【絶景Q】No.153 シルクロードの中心にある「青の都」！ウズベキスタンの「サマルカンド」

シルクロードと聞いて何を思い浮かべるでしょう？

黄色に砂の道を思い浮かべた方に、ぜひ合わせて覚えて頂きたい、ウズベキスタンの「サマルカンド」。

別名「青の都」と呼ばれる美しい都市が、シルクロードの中心にあるのです。

文化交流の象徴たる青いタイル

長い歴史を持つシルクロードの中心都市サマルカンド。その昔、世界制覇を目指したアレクサンダー大王も絶賛するほど、サマルカンドには都市としての美しさがありました。

13世紀、チンギスハンの攻撃を受けて都市は一時崩壊したものの、14世紀には英雄ティムールによって復興が進みました。世界各地の建築士や芸術家の協力もあり、美しい「青の都」が復活したのです。

今回の写真に映るレギスタン広場には３つのマドラサ（神学校）があり、勉学の地でもありますが、かつては政治・経済・文化の中心地であり、シルクロードの商人達が行き交う場でもありました。

その交流の歴史を象徴するのが、サマルカンドの多くの建築物で用いられている青いタイル。中国の陶磁器とペルシアの顔料を作る技術が合わさって生まれたものであり、文化交流の証でもあります。

この複合的な文化は世界中から高く評価され、2001年には世界遺産にも登録されました。結果、サマルカンドにはより多くの「青」が生まれ、保護されるようになりました。

東西の文化が混ざり合って生まれた青と、そんな青に包まれた美しい都市。ぜひとも行ってみたいですね。

(photo credit: NotMicroButSoft (Winter Survival – Keran Top Exped via photopin cc)

次回の絶景Q〜ここはどこでしょう？〜

この「絶景Q」のコーナーでは、毎回途上国の素敵な景色をクイズ形式で紹介していきます。

第154問は、こちらの写真。迫力満点の巨大な城。この絶景スポットは次の記事で紹介します。どうぞお楽しみに！

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