「聖地巡礼」
きっと多くの日本人にとっては馴染みのない言葉でしょう。しかし、イスラム教徒にとって、聖地巡礼とは信仰の証であり、義務なのです。
イスラム教を深く信仰する人々にとっての聖地であり巡礼の目的地、それがサウジアラビアの「メッカ」です。
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100万人が同じ目的のもと、同じ場所を目指す旅
サウジアラビアのマッカ州の州都の地名を問われてサッと答えることが出来る人は少ないでしょう。しかし、そこが「メッカ」という地名であることを知れば、一気にイメージは膨らむのではないでしょうか?
世界史を学んでいない人でも、「メッカ」がイスラム教における聖地であることをご存知の方は多いはずです。そして「ハッジ」と呼ばれる巡礼の旅を想像する人も多いことでしょう。
イスラム教には日々の礼拝やラマダン(断食月)の断食など、5つの義務がありますが、そのうちの一つが「ハッジ」です。ハッジとはメッカへ向かう巡礼の旅を指し、金銭的余裕のある者は死ぬまでに少なくとも一度は行わなければなりません。
旅といっても、それは単なる旅ではありません。毎年決まった時期(巡礼月)に一斉に行われる100万人規模の大移動です。国内だけでなく、海外からも多くのイスラム教徒が聖地を目指します。
メッカにたどり着くまでの道のりも決して楽なものではありません。何日もかけて、祈り続け、歩き続けて目的のモスクへと向かうのです。やっとの思いで辿り着いたメッカは、巡礼者誰にとっても絶景に違いありません。
祈りが聞こえてくるような巡礼の写真。信仰の力強さと深さを感じる絶景です。
(photo credit: transposition via photopin cc)
次回の絶景Q〜ここはどこでしょう?〜
この「絶景Q」のコーナーでは、毎回途上国の素敵な景色をクイズ形式で紹介していきます。
第126問は、こちらの写真。次回も「聖地」のご紹介です。この絶景スポットは次の記事でお伝えします。どうぞお楽しみに!
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