世界では、毎年約100万人の子どもが生まれたその日に亡くなっているといいます。
このようなヘルスケアの問題にモバイルテクノロジーを用いて立ち向かおうとしている「Medic Mobile」というシリコンバレー発の企業をご紹介します。
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携帯電話で遠隔地からの情報共有を可能に
主に途上国を中心に活躍している、「コミュニティ・ヘルス・ワーカー」と呼ばれる人たちをご存知でしょうか?
コミュニティ・ヘルス・ワーカーとは、慢性的な医師不足に悩まされている途上国において、医師に代わって基本的なヘルスケアサポート(予防接種や健康教育など)を行う、コミュニティメンバーのことを指します。
このコミュニティ・ヘルス・ワーカー、平均して1人当たり100世帯を担当していると言われています。これまで、コミュニティ・ヘルス・ワーカーは集めた世帯の情報を歩いて医師まで届けていました。
この点に注目したのがMedic Mobileでした。コミュニティ・ヘルス・ワーカーに10ドルの安価な携帯電話を提供することによって、コミュニティ・ヘルス・ワーカーがわざわざ医師のもとまで歩いて行かなくても、患者の情報を共有できるようにしたのです。
750万人が恩恵を受ける
今年、Medic Mobileはさらにウェブアプリケーションの「Kujua(スワヒリ語で「知ること」の意味)」をリリース。各コミュニティ・ヘルス・ワーカーから集められた情報を集約、視覚化し、医師がより正確な意思決定を行う手助けをします。
同社は現在、サハラ以南のアフリカ各国と南アジアで主に活動。2013年末には750万人が恩恵を受けることになるということです。
Medic Mobileの活動を紹介したこちらのムービーも、あわせてご覧ください。
[Mashable]
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