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皆さんこんにちは。ルワンダでe-Education Projectを進めているドガです。

前回は、DELL社の社会企業コンペ(DELL Education Challenge)第一審査のためのプロジェクト紹介ページで試行錯誤したこと、について書かせて頂きました。

さて、本日は予選(第一審査)の結果と、二次審査通過に向けて僕がルワンダと日本で同時に立ち上げたチームについてご紹介させて下さい!

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結果は・・・

僕が世界のどこかの空港にいた共同代表アツさん(税所篤快)と電話で話し、Goサインを頂き、一次審査のためのガザプロジェクト紹介ページを提出したのは締め切り1時間前でした。

とにかくシンプルさ見栄えを重視したWEBページ。写真をうまく使ったり、フォントを使い分けたりと、他とは全く違ったデザインになっており、予選を突破してセミファイナリストになれる自信はありました。しかし、「優勝しなければ意味がない」という思いが大きなプレッシャーとなっていました。

ーー数日後ーー

ガザプロジェクトの代表として登録してあったアツさんのメールアドレスにDELL社から一通のメールが届き、早速電話がかかってきました。

アツさん:「ドガくん、とりあえず一次通過!!」

ドガ:「よっしゃ!」

思わず小さくガッツポーズしました。まだ戦いは始まったばかり。500組から20組のセミファイナリストに絞られ、ファイナリストになり、テキサス・DELL本社への切符を手にすることができるのはここからさらに5組。これからが本番です。

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さらなるクリエイティビティが求められる二次審査

二次審査は、個々のプロジェクトの詳細を様々な形で見せ、僕一人では到底できない3つのタスクが課されました。

  1. 2分以内のプロジェクト紹介ビデオの作成
  2. 5つの質問に答えること
  3. プロジェクトのロードマップの作成

僕は当時、アフリカ・ルワンダにいました。ガザプロジェクトの担当はアツさんでしたが、ここまで来たのだから、いっそのこと僕がファイナルまで審査資料を担当し、進めることになりました。

以前も書きましたが、e-Educationは前回大会、”e-Education in 5 Continents”で優勝は逃したものの、ファイナルまで進んでいます。今回も、その時と同じ3つのタスクでした。

そのため、まず僕は前回大会でe-Educationが作り上げた上記3つを確認し、大体のポイントを掴みました。しかし大きな問題は、僕一人ではビデオ作りなど不可能だということ。そこで東京とルワンダで、間接的にファイナルに進むためのチームを形成することにしました。

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1. 2分以内のプロジェクト紹介ビデオの作成

ビデオや映像は、文字などより大きな印象を与えることが多いです。そのため、ここだけは経験者にやってもらいたいと思い、ルワンダでビデオ作成ができる人を探そうとしました。

しかし、ガザプロジェクトの写真はあっても、肝心の動画が僕の手元には無かったのです。それに加え、無償で短期間でクオリティの高いビデオを作成してくれる人材など探すだけ時間の無駄だと思い、僕はアツさんに誰か探してくれるように頼みました。

そこで登場したのが、K大学在学中の、Tさん。以前e-Educationの紹介ムービーを作ってくれたことがあり、アツさんの知り合いだとのこと。二つ返事で今回の要望も受けてくれました。

実は二次審査締め切りまでは1週間しかなく、すぐに東京チームにビデオ作成をお願いし、とりあえず3日後にスカイプで連絡をとることに決定しました。

2. 5つの質問に答えること

これは、DELL社側がセミファイナリスト20組に出した5つの質問に数行程度で答える、というタスクです。

  1. あなたのイノベーションは何ですか?
  2. 誰に一番インパクトを与えますか?
  3. 誰が資金を提供するのですか?
  4. あなたの成功は何ですか?
  5. そのためにどうするのですか?

このタスクは僕一人で受け持つことにしました。英語力がチームで一番高いことに加え、一次審査の内容とかぶっていたこともあり、シンプルにこれもまた攻めることにしました。

3. プロジェクトのロードマップの作成

そして一番難しいのがロードマップの作成。これは、今までのプロジェクトの軌跡・財務状況・将来像などをスライド形式にした一種のプレゼンテーションです。

フォーマットは自由なのですが、それが逆に難易度を上げ、デザイン性に優れていることはもちろん、分かりやすさや正確さも求められます。第一審査ではシンプルさを追求したのですが、ロードマップはただシンプルにしても中身の筋が通ってないと逆効果です。さらにインパクトのあるデザインが重要視されるとのことで、僕は少し悩みました。

その答えを探しに、僕はIT起業家の集まる「kLab」に久しぶりに行ってみることにしました。そこで手を上げてくれたのが映像デザイナーのルイス。

「DELL社の世界大会で、もしファイナルに進出できればこの動画は世界中の人に見られることになる」と強調すると、「ok」と返事をしてくれました。もちろん彼の今までの作品(ポートフォリオ)もチェックし、技量を理解した上での選択でした。

共和政ローマ期の政治家、文筆家、哲学者・マルクス・トゥッリウス・キケロはこんな名言を残しています。

人間の一生を支配するのは運であって、知恵ではない。

僕の今までの人生ではなぜか、毎回焦っている時に「運」が味方してくれるのです。ルイスに出会えた時も、そして僕が今e-Educationに関わっていることも。怖いくらいに最後は正しい方向へこのが導いてくれているような気がします。

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自分でレコーディングし、映像を作成することもあるルイス

怒濤の1週間

ルワンダでプロジェクトを進めている際には、徹夜で生徒たちのためにDVDをコピーしたりと、何かと時間に追われることが多かったです。今回も、締め切りまでビデオ作成の東京チーム、5つの質問とロードマップ担当の僕とで、1週間以内に全てを最高のクオリティにしなければなりません。

特にビデオ作成は不安でした。何かとこういうコンペに燃える僕は、他のチームと比べ物にならないほど高いスタンダードを持っていました。そのため、東京チームが作成するビデオが僕の想像していたものと違う場合など、不安要素はたくさんありました。

それでもここは信用するしかありません

来週は、実際に出来上がった3つのタスクをご紹介します。お楽しみに!

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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