注目を集めているエコなスマートフォン
いま、みなさんの手元にあるスマートフォンの部品の原料が、小さな子どもたちが鉱山で働き、採っているものだったとしたら?
その資金が武装勢力が武器を買うために使われていたら?
みなさんはどのように思われますか。
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クラウドファンディングから生まれたスマートフォン
部品調達から生産まで倫理的につくられた「フェアフォン」にいま、注目が集まっています。
クラウドファンディングで資金調達をし、5000台の事前注文が入れば製品化が実現するとのことで、はじまったこのプロジェクト。実際、プロジェクトは成功。2万台製造したうち、既に1万台の予約が入っており、大量生産へ向かいつつあります。
製造過程も透明化!全てリサイクルからできる携帯電話の製造が目標
携帯電話の部品の原料の一部に、アフリカのコンゴで武装勢力が支配する鉱山でとれたものがあります。その鉱山では、幼い子どもたちが危険に身を置きながら働いているそうです。
製造過程・価格の理由を透明化
このような現実がある中、注目が集まっているフェアフォンは、原料は紛争のないエリアから調達され、企業は携帯に必要な金属を不法な勢力の資金源として提供しないことを保証しています。
デザインもスタイリッシュなフェアフォン
このフェアフォンは、下記のような機能を搭載、対応しています。
- OS:Android4.2(Jellybean)
- CPU:Mediatek6589
- カメラ:8メガピクセル
- ストレージ:16GB
- ディスプレイ:4.3インチタッチディスプレイqHD
- デュアルSIM対応
- 傷のつきにくいDragontrailのガラス
フェアフォンの価格は、325ドル(約4万2千円)と少々高め。しかしながら、顧客は購入する際に、スマートフォン製造に携わった業者のリストをダウンロードすることもできます。
このリストをダウンロードすることにより、製造過程も透明化し、価格の理由も納得できるというわけです。
リサイクルから生まれるスマートフォンに!
このプロジェクトの最終目的は、携帯を完全にリサイクル材料から作ること。
そのため、このフェアフォンも製品自体が社会を意識するとともに、環境保全をめざし、リサイクルできるように解体しやすくできています。
また、売り上げのうちの3ユーロ分を、電子廃棄物を撤廃する資金として使用。さらには、今年の9月に、10万もの携帯電話やバッテリーを安全にリサイクルしたり、フェアフォン購入者には携帯電話のリサイクル場所の紹介サービスを行ったりと、確実に最終目的に近づいています。
現在はヨーロッパのみの展開ですが、スマートフォン業界に新しい風を吹き込む予感がします。フェアトレードの理念から生まれた「フェアフォン」の今後の動きに注目です!
Fairphone: Buy a phone, start a movement from Fairphone on Vimeo.
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