祈りの儀式ではなく、踊りと歌に溢れたお祭り。ステージの上で、ヒンドゥー教の男性達が鈴の音に合わせて、踊りを始めます。
沐浴場の周りには、1000人を超える人々が集まります。ステージの周りだけでなく、川に浮かぶボートからもプジャを見ることができます。川には礼拝のための花が浮かんでおり、川に揺られながら祭りを楽しむことができるのです。
このプジャは、毎日開かれることも大きな特徴。毎日のように大勢の人が集まり、ガンジス川の夜を明るく彩ります。一度参加すれば、観光客のための儀式ではなく、これまでずっと続いてきた伝統的な礼拝であることがきっと分かるでしょう。
日の出の沐浴から始まり、夜のプジャで終わるガンジス川の一日。もしバラナシに行かれる方は、ぜひ1日どっぷり、ガンジス川の魅力を味わってみて下さい。
(photo: 三輪開人)
次回の絶景Q〜ここはどこでしょう?〜
この「絶景Q」のコーナーでは、毎回途上国の素敵な景色をクイズ形式で紹介していきます。
第114問は、こちらの写真。久々の動物絶景です。こんな可愛らしいアザラシを見ることができるスポットは次の記事で紹介します。どうぞお楽しみに!
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