世界中の「女性」はみんな美しくなりたいのかもしれない。だから、コスメを用いて途上国支援をする。
向田麻衣さんが代表を務める、一般社団法人Coffret Project(コフレ・プロジェクト)は、コスメのパワーで、途上国に暮らす女性たちが自信を持って生きていけるきっかけ作りを目指しています。
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まず、日本の女性から品質上の問題がなく、使用されなくなった化粧品を回収します。これまで、ネパール、フィリピン、インドネシア、トルコなどに累計5千点を超える化粧品を提供してきたとのこと。
「コスメ」による新しい途上国支援のかたち
途上国支援の分野といえば、農業、経済、教育、保健衛生、栄養、政策などはよく耳にするかもしれません。しかし、「コスメ」による支援を今まで聞いたことがありましたか?
ただでさえ、成果を数字や形で表しにくいことも多い途上国支援で、あえて「お化粧」による支援を選んだ向田さん。お化粧は女性に笑顔と自信を与えるパワーがあると信じているからこそ始めたプロジェクトであるものの、周囲から「お化粧して、なんの意味があるの?」なんて言われたこともあったそうです。
被災地での活動で笑顔を見て確信!
この1年、ネパールやトルコでのワークショップをやっていても手探りの状態だったと言います。ただし、石巻や福島など被災地の活動で、たくさんの人のお化粧をして、その場が変わってみんなが笑顔になっていく姿を見て、「あ、やっぱり間違ってない!」と自信を持てたそうです。
これ自体がひとつの幸せの形であることが実感でき、吹っ切れたと言います。
いまでは、メイキャップの職業訓練を開設し、経済的な自立も目指した支援を始めています。これまでの途上国支援とはちょっと違った、新たな価値観とやり方で走り続ける向田さん。
新しい途上国支援のかたちを考えている団体にとって、向田さんの迷いや葛藤に対する姿勢は参考になるのではないのでしょうか。
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